川端康成の雪国の冒頭ではないが、晴れが一変し関越自動車道の長いトンネルを抜けると、空はどんよりとして霧雨が降っていた。
たとえ小雨でも楽器が濡れると、おわら節も踊りも中止になると聞いているから、今夜の「風の盆」は中止だろうか。折角の旅がオジャンになるかもしれない・・・・
しかしこの句には、なるようにしかならないんだから、そんなことは心配はせず、精一杯秋の旅を楽しみましょう、という作者の達観の境地が感じられて快い。
さて、本来の「随道」は中国語に由来し、棺を埋めるために、地中を掘り下げて墓穴へ通じる道のことを言う。「隧道」とも書き、現代では「トンネル」と同義。
ハギ(萩 ) マメ科ハギ属の落葉低木