まつざき幸介さんの1月16日に発売されたばかりのシングル『グラスの花』です。彼もこれまでほとんど知らなかった歌手ですが、先の河嶋けんじさんと同じく、小田純平さんの弟子だと知りました。
彼は2006年に42歳でデビューしたので遅咲きの歌手ですが、小田純平さんに見込まれて着実に歩んでいるようで、これから注目していきたいと思います。
さて、この『グラスの花』は、作詞が朝比奈京仔さん、作曲が小田純平さんと、先の『十六夜川』と同じコンビです。朝比奈京仔さんの歌詞は、女性の細やかな心情を新鮮な語句で表現していて、上手だと思います。この曲でも「雨に折られた 赤い花」「グラスの花に さとされて」「寝おぼれながら」といった語句が目を引きます。
メロディーはやはり小田純平さんらしく、ゆったり情感に満ちた雰囲気で、歌詞の内容とよく調和しています。この曲も聴くほどに味わいの増す曲だと言えるでしょう。
この曲もカラオケで愛好されて、彼の今後の活躍へのきっかけになればいいですね。私も『十六夜川』とともにレパートリーにしたいと思っています。