一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1019  雨上がりものみな澄みて秋に入る  沙会

2013年09月05日 | 

 越後に入ってからずーっと雨。熱帯低気圧になった台風に、前線が刺激されているらしい。2時過ぎに、バスは宿泊先の越中宇奈月温泉に到着。掛け流しの露店風呂に入り、ありきたりの旅館料理(名前はホテル)を食べ、しばしの休息。

  夜9時にバスが八尾に到着すると雨は止んでいた。天候は、やはり杞憂だった。この句のように、雨が塵芥を押し流し、冷気を呼び、皆さん正に初秋を実感したのではないだろうか。

 さて、風の盆は江戸時代から始まっているが、現在のような祭形式になったのは、明治以降という。当時の八尾は輸出産業の養蚕が盛んで、越中の絹織物の集散地であり、薬などと共に商業が盛んだった。当然、財をなした羽振りの良い旦那衆が沢山いるから、遊郭なども繁盛していたそうである。関西・関東からも歌舞音曲の人々が集まり、洗練された「おわら節」と優雅に振付された花柳流の「踊り」が考案されたのだそうである。

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コメント (3)
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