ベテラン歌手、大月みやこさんはなかなか意欲的と言いますか、昨年は4月の『母なる海よ』に続き、早くも9月には新曲『海鳴りの駅』が出ました。最近は演歌歌手の場合、1年に1曲のペースで新曲を出すことが多いので、この彼女のペースはかなり早いと言えるでしょう。
『母なる海よ』が彼女にとっては異色の作風だったので、今回は演歌の王道に戻って女性の心情を歌い上げるということで、早めに出されたのだと思います。
この『海鳴りの駅』は、私が受講している新曲歌謡レッスンの本年最初のレッスン曲になっています。音程の幅が広くて、出だしすぐの低音部は歌いづらく、かといってキーを上げると高音部がきつくなってくるのでやっかいな曲です。講師によると、男性でもカラオケではノーマルが標準らしいです。
歌詞を見ると「心のほころび」とか「ちぎった手紙 カモメになって」など印象的な表現があり、細やかでありながらスケール感もあるいい曲だと思います。
ベテランの彼女ならではの歌唱といった感じも強い曲ですが、何とかマスターして自分なりに表現できればと思っています。