はちきんizyのアメリカ丼

料理にすると丼カップル
はちきんイジーとアメリカンいごっそうバッキーの
山あり谷ありの国際結婚ブログです。

危険な自己判断

2017-06-07 |  健康、美容


今週末コロラドの家族がやって来るので

 美容院に行く時間も

  スティックで白髪隠しをする時間もないので 

ちょっと 早かったけど

 月曜の朝 美容院へ行って来た。


いつもと大して変わりはないけど

前回より ハイライトを少なくし

  ダークな仕上がり



カラーとカットをしてもらったので

美容師さんとの時間も約1時間半


どちらからともなく

   お互いの話が始まる。





何の話からか

  私の両親の話になり

その話が終わってから

 沈黙が数秒間続いたので


”美容師さんのご両親は まだお若いですよね。”  と

彼女の両親の事を訊くと

”私の両親は私が小学生の時に離婚したのよ

 父親の元で私たち兄弟は育ったんだけど

 その父は10年前に亡くなったの。”
  と美容師さん


”そうなんですか

お父様は ご病気か何かで?” 
 と

訊いた私に


肩で短い息を吐いてから

 美容師さんがその日の話をし始めた。



  




 30代から糖尿病を持つ彼女の父親が

   67歳だった年のある日

白内障の手術を受けた彼は

  丁度 インフルエンザにも罹っていた。


"私の夫も同じ時にインフルエンザにやられてたの、、。"

言った彼女は

隣に住む父親の世話ばかりしてはいられなかった、、、と


言っていたのかもしれない、、。




普通の人でも 風邪などにかかると

  アドレナリンが出て 血糖値が上がったり

 又 風邪の症状による

  水分不足などからも

   それが上がるらしい。 





 風邪で食欲もなかった父親は

   食事をしていなかったこともあり

 自己判断

  その日 血糖値を下げる薬を摂らなかった。


その夜 薬を摂らなかった父親の血糖値は

  急上昇し 

 糖尿病性昏睡に陥り 

 そのまま 亡くなってしまわれた、、、と言う。


予期もしない 突然の死




”風邪で血糖値が上がるって 知っていれば

 クスリを摂るように 勧めたのに、、、”
  と


  言った美容師さんは

自分を責めるようでもあり

 父親の死は自分のせいではない  と

   言っているようでもあった、、。





この10年間 

 いろんな思いの中で苦しんできた彼女を感じた。








”あの夜 目薬をさしに 父さんの家に行ったのよ

 風邪でとっても具合が悪かった父さんが

帰ろうとした私に

 (ドアを閉めて ロックもしておいてくれ。)ってそう言ってから


まるで この夜 死んでしまうのを知ってるかのように

最後に

 (俺を一人で死なせてくれ。) って言ったのよ、、、。”
  と


  美容師さんがそう言った時

彼女の表情が軽くなり

重い息が吐き出されるかのようでもあった。




又 家族の死 を話題にしてしまったけど

風邪などを引くと

血糖値が上がる事を伝えようと思い

この話題にした。

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