佐藤琢磨選手のインディ初制覇のニュースにとても感動しました。
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佐藤琢磨、インディカー日本人初優勝!(TopNews)
インディカー第3戦ロングビーチの決勝が21日に行われ、4番手からスタートした佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)が優勝。日本人としては同シリーズでの初優勝となった。2008年にF1を離れた琢磨は、2010年からインディカーに参戦。昨年は世界3大レースに数えられるインディ500で最終周まで優勝を争うなどの躍進を見せ、今年は初優勝への期待が高まっていた。
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夜のニュースで、モータースポーツの話題が取り上げられることは滅多に無いのですが、NHKでもスポーツコーナーのトップニュースになっていました。日本人の海外トップカテゴリーでの優勝は初めてということで、大きく取り上げられました。それだけの価値のある結果だったと思います。
昨年もインディ500で最終周回まで2位を走り、1コーナーでのオーバーテイクに失敗してクラッシュし、惜しくも栄冠を手にすることができませんでした。レース後には、果敢な走りへの賞賛と2位を無にしたことへの批判がありましたが、このレースを観戦したいたインディ500を4回制覇した元インディレーサーのAJフォイトは、琢磨選手の「チャレンジ精神」に感銘し、自らのチームのエースドライバーに抜擢したそうです。
F1は、一握りのチームにしか優勝するチャンスはありませんが、アメリカのレースはチームや
車が均一化されており、ドライバーの腕と運があれば、上位争いをすることも可能です。ある意味、佐藤琢磨選手のスタイルに合ったレースかもしれません。
今回、インディで優勝したことでF1で適わなかった夢を実現することができました。これをステップにして、次の優勝、そしてインディ500制覇を期待したいです。日本では、インディはあまり知られていないレースですが、これでアメリカのレースの認知度が上がると良いなと思った次第です。
F1バーレーンGPは、ベッテル選手が優勝しました。
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F1第4戦バーレーンGP、王者S.ベッテルが今季2勝目! ロータス勢が2位3位(ISM)
F1第4戦バーレーンGPは、現地時間(以下、現地時間)21日、午後3時(日本時間:午後9時)からバーレーン インターナショナル サーキットで57周の決勝レースが行なわれ、レッドブルの王者セバスチャン ベッテルが今季2勝目を飾った。
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バーレーンGPは、なかなか面白いレースでした。全体的に、オーバーテイクも多くて楽しめました。ただスタート直後のアロンソ選手のトラブルは、その後のレース展開に多少影響を与えたかもしれません。唯一ベッテル選手に対抗できそうなドライバーだっただけに、ベッテル選手の独走を許すことになったように思います。チームが原因を突き止めるのに時間が掛かったのが残念でした。あれが無ければトップ争いももっと面白くなったと思います。まあ、結果論ですが。
今年はベッテル選手とアロンソ選手、着実にポイントを稼いでいるライコネン選手が軸になりそうな感じです。
ケネディ大統領の伝記風写真集。
ケネディ統領は、アメリカでも人気がある大統領の一人です。その暗殺は、今でもミステリーとして取り上げられ沢山の本や写真集が出ています。この本は、写真集というよりも写真を主体とした伝記のような形をとっていて、彼の人生を俯瞰するのに、とても判りやすい内容になっています。ケネディの人生は大変密度が濃くて、サラリーマンの私には想像できないほど、重大な決断の連続でした。太平洋戦争での魚雷艇船長としての生死に関わる決断に始まり、大統領としてキューバ危機、ベトナム、宇宙開発など多くの困難に直面しながら判断し、決して挫けず国民の期待に応えていく大統領でした。
この本に付いている栞には、彼の幼少の頃から大統領になるまでの顔の写真が入っています。1917年に生まれた彼には、家が裕福だったこともあり多くの写真が残されていました。生まれた頃からビジュアル的に恵まれた大統領でもあったようです。
女性ジャーナリストによる無重力体験エッセイ。
宇宙開発については、技術的科学的な観点で様々な本が出ていますが、この本は宇宙船での生活に焦点を当てたものです。著者は無重力の生活がどのようなものであるかを自ら取材、体験しながらレポートしています。
宇宙での無重力の環境が人間にどのような影響を与えるか、、例えば衣食住、睡眠、感情、性の問題、排泄物など将来の長期間の宇宙旅行(火星を想定している)で想定される問題を考察しています。とにかくユーモア溢れる文章で読んでいてなかなか楽しい。もし宇宙旅行の時に一番気になるのは、排泄物の処理かもしれない。これは昔から宇宙飛行士が苦労している問題で、うまく行かなかった時には悲惨な結果になることが想像できる。実際、ジェミニ計画では物が漂って大変なことになったらしい。また衣服も交換できないので、数日で悪臭が漂うこともある。狭い空間であるし、空気で拡散されることもないので、些細なことでも気になるようです。
各章には補足の注記があって、いろいろなエピソードを紹介しています。これも併せて読むと面白い。
いつもの競馬場からの眺めです。夕日がとてもキレイだったので写真を一枚。
今日もJRAに懐の小遣いを「寄付」してきました。お金を出して買った紙切れは、ほとんどゴミ箱行きになってしまいました。
日系アメリカ人アーティスト、イサム・ノグチの生涯
以前、ニューヨークに行った時、市内の至る所にイサム・ノグチの作品が展示されていたのですが、日本の名前を持つこの人物については全く知りませんでした。
イサム・ノグチは日系アメリカ人の彫刻家です。戦時中、日系人として様々な差別的な体験を経て、1960-70年代には芸術家として、その才能を開花させ、一世を風靡するような作品群を残しました。日本とも良い関係を保ち、一時期日本に滞在していましたが、一箇所に永住することはなく、終生祖国を持たないコスモポリタンのような生活を送りました。
この本を読むと、アーティストというのは強い拘りとアクの強さがないとやっていけない職業なのかなと思います。イサムも強烈な個性の持ち主であり、妥協を許さない性格だったようで、素晴らしい作品を残し多くの人達と交流しましたが、親しい人間関係を保つのが難しかったようです。日系人という立場もあり生涯孤独な人生でした。それでも彼が残した作品は高い評価を受けており、今でも様々な場所に展示されています。
彼の生涯は、波乱万丈でしたが、常に確固たる意思と情熱を絶やさず作品に集中して取組んでいます。挫折も多かったけれど、決して挫けない強い意志の持ち主でもあったようです。