はちきんizyのアメリカ丼

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山あり谷ありの国際結婚ブログです。

お経

2008-02-05 | 日本の家族
私を育ててくれた祖母はよく般若心経を唱えていました。

子どもの頃は時々 隣に座らされた事もありました。

そのせいか 般若心経はなつかしい響きをもっています。

祖母のような流れで唱える事はできませんが、

ふられている ひらがなを 追いながら 何度か 唱えさせてもらいました。


交通事故で亡くなった 祖母を思う時、

あの世で痛みから開放され安らかにしている事を願い唱えます。

私の事を心配していた祖母の供養は

なによりも私がこの世で幸せに暮らす事だと信じています。


父を思う時 私は彼の魂を求めて唱えてしまいます。

父は青年期に精神分裂病と診断され、

その後 欧米で分裂病者にされていた

外的手術である ロボトミーを受けました。

社会復帰は結局できず、海のそばにある高知の精神病院で

15年間 入院生活をおくり 心筋梗塞で亡くなりました。

今はもう行われていないロボトミーは

患者を無気力、無感情にします。

父が入院したのは昭和30年代後半でしたが、

その頃の精神病者の治療の目的は 彼らの社会復帰ではなく

患者をおとなしくさせる事であり、

カウンセリングより 強い精神安定剤が使われました。


私が知っている父はもうすっかり 薬づけにされていました。



もう寝ます。


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