日々の覚書

MFCオーナーのブログ

爆弾

2007年11月04日 00時30分38秒 | 与太話

中国の話だが、こんなニュースを見つけた。

「爆弾持ってるよ」空港内騒然

ま、要するに、空港内で持ち物検査をした所、ある老夫婦の荷物に不審な物が見つかったので、係員が「何ですか?」と訊ねたら、「爆弾だ」と答えたので、大騒ぎになった、というニュースである。この老夫婦が持っていたのは、もちろん爆弾ではなく、「卵の包み揚げ」という中国山西省の伝統料理だったのだが、中国語では「爆弾」と「卵の包み揚げ」が同じ発音なので、騒ぎになったらしい。なんとなく笑える話だ。

で、この話を聞いて連想した事がある。

僕の母は、昔バンバーグにゆで卵が入っている料理を、よく作っていた。焼き上がったハンバーグを二つに切ると、ゆで卵が出てくる、というものだ。言葉だけでは分かりづらいと思うので、絵を見て頂いた方がいいかな。こんな感じ。

Bakudan

決して、人の顔ではないので、念の為(笑)

で、この料理を母は「爆弾ハンバーグ」と呼んでいた。何故、そういう名前なのかは不明。母曰く、「おばあちゃんがそう言ってた」つまり、祖母(=母の母)がよく作っていた料理で、ネーミングも祖母からの直伝という訳だ。しかし、なんでこれが「爆弾」なのか?

で、冒頭のニュースだが、中国山西省の「卵の包み揚げ」を中国語では「爆弾」という訳だ。もしかすると、この「爆弾ハンバーグ」と「卵の包み揚げ」は、見た目はよく似た料理なのかもしれない、なんて思ってしまった。卵を何かで包んで揚げて、二つに切ると↑の絵みたいになるのではないだろうか。ならば、祖母が「爆弾ハンバーグ」と呼んだ理由も理解できる。

となると、また疑問がある。何故、祖母は「卵の包み揚げ」なんて料理を知っているのか? 祖母かつて中国にいたとか、中国で生まれたとか、聞いた事はない。というか、祖母は2002年(平成14年)に92歳で亡くなっているので、1910年つまり明治45年の生まれという事になる(合ってる?)。この頃は、満州国も出来てないはずで、中国で生まれる日本人は珍しかったのでは? それとも、若い頃(当然結婚する前とみてよかろう)に、中国に旅行した事がある、とか。でも、大正や昭和の初期に、一般人の中国旅行なんて出来たんだろうか?

う~む、謎は深まるばかりだ。祖母の過去、ねぇ...(笑) 

コメント (10)
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