一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1030  ちちろ鳴くキッチンドリンカーいつからか  章子

2013年09月15日 | 

 「ちちろ」とは、コオロギ(蟋蟀)のこと。日本人にとって、秋の虫の代表と言ったら、やはりコオロギで、その中の代表がツヅレサセコオロギであろう。家の中にも入りこみ、私達の生活に最も親しみ易いからだ。

 但し、コオロギと一口に言っても、古代ではセミ(蝉)も含むあらゆる鳴く昆虫を指していたらしい。広義に言えば、マツムシ・スズムシ・クツワムシなども含まれてしまう。

 さてこの句、作者はもういつ頃から始めたか分からないほど、長いことキッチンドリンカーらしい。数十年なのかもしれないが、お元気なのだから飲酒の適量は越えていないのだ。結構なことである。

イタドリ(虎杖)

コメント (3)
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