はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

彼の悲しみ

2017-06-02 | 友人たち


メモリアルデーで祭日だった月曜日,


バッキーの職場仲間が集まって

プールパーティーがあった。



  


気温はさほど高くはなかったが

青空には恵まれた


プールの水が温かくされていたので

1人でプールに入れない

恥ずかしがり屋のけいちゃんと

私も ドボン



  



この家の持ち主であるティムさんは

5-6年前に

 90代半ばだったお母様を亡くされ

それ以後 一人暮らしをされている。









お母様が亡くなられてから

庭にプールが作られ

キッチンも新しく改装された、、、が

リビングはお母様がおられた頃と

何一つ変わらない。


 彼女のコレクションだった

小さな置物たちが

埃一つ被らず

テーブルの上に

    列になって並べられていた。


まるで そこだけが 時間が止まったかのよう

一瞬、身体が硬直した。







そして

"ティムは 未だに

母親を亡くした悲しみから

立ち直れていないのよ、、。"


言った知人の言葉が

思い出され

胸がキュンとなった。



知人がその時 呆れたかのように

その話をしていたのは

 亡くなられたお母さまが90代半ばで高齢だった事や

 亡くなられてから

   5-6年の歳月が経っている事からかも知れないけど



彼の癒されない悲しみを

そんな風に 捉えたくない、、、と

 そう思う。


ただ

家族を亡くした 深い悲しみが分からない私は

  言葉もなく


”リビングは母さんがいた時と

  同じまま、、、手は一切つけていないんだ。"


と言うティムさんの顔を見る事さえ出来ず

黙って頷ずき 聞くだけだった。



"今日は楽しかったよ。

今度は カメ君も連れてきたいけど 良いかな"


帰り際 バッキーがティムさんに訊いた。

この夏

又 ティムさんと時間を過ごす機会が出来そうだ。

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