石川さゆりさんの曲をこのブログで取り上げたのは、10年以上も前の「朝花」というシングル1曲のみです。もちろん彼女は超ベテランの一線級ですので、主に若手歌手を応援するという趣旨にそぐわなかったことがあります。
ところで今回1月3日に発売された彼女の新曲「夫婦人情」を取り上げましたのは、先日に書いておりました新曲歌謡レッスンの初回講座が昨日にあり、そのレッスン曲がこの曲だったからです。
レッスンの内容は男性講師が楽譜にそって歌唱ポイントを説明し、全員でキーを変えながら練習します。次回からは冒頭で一人ずつ前回の曲を歌ってもらうとの指示でした。受講者は女性が多いので、レッスン曲は女性曲2・男性曲1の割合とのことです。
さて、この「夫婦人情」ですが、キャッチコピーは“明るく軽快な、浪花の夫婦演歌の決定盤”で、メロディーも歌詞も凝らず親しみやすい曲です。私は「朝花」のときに、彼女の魅力は、優しさ、素朴さであると書いていました。その点ではまさにこの曲は、彼女の優しさ、素朴さを前面に出した曲だと思います。
一見歌いやすいように思える曲ですが、こうしてレッスンを受けてみると非常に奥が深く、難しいものだと感じます。これまで自己流で歌ってきましたが、ゼロからの出発の気持ちで努力したいものです。
石川さゆりさんには、後輩の多くの歌手の模範・目標としてさらに精進されて、ますます高みを目指してほしいと思います。