このgooブログへの移転後では初めて竹川美子さんを取り上げます。と言いますのは、かつてteacupでこのブログを立ち上げたきっかけは、デビューから日の浅い彼女を少しでも応援したいとの気持があったからです。
今や中堅どころの演歌歌手として安定した人気の彼女ですが、移転後のこのブログでも応援を続けていきたいと思います。
さて、5月11日に発売された彼女の新曲が『ひとり岬宿』です。
内容は、男性と別れた女性主人公が、以前に二人で泊まった岬の宿に一人で訪れ、切ない思い出にひたるといったものです。
この曲のキャッチコピーを見ると、(デビュー曲の「江釣子のおんな」のテイストを感じる“健気”で“か細い”女性像を竹川美子が演じます。)となっていて、ブログを立ち上げた頃に何度か彼女のデビュー曲のキャンペーンに行き、直接お話もしたことを懐かしく思い出しました。
確かに健気さと、か細さという彼女の持ち味をうまく引き出した曲で、特に高音の歌唱でのうまさは絶品です。
特徴としては哀愁味のあるイントロに続く、たたみかけるような歌い出しで、ここでしっかりと聴く者に印象づけます。
作曲は彼女の師匠の叶弦大氏、作詞は昨年の『女のいろは坂』に続き原文彦氏です。
歌詞では甘えた彼の肩を思い出したり、彼がお酒を飲むときの癖を真似てみたりの内向きの心境から、各コーラスのラストでは「漁火」「海鳴り」「霧笛」と視点が海の彼方へと向っている、そのあたりの転換を味わうのもいいかなと思いました。
演歌ファンには絶対におすすめしたい素敵な曲なので、是非大きくヒットしてほしいと思います。
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