6時45分起床。
朝食は鮭フレークオートミール。
妻と娘を見送ってから身支度を整え、少し早めに家を出る。
8時40分過ぎに出勤。今日は午後半休を取っているので、急ぎで仕事を進める。
12時半に退社し、京浜東北線で蒲田へ出る。
今日は理容室でパーマの予約をしているのだが、時間に余裕があるので、東急線に乗ってみよう。
多摩川線に乗るか池上線に乗るか迷って、味のある1000系車両が入線してきた多摩川線を選ぶ。
1000系は確か、私と同じくらいの年齢の車両である。
蒲田に住んでいた頃は、仕事で東横線沿線へ向かう時などにちょくちょく乗っていた。
下丸子駅で下車。多摩川線の途中駅で下りるのは初めてである。
駅のすぐ隣にお目当てのお店がある。
出身大学の先生のブログに度々登場する食堂「喜楽亭」である。多摩川線に乗ってすぐ、ここでお昼を食べようと決めた。
チキンカツ定食を頂く。副菜も豪華だ。
鶏肉が厚くて柔らかい。思っていたチキンカツと全然違う。これは美味しい。
客が私1人だったこともあって、食べながら大将と色々な話をする。このお店があと数年で創業100年を迎えるという話から、下丸子の街の歴史や特徴などについて教えて頂いた。
大満足でお店を出る。副菜も多くてご飯も大盛りだったので、全てを食べきれなかったのが申し訳ない。次はご飯を半分にしてもらおう。
大将に教えて頂いた、一足早く創業100年を迎えたという床屋さんを見に行く。見た目はそれほど歴史がある感じに見えないが、ドアに「SINCE1992」と書かれている。
下丸子駅は「喜楽亭」の創業当時からあるが、当時はホームひとつの無人駅で、走っているのも1両編成の列車だったそうだ。当時のこのあたりは田畑だらけで、その後多摩川沿いに工場が建設されて人口が増え、今ではその跡地にマンションが建ったりして、都心部へのベッドタウンとしての人気が高まっている。
ひとつだけ聞けなかった(聞かなかった)ことがある。大将は3代目だそうだが、「後継者はいるんですか?」という質問は、一見が聞くのは憚られる。
蒲田へ戻り、駅前にある「洋服の青山」に入る。洗濯機で洗えて着心地も抜群だという「ノンプレッシャースーツ」なるものが気になっていたのだが、私の年齢では手が出しづらい(もっと若い人向けの)ものだった。
理容室のある大森方面へ向かう。
呑川沿いを歩く。
歩道橋を渡り、以前住んでいたマンションのほうへ。
マルエツがすぐ隣にあって、便利な場所だった。ただ、何か食べたいと思えば深夜でもすぐに買いに行けたので、体重とお財布にとってはあまり良い環境ではなかった。
団地下がますます寂しいことになっている。
妻とよく行っていた焼肉屋さんは健在だった。ちょっと高いけど、その分美味しかった。
「きりん珈琲」に入ってみる。
確か、以前は個人の居酒屋さんだった場所だ。一度テイクアウトで焼き鳥を買ったことがあったが、店員に見た目がファンキーなお兄さんたちが多いものの、接客は丁寧で雰囲気がとても良かった記憶がある。焼き鳥の味は、ちょっと覚えていない。
あずきミルクカフェを注文。最初に珈琲のコクが来て、後味に洋酒のようなフルーティーさが残る。これは大好き。
さくらプリンも頂く。可愛らしい見た目とは違い、かなり食べ応えのあるプリンである。桜の風味もしっかり強い。飲み物もスイーツも美味しいとなると、次は食事メニューも食べてみたい。特に、厚焼たまごサンドが気になる。
今年の3月11日午後2時46分は、素敵なカフェで迎えた。あれからもう11年も経ったのか。
予約時間の2分前に「ソフトヘアー」に到着。思っていたより距離があった。
昨年の11月13日以来、3ヵ月ぶり2度目のパーマをあてる。パーマは完成形が気に入っているのはもちろん、施術そのものが好きだ。髪を引っ張りながら巻いていくのがマッサージのようで気持ち良いし、途中でパーマ液をしみ込ませる時間があるのもゆっくりできて贅沢だ。今回も、お世話になりました。
京急線で帰ることにして、大森町商店街を歩く。
気になる看板を見つけ、立ち止まる。
「吉田屋製菓」という和菓子屋さんだ。
「あんもち」はもちろん、この並びで異彩を放っている「あんドーナツ」も気になる。
あん餅を3つ、あんドーナツを1つ購入。女将さんに、あん餅の焼き方を教えて頂く。
商店街を歩き、大森町駅を目指す。
思ったよりも遠かった。
京急線に乗るのは久しぶりだ。
京急蒲田でエア急に乗り換える。
京急東神奈川で下車し、JRに乗り換える。駅名が変更になってしばらく経つが、私の中では未だに仲木戸のほうがしっくり来る。
19時過ぎに帰宅。娘のお迎えは、一足早く帰ってきた妻が行ってくれた。
入浴と洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。
夕食は豚バラうどん。妻の味付けが絶妙だ。
デザートは、先ほど「吉田屋製菓」で買ってきたあん餅。
お餅のようにトースターで焼いて食べる。
私はこしあん、妻はつぶあんを食べる。期待をはるかに超えて美味しい。蒲田に住んでいる頃に出会っていたら、毎日のように買いに行っていたかもしれない。次の理容室の帰りも買おう。
その勢いであんドーナツも食べる。昔懐かしいずっしりとしたあんドーナツである。
体重を計ったら、しっかり増加していた。今日はまあ仕方ない。
日付が変わる頃に就寝。