日々の覚書

MFCオーナーのブログ

秋の夜長はプログレ

2007年11月11日 00時42分05秒 | 音楽ネタ

Progressiverock

音楽を聴くのに季節は関係ないのだが、やはり特定の季節に聴きたくなる音楽、というのは誰にでもあると思う。僕の場合は、春は女性ポップス、夏はハードロック、冬はブルース、そして秋はなんといってもプログレなんである。

ま、なんというか、別に深い意味はない(笑) プログレの場合、長い曲が多いので(おいおい)、秋の夜長にピッタリという気もするし、文学的イメージもあるので(ほんとかよ)、読書の秋とリンクして、やっぱり秋はブログレ、なのである。

そんなプログレの秋にぴったりの企画がある。当ブログでもお馴染み、“メタフィジカル・ロック・バンド”「よたろう帝国」のリーダーであるよたろう皇帝が立ち上げた、「プログレ普及会」の総決起集会が、来る12月15日(冬じゃん)に、これもお馴染み京都・北山のBBAで催されるのだ。「プログレ普及会」とは何かというと、早い話、プログレ好きが集まって、プログレの名曲を演奏して楽しみましょう、というもので、セッションみたいなものだけど、ここからパーマネントなプログレのコピバンが生まれる可能性もある訳で、ま、とにかく、そういう企画なのである(いいかげん)。

実は、プログレはろくに知らない僕であるが、一応この「プログレ普及会」のメンバーになっていて、決起集会でも何曲か演奏に参加する事になっている。よろしかったら、皆さん是非聴きにきて下さい。詳細はよたろう皇帝のブログを参照のこと。聴くだけでなく、会員になって一緒に演奏するのもアリですよ(笑)

もちろん、これを読んでいる人の中にも、「プログレって何? どんなの?」と思っておられる人も多いだろう。といっても、僕がプログレとは?なんて講義が出来るはずはない(笑) が、僕にとってのブログレ3大バンドというと、

ピンク・フロイド
イエス
エマーソン、レイク&パーマー

結局ここいらになってしまう。が、プログレという言葉から連想される、「曲が長い」「クラシックの要素も取り込んでいる」「幻想的な雰囲気」「ジャケット、アルバムタイトル、歌詞も含めた知的なイメージ」といった要素は、ほとんどこの3バンドが満たしていると思う。なので、この3バンドの代表作、例えば『狂気』『原子心母』『危機』『こわれもの』『展覧会の絵』『恐怖の頭脳改革』といったアルバムを聴いてみれば、プログレを知らない人でも、だいたいのイメージが掴めるのではなかろうか。数あるプログレ・バンドの中でも、この3組は比較的聴きやすいし、CDも容易に入手出来る。出来たら、日本盤を買って、邦題も合わせて楽しんで頂きたいが(笑)

だいたい、何故この3バンドなのか、というと、中学生の頃は、プログレと言えばこの3バンドくらいしか聴いてなかったからだ。クリムゾンもジェネシスも、あまり知らなかった。キャメルは今年初めて聴いた(爆) そういう僕に、プログレを語る資格はないので、ここいらで止めておく(笑)

という訳で、いい機会なので(どういうこっちゃ)、皆さんも秋の夜長はプログレを楽しんでみては如何でしょう?(爆) 「プログレ普及会」の総決起集会もよろしくね(爆爆)

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責任

2007年11月05日 23時25分20秒 | スポーツ

さっき小耳に挟んだのだが、最近少年野球などで、ピッチャーをやりたがる子供が減っているという。驚いてしまった。なんだかんだ言っても、野球においてはピッチャーが一番目立つポジションであり、憧れの的だと思っていたからだ。僕は野球をほとんどやった事ないが、一番上手な子がピッチャーになる、くらいは知ってる。なりたくてもなれない、それがピッチャーだったはずなのに...

聞く所によると、負けたら責任を負わねばならない(勝利投手、敗戦投手なんて言うくらいで)ピッチャーは割が合わない、と親が止めさせるケースが多いという。でもって、もっと無難なポジションを選択させるとか。無難なポジションって何だ? まさかファーストとか言ってるんじゃないだろうね。球を取り損なっても、大抵の場合投げた方にエラーがつく、とかなんとか。

これは、悪しき勝利主義の影響なんだそうな。打たれて負けたら、後で何言われるかわからない、だからピッチャーは損だ、という事らしい。勝利主義云々、とは違うような気もするが。

てっきり、完全試合目前でチームの勝利の為に代えられる、なんてバカらしくてやってられないよ、なんて言う子供が、ここ4~5日で急増したのかと思ってしまった(爆)

しかし、子供の頃からリスクを避ける選択をするようでは(しかも、親が先導している)、この子らの将来には、何の期待も持てないな。楽しておいしい所だけ取りたい、という事なんだろう、要するに。そういうのって、サイテーだとオジサンは思うぞ(笑)

そんなにリスクを負うのがイヤなら、野球より綱引きでもやればよろしい。あれは、勝っても負けても責任の所在がはっきりしないからいいと思うが(笑)

でも、それなら、全ての責任はオレが取るから、オジサンにピッチャーやらせろ、と言いたくなってしまうね(爆)

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爆弾

2007年11月04日 00時30分38秒 | 与太話

中国の話だが、こんなニュースを見つけた。

「爆弾持ってるよ」空港内騒然

ま、要するに、空港内で持ち物検査をした所、ある老夫婦の荷物に不審な物が見つかったので、係員が「何ですか?」と訊ねたら、「爆弾だ」と答えたので、大騒ぎになった、というニュースである。この老夫婦が持っていたのは、もちろん爆弾ではなく、「卵の包み揚げ」という中国山西省の伝統料理だったのだが、中国語では「爆弾」と「卵の包み揚げ」が同じ発音なので、騒ぎになったらしい。なんとなく笑える話だ。

で、この話を聞いて連想した事がある。

僕の母は、昔バンバーグにゆで卵が入っている料理を、よく作っていた。焼き上がったハンバーグを二つに切ると、ゆで卵が出てくる、というものだ。言葉だけでは分かりづらいと思うので、絵を見て頂いた方がいいかな。こんな感じ。

Bakudan

決して、人の顔ではないので、念の為(笑)

で、この料理を母は「爆弾ハンバーグ」と呼んでいた。何故、そういう名前なのかは不明。母曰く、「おばあちゃんがそう言ってた」つまり、祖母(=母の母)がよく作っていた料理で、ネーミングも祖母からの直伝という訳だ。しかし、なんでこれが「爆弾」なのか?

で、冒頭のニュースだが、中国山西省の「卵の包み揚げ」を中国語では「爆弾」という訳だ。もしかすると、この「爆弾ハンバーグ」と「卵の包み揚げ」は、見た目はよく似た料理なのかもしれない、なんて思ってしまった。卵を何かで包んで揚げて、二つに切ると↑の絵みたいになるのではないだろうか。ならば、祖母が「爆弾ハンバーグ」と呼んだ理由も理解できる。

となると、また疑問がある。何故、祖母は「卵の包み揚げ」なんて料理を知っているのか? 祖母かつて中国にいたとか、中国で生まれたとか、聞いた事はない。というか、祖母は2002年(平成14年)に92歳で亡くなっているので、1910年つまり明治45年の生まれという事になる(合ってる?)。この頃は、満州国も出来てないはずで、中国で生まれる日本人は珍しかったのでは? それとも、若い頃(当然結婚する前とみてよかろう)に、中国に旅行した事がある、とか。でも、大正や昭和の初期に、一般人の中国旅行なんて出来たんだろうか?

う~む、謎は深まるばかりだ。祖母の過去、ねぇ...(笑) 

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“非情采配”ではない!

2007年11月03日 13時26分05秒 | スポーツ

中日ドラゴンズ日本一!

さて、歓喜の夜から2日明けて、なんとなく平常心になってきた(笑) 一昨日の試合終了後テレビを消してしまったので、優勝特番も見てないし、ビールかけも見てないのだが、おそらくファンにとっては涙なくしては見れない(聞けない)シーンの連続だった事だろう。

しかし、あのビールかけというヤツ、単なる乱痴気騒ぎという気もするのだが、何故見てるだけで感極まってくるのだろう? いや、中日だからというだけでなく、他球団でもビールかけのシーンは感動してしまう(巨人と西武除く...爆)。

で、今回の中日ドラゴンズ日本一に関して、物議を醸している事がある。そう、8回までパーフェクトだった山井投手を、9回岩瀬投手に交代させた、落合監督の采配についてだ。昨日からネットの記事や掲示板投手に交代見てると、正に賛否両論、近頃プロ野球ネタで、これだけホットに盛り上がった事はなかったのではないか、なんて気すらする。

賛の意見を集約すると、「日本シリーズで完全試合なんて前例がない大記録なのに、目先の勝利を優先して、山井を交代させた落合監督は無粋だ。野球ファンの夢を壊す行為である。プロ野球人の風上にもおけない。」というものだ。ま、頷けない事もない。しかも、完全試合で日本一決定なんて、この先何百年プロ野球が続いても、達成できるとは思えない。正に、世紀の瞬間を潰したとも言える訳で、その点はちと残念かな、とも思う。

スポーツライターの玉木正之氏がこういう意見で、自身のサイトにも書いているので、興味があったら読んでみて欲しい。

ま、確かに分かる。けど、今回はペナントレースではない。日本シリーズという、特別な舞台なのだ。中日は勝たねばならなかった。日本シリーズでは弱い、という世間の風評をくつがえすためにも勝たねばならなかったのだ。何よりも、落合監督がそれを一番強く感じていたと思う。だから、完全試合目前の山井を代えた采配については、当然であると僕は思うし、落合監督の判断は正しいと思う。結果論かもしれないが、9回を岩瀬が三者凡退に抑え、二人かがりとはいえ完全試合を達成したので、山井にも傷がつく事はなかったし。そして、何よりもファンは喜んでいる。

これまた結果論だけど、山井を続投させたらどうなったか分からない。けど、あの試合には勝ったと思う。同点、または逆転されるのが怖かったから、山井を交代させたのだろう、という考えの人も多いが、これは違うと思う。もちろん、確実に勝つには岩瀬に交代した方がいいし、また日本一の瞬間にはマウンドには岩瀬がいなければならない。経過がどうあれ、岩瀬が最後に登場するのは必然だったのだ。

落合監督は小心者ではない。もし、小心者の監督だったら、あの場面山井を続投させたろう。大記録を達成させてやりたい、という親心もあるが、所詮完全試合なんて個人の記録だ。打たれて負けても山井自身の責任であり、続投させた監督が批判される事はない。目前で交代させて逆転された方が、世間から叩かれるのだ。そう考えると、勝っても負けても全ての責任を背負い込む覚悟で落合監督は交代させた訳で、小心な人に出来る行為ではない。並の人間なら、逆転されるのが怖くて山井を交代させる事なんて出来ないだろう。僕が監督だったとしても、交代させなかったと思う。あんな場面で、そんな勇気ないです(笑)

落合監督の頭の中には、日本一になる事、それもナゴヤドームで達成する事、しかなかったはずだ。本拠地で、大勢のファンの目の前で、胴上げを見せる。長年応援し続けてきたファンに対する究極のファンサービスである。その為に、山井を交代させて勝ちにいった。誰が、その采配を責めることができよう。。勘違いしてる野球関係者も多いけど、プロ野球なんてファンあってこそ、なのだ。目の前で優勝してファンに喜んで貰う。これのどこがいけない。大勢のファンの見てる前で素晴らしい試合をし、しかも勝った。これを成し遂げた落合は、名監督と呼ばれてもいいのではないか。その為の山井の交代、言っちゃ悪いが、原・岡田・ヒルマン・バレンタインといった他チームの監督に、果たしてこんな事が出来たろうか。決して、“非情采配”なんかではない。

だいたい、完全試合という、あくまでも個人の記録を、まるで球界全体の名誉であるかのように捉えるから、今回のような批判も出てくるのだ。そこで、まず間違っている。もし、山井が完全試合を達成したとしても(それはそれで凄い事である。その事を否定する気はさらさらない)、中日が日本一になれなかったら、あまり意味がない。「プロ野球選手の仕事は勝つ事だ」と、かの広岡達朗は言ったけど、個人のプレーは全てチームの勝利に結びつかなければならないのだ。勘違いしてはいけない。まず、チームの勝利ありき、である。山井だって、ここで完全試合を達成すれば、一生保証される、という訳ではあるまい。

という訳で、僕はファンの為、チームの為に勝利にこだわった落合監督の判断を断固支持する。とにかく、あの試合は特別だった。同じ日本シリーズでも、日本一に王手をかけていなければ、山井は間違いなく続投だったろう。いやほんと、落合監督もかなり悩んだと思のでは。でも、岩瀬が三者凡退に抑えたおかげで、監督の判断は間違っていなかった事は証明された。決断した監督も凄いが、それに応える選手もあっぱれ。中日ドラゴンズ恐るべし、である。

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歓喜

2007年11月01日 22時57分11秒 | スポーツ

実は、書こうと思っていたネタがあったのだが、しかし今日のネタはこれしかないではないか!(笑)

中日ドラゴンズ日本一達成!バンザ~イ!!

なんと53年ぶりの日本一である。53年前といえば1954年、昭和で言うなら29年、あのルー大柴や田尾安志やカルロス・ゴーンが生まれた年である。こう書けば、その長さが理解して貰えるだろう(意味不明)。プロ野球12球団の中では(楽天を除けば)、最も日本一から遠ざかっていたチームなのである。でも、リーグ優勝はそこそこしてるのだ。去年までで優勝7回。セ・リーグでは巨人に次ぐ優勝回数を誇る。でも、日本シリーズでは負け続けていた。2回しか日本シリーズに出た事ない横浜(大洋)が2回日本一になり、ヤクルトは6回出て5回日本一になっている。広島だって、6回出て3回日本一だ。それに対して中日は7回出て1回日本一になっただけ。阪神(5回出て1回)を下回る確率の低さ。一体強いのか弱いのか。

そんな中日が、今年からセ・リーグにも導入されたクライマックス・シリーズ(以下CS)のおかげで、シーズン2位にもかかわらず日本シリーズの出場権を得て、そのまま日本一になってしまうなんて、皮肉なものだ。やっぱりこのCSという制度はおかしい(笑) 僕は前から言ってるけどね(爆)

でもいいのだ。制度があるなら、それを利用して正々堂々と中日は日本シリーズに出場し、そして勝った。実に素晴らしい。ほんとに、このCSそして日本シリーズでの中日は強かった。阪神相手の2連勝は予想できたけど(ファンの方申し訳ない。けど、力の差も勢いの違いも歴然としてたのは、認めざるを得ないと思うよ)、巨人相手に3連勝するとは思わなかった。最終的には勝つとは思ってたけど。

何故こんなに中日は強かったのか。いや、中日は強いのだ。それを言うなら、何故CSから日本シリーズへと続く試合の連続の中で、その実力をフルに発揮する事が出来たのか、という方が正しい。去年まで、中日は日本シリーズに出ると、いい所なくあっさりと負けてばかりだった。そんな中日が今年は信じられないくらい変貌していた。

それにしても、中日が日本一を決めた今日の第五戦、呆れるくらいカッコいいゲームだった。正直言って、出来過ぎ。先発山井が8回までなんとパーフェクト・ピッチング。一人の走者も出さなかった。9回は守護神岩瀬が登場、やはり三者凡退に抑え、山井と二人で完全試合達成。攻撃では日本ハムの先発ダルビッシュの前に1点しか取れなかったけど、その1点は平田の犠牲フライによるもの。投打のヒーローが山井と平田だなんて、出来過ぎだ。犠牲フライの1点だけによる1-0の完封ゲームほど、スリリングで感動的なものはない。しかも、完全試合だったのだから尚更だ。マジ、カッコ良すぎですよ。日本一を決める試合で、こんなゲームが出来るなんて、本当に中日は凄いチームだ。今日ほど、このチームのファンである事を誇らしく思った事はない。

しかも、日本シリーズのMVPが中村ノリだなんて、これまた話が良く出来ている。オリックスとモメて飛び出したはいいけど、どこも契約してくれず、間違いなく己の愚かさを悔いたであろう男が、土壇場で中日に拾われ、育成枠から這い上がって開幕スタメン。これだけでも出来過ぎなのに、チームは日本シリーズに出場し、自身はMVP。なんというか、呆れるくらいうまい話である。B級野球ムービーだって、こんな陳腐なストーリーなんてないよ。それを、実際にやってしまったのが、今年の中日なのだ。なんというチームなんだろう。

荒木、井端、森野、英智といった職人タイプの玄人好みの選手を揃え、川上、ウッズ、立浪、谷繁という華やかなスター選手がいて、朝倉、中田、山井の安定した先発陣に豊富な中継ぎ、そして絶対的守護神の岩瀬と、投手陣も万全、走攻守ともにリーグ随一のレベルであり、つけいる隙がないかと思えば、ただ勝つだけでなく、前述の中村ノリみたいな浪花節もしっかり押さえている。来年からどうするんだ、というくらい完璧な布陣。そして、忘れちゃいけない落合監督。去年はリーグ優勝の時に泣いたけど、今年は日本一になっても泣かなかった。日本一になるんだという意志、その裏付けとなるチーム力、CS・シリーズと続いた大舞台でも、適度の緊張感を保ちながら、平常心で試合をこなす事が出来た、という自信と充足感が、その表情には滲み出ていた。

ほんとに、なんというチームなんだ、中日ドラゴンズは!日本ハムも頑張ったけど、相手が悪かった。今の中日に勝てるチームはない。

2007年の中日ドラゴンズ、そして日本シリーズは、後生まで語り継がれていくであろう。

とにかく、嬉しい...

今日は一人で泣かせて下さい...by 杉浦忠

おっと泣いてるヒマはない、次はアジア・シリーズだ(笑)

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