ターン・バック/TOTO(1981)
1.ゴールデン・ガン
2.イングリッシュ・アイズ
3.リブ・フォー・トゥデイ
4.ミリオン・マイルズ・アウェイ
5.グッドバイ・エリノア
6.スタンド・ユー・フォーエバー
7.ターン・バック
8.ラスト・ナイト
気のせいかもしれないが、日本で最も人気のあるロックバンドはTOTOではなかろうか。とにかく、ファンが多い。「ファンです」と公言しなくても、何かのきっかけでTOTOの話が出ると、「実は好きなんです。昔、よく聴いてました」と言い出す人が多くて、「えっ!あなたもですか?」と驚いてしまうバンドのNo.1である。少なくとも、僕の周囲では。去年の来日公演も、僕以外は皆行ったのではないか、と勘ぐってしまうくらい、見に行った人が多かった。ファン率の高さといったら、ビートルズ・ストーンズ・クイーンの3大Bを凌ぐのではないか。この3大Bの場合は、熱心なファンが多数いる反面、「知らない、聴いたことない、興味ない」という人の数もそれなりに多いのだが、TOTOに関しては、そういう人は皆無とすら思える。コピバンだってたくさんあるし。何故、TOTOはこんなに日本で人気があるのか。
TOTOといえば、さらに不思議なのだが、メンバーの中では特にジェフ・ポーカロが人気あるように思う。ドラマーが一番人気というのも珍しいけど、この人の場合、ドラマーでない人にも大変な人気があるのだ。ジェフ・ポーカロ、コージー・パウエル、キース・ムーン、の3人は“ドラマーでない人にも人気あるドラマー”のベスト・スリーと言っていい。ま、確かに上手い人ではあるけど...
ただ、TOTOのサウンド・イメージを固めていたのは、ジェフ・ポーカロであるのは間違いない。この人のプレイを一言で言ってしまうと「タイト&ジャスト」、非常にかっちりとしたプレイをする人だ。ルーズなノリとか、ファンキーな感覚とかは、あまり感じられない。それまでのロックやR&Bのドラマーとは、明らかに違うタイプ。要するに黒くないのだ。そこいらが物足りない、という声も聞いた事あるけど、そのジェフ・ポーカロの“上手いけど黒くない”ブレイが、TOTOのようにブルージーでもなくファンキーでもなく、けどロックンロールでもなくプログレでもない、というバンドの音にはピタリとハマるのだ。彼がTOTO結成以前にプレイしたスティーリー・ダンやボズ・スキャッグスにも、それは当てはまる。黒人音楽をルーツにはしているが、それを独自に消化してコピーではない新しいタイプのロックを志向した彼らに、ジェフ・ポーカロのドラムは大きく貢献した。そしてTOTOやボズの成功は、後のブラコンやAOR、或いは産業ロックといったジャンルの確立に繋がっていく。そういったジャンルの音楽が徐々に浸透していった70年代から80年代にかけて、ジェフ・ポーカロが多くのセッションに参加しているのは、単に上手いからというだけの理由ではない。彼の“黒くない”プレイが必要だったからなのだ。ジェフ・ポーカロは“非黒人音楽”の第一人者なのである。
やや話が逸れたが(笑)かくいう僕もTOTOは好きだった。ジェフ・ポーカロにも憧れ、尚且つ影響を受けた一人でもある。その割には、自分のプレイに片鱗すらないのは悲しいが(爆) アルバムも、ジェフ・ポーカロ存命中の『キングダム・オブ・ティザイア』まではずっと買ってた。ドラマーが現在のサイモン・フィリップスになってからは、あまり聴いてないけど^^; 1995年の『タンブ』の印象があまりにも悪かったせいもあるが(笑)、やっぱりジェフ・ポーカロのいないTOTOなんてTOTOじゃない、という思い込みもあったからだ。なので、1998年のデビュー20周年記念盤『TOTO XX』は、喜んで聴いてた(笑) けど、バンドとして本当に好きなのは、この『ターン・バック』を含む80年代前半までのTOTOである。こればかりは否定できない。
という訳で、やっと『ターン・バック』の話になった(爆) かなりギターを前面に出し、ハードロックバンドみたいな作りだが、実は哀メロ(Cジャスミンさん)満載のアルバムなのである。最初に聴いた時は、それこそギターが目立ちすぎてるような気がして、今イチ好きになれなかったが、何度も聴くうち、丁度高校を卒業する頃で精神的に不安定だった事もあって(笑)、哀愁すら感じさせる楽曲たちにすっかり魅せられてしまった。「ミリオン・マイルズ・アウェイ」「ラスト・ナイト」あたりも、ほろりとするメロディの佳曲だが、なんといっても僕は「スタンド・ユー・フォーエバー」が一番好きである。歌いだしからサビに至るまでのメロディが、とにかく素晴らしい。そこに絡むアルペジオも秀逸。ギターソロも泣ける。次曲の「ターン・バック」へのシーケンスもドラマチックでたまらん。地味ながらも名曲である。
冒頭を飾る「ゴールデン・ガン」もまたカッコいい曲なのだが、この曲もホロッとくる部分がある。「グッドバイ・エリノア」は、その頃周囲の連中はこぞってコピーしてた。TOTOのコピバンなら、必須曲であろう。この曲もそうだけど、全体的にシンプルに作ってあるようでいて、さりげなく高度なテクニックをかましてくるのが、実にTOTOらしい。その上、哀メロ(Cジャスミンさん)てんこもりだ。当時、日本でよく売れたのが分かる気がする(笑) 個人的には、『宇宙の騎士』や『ハイドラ』の方が好きだけど、『ターン・バック』はTOTOのアルバム中、最も琴線に触れる曲が多いアルバムと思う。故に、想い出深いのだ。人を喰ったジャケットもよろしい(笑)
話題にも上りませんでしたね。
もし、そんな人間が居たら破門ですわ。
「タイト&ジャスト」大嫌い人間ばかりでしたから(笑)
そんなに「タイト&ジャスト」が好きならコンピューターにやらして
おけばいいじゃない?って感じです(爆)
ちなみに私はTOTOよりINAXが好きです(爆爆爆)
あの、意味のない伏せ字は、何か意味があるのでしょうか?(爆)
>ライラックにTOTO好きは一人もいませんでした
おお、やっさんを忘れてた(笑) もちろん、去年の来日公演行ってないですよね?(でも、エイジアは行った...爆)
>そんなに「タイト&ジャスト」が好きならコンピューターにやらしておけばいいじゃない?って感じです
いえ、コンピューターは「デジタル&テクノ」であって、「タイト&ジャスト」とは違うんです。分っかるかなぁ~分かんねぇ~だろうな~(チョー古っ!)
>私はTOTOよりINAXが好きです
ワタシの出身地には、古くから東○陶器の工場があり、地域に密着してて非常に馴染みが深いので、やっぱりTOTO派ですね。けど、その東○陶器も不景気のあおりを受け、数年前ついに我が町から撤退してしまいました。今では、更地となった跡地を見るたび、世の流れの無情さを思い知るのです(最後は意味不明)。
後は、「ターン・バック」の歌詞で「a」を「エイ」と読んでるところに感動しました。
>若者が揃って起たん起たんでは情けない
「勃たん」という字を使った方が、分かりやすいかと^^; ちなみに、僕は「ダダ~ン」と歌ってました。
>「a」を「エイ」と読んでるところに感動しました
たまに、「エイ」と読む場合がありますけど、意味が違ってきたりするんでしょうか?
ちなみに強調するときは「エイ」
いや、あの、意味がない、って自分で書いてはるし(笑)
>もちろん、去年の来日公演行ってないですよね?
来てたんですか?
>(でも、エイジアは行った...爆)
乱れ打ちが好きなんですよ(笑)
>今では、更地となった跡地を見るたび、世の流れの無情さを思い知るのです
自分自身がそうならないように精進するのみです(若干意味不明)。
彼が中3の頃友達とバンドをやってまして、学校祭で「Gift With A Golden Gun」をやってたのを聴いて「中学生の分際で生意気だ」と思ってました(爆)
弟はキーボード・プレイヤーですが、最初はギターをやってて「キーボードでロック?だっせ~」なんて思ってたそうです。それを変えたのがスティーヴ・ポーカロ&デヴィッド・ペイチだったそうで。
今アレンジャーの仕事をしていますが、そのきっかけになったと言っても過言ではない、と。
私の所にどういうわけか?「TURN BACK」のジャケをB5の白紙に弟が写し書きしたものがバンド時代の写真と一緒にあります。
下ネタはちょっと・・・(爆)
でも、TOTO自体、TOTOにキンボールとか、「ジョージー・ボージー・プット・イン・パンツ」と歌ったりとか、下ネタには事欠かないバンドでした。
麻雀でドラ捨てるとき「ハイドラ」と言ってました。
> ちなみに、僕は「ダダ~ン」と歌ってました。
その場合「ボヨヨン、ボヨヨン」と続いてしまいます。
「ガール・ライク・ユー」をイントロから歌ったら、いつも「大都会」につながってました。
>ちなみに強調するときは「エイ」
字数稼ぎかと思ってました。
TOTOのアルバムの中で
1番好きなジャケットです。(笑)
曲は悪くないんだけどさ、この頃からスティーブLのギターの音がさ~
ジージーしてきた気がするのは私だけなんでしょうか?
曲作りやサウンドプロダクションがスティーブL
寄りになってくるとそんな気配が見られましたね。
私もジェフポーカロ大好きです。
ファンキーな感覚...あるけど無いように
聞かせるのがジェフポーカロの凄いとこ!!
TOTO XXの”miss sun"(だよね?)
には涙しました
サイモンフィリップス私も苦手です。
ジューダスの時もMSGもどうもだめでした。
(笑)
ギタリストのくせにドラマーにはうるさい
私BB@sapporoです。(爆)
私もTOTO好きです。昨年のライブも行きました。
今のTOTOも良いのですが、初期4枚のアルバムのほうが思いいれが強いぶん、どうしてもこっちのほうが好きです。
なかでもターンバックが一番好きでした。
私の仲間内でもターンバックは非常に評価が高かったのですが、どうも世間では初期4枚の中では一番評価が低いようです。
どの曲も大好きです。