キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

2013日本ダービー観戦記

2013年05月27日 | Horse Racing
競馬を始めて5年半、これまで障害G1は何度か見ましたが、平地のG1を見た事がありませんでした。今年は2歳から応援していたテイエムイナズマがダービーに出走することもあって、生でダービーを見てみたいと思い、東京競馬場へ行って来ました。
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ダービー観戦記
朝、7時半に起床。天気はやや雲が多かったけれど、雨の心配は無さそう。
テレビを点けたらMLBのヤンキース戦をやっていた。イチロー選手が打席に入っていたので、とりあえずMLBを見ることにする。イチローはマリナーズ時代より明らかに力が落ちていて、見ていて昔のようなワクワク感が無い。2人のランナーを置いてチャンスの打席だったけれど、力の無いショートゴロでアウト。松井も去年は力の衰えを感じたが、今年はイチローにそれを感じる。今はポジションを争う若手のライバルがいないので出場しているけれど、怪我人が復帰して若手の成長があると、控えになりそうな危うさを感じる。イチローもそろそろ見納めかもしれない。ヤンキースが9回の土壇場で追いついて延長戦になり、ホームランで点を取って試合終了。試合を最後まで見届けて、9時半に家を出る。途中で昼食を取り、競馬場到着は11時過ぎ。
駅は思ったより混雑しておらず、土曜日と同じような気分で入場ゲートまで来たが、ゲートを過ぎると見た事が無い光景が広がっていた。至るところに場所取りのブルーシートや新聞が広げられ、家族連れも多くて、イベント会場のような雰囲気だった。前日とは違う凄い人混みに戸惑いながら、競馬仲間のところへ向かう。
座れないことは明白だったので、少しでも快適な場所を求めて、奥のメモリアルスタンドで観戦することにした。ここは屋内で空調も効いており、直射日光も当たらないので、オープンのフジビュースタンドで見るのとは疲労度が違う。ただガラス越しでやや臨場感に欠けるのと、ゴール地点までが遠くて、ゴールの瞬間はターフビジョンで見るしかないのがちょっと残念。
午後の第5レースから、5レースで賭けて遊んでみる。2レースで枠連と複勝が当たりマズマズの結果。前日の予想もせず新聞任せで買ってみたけれど、的中率は意外に良かった。
そして本番の第10レース・日本ダービー。パドックから出走馬が出てきたあたりから、スタンドの歓声が大きくなり、場内の雰囲気も盛り上がってくる。国家斉唱が行われ、西田敏行氏の緊張した声が伝わってくる。でも何で西田敏行が歌うのだろうと不思議に思いながらも、音程も外さず割と良い声で歌ってくれた。
馬券の方は、もちろんテイエムイナズマの応援馬券と、ロゴタイプを軸にキズナ、イナズマ、マイネルホウオウを含めた枠連で買ってみた。イナズマは距離延長する毎にトップとの着差を縮めていて、皐月賞は0.6秒差の6着。今回の距離延長も吉と出ると読んで、トップは難しくても3着までの可能性に期待できると予想した。
いつもと違う競馬場の雰囲気の中、スタート。前半、アポロソニックが引っ張る展開だったが、中盤でメイケイぺガスターが上って行き、最後の直線では逃げ粘るアポロを、ロゴタイプとエピファネイアがかわし、最後はキズナが差すという見応えあるレースで幕を閉じた。イナズマはキズナと同じような位置を追走していたが、やや反応が鈍くて、4コーナーはほぼ最後方でそこから凄い脚で巻き返したけれど、0.4秒届かずの6着だった。ちょっと残念。勝つには位置が後ろ過ぎたかもしれない。最終コーナーでキズナより前に居ないと勝つチャンスは無かったと思う。でも一時期の絶不調を跳ね返してよく頑張りました。他の有力馬に対し、14番人気の低評価を覆しての力走は今後に期待できると思う。
ダービーはお祭り的な特別なレースで、競馬場の雰囲気も違うし、賭けるほうも力が入って楽しかった。暫く余韻を味わって、11レース後に家路を急ぐ。最終レース後はきっと電車に乗れないくらいの激混みだったかもしない。
競馬仲間のダービー馬券が当たって、晩飯をご馳走になる。自分は収支がマイナス。どうも馬券を当てるセンスは無いようだ。
帰宅は7時。テレビドラマを見て、F1を見て1時に就寝。ダービー観戦にエネルギーを使って、さすがにグッタリだった。
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こちらは前日の東京競馬場の様子。80回の記念大会ということもあって、例年以上にJRAの宣伝活動に力が入っていたようです。コース内も、パドックも「ダービー」。

こちらは誘導馬。ダービー宣伝部長のサクセスブロッケン。

昼休みは、スポーツ紙の予想大会です。BS11の女性が司会を務めていました。

土曜日のレース後に、かつてのダービー馬であるウイニングチケットとアグネスフライトがお披露目されました。ウイニングチケットは、日高優駿ビレッジで見た事があります。司会は、フジテレビのアナウンサーでした。

入場口の様子。いよいよダービーの本番当日です。競馬関係者も緊張の一日でしょう。

この日の入場券も、出馬表のパンフレットも特別です。良い記念になりました。

入り口付近はいつもの感じでしたが、奥に進むにつれていつもと違う雰囲気になっていました。最終的に約14万人が観戦したそうです。もう馬券を買うのも大変。パドックには行けず仕舞い。

第3レースの表彰の様子。騎手、調教師、馬主、その他関係者が記念写真を撮ります。ダービー当日は観客も多くて、勝ち馬の関係者はダービーに勝った気分が味わえるかも。

メモリアルスタンドからの風景。屋内なので空調が効いてて快適です。但し、ゴールは遠いのと歓声等の臨場感はいま一つ。それでもダービーの大歓声は聞こえてました。

ダービー出走馬の返し馬の風景。蛯名騎手のヒラボクディープ。やや入れ込み気味で調子はいま一つの雰囲気。結果も13着。蛯名騎手の悲願は達成できませんでした。

柴田大騎手のマイネルホウオウ。NHKマイルのG1馬ですが、やはり距離が持たなかったようで、15着の残念な結果。

勝浦騎手のアポロソニック。逃げて強い競馬を見せてくれました。逃げ粘っての3着は大健闘で、今後のレースでG1を獲る可能性を感じます。

福永騎手のエピファネイア。超良血の優等生で、素晴らしいレースを見せてくれましたが、ゴールまであと数秒のところでキズナに差されてしまいました。

武豊騎手のキズナ。予想通りの展開で、予想通りの差し切り勝ち。先週はダービーのテレビ番組がいくつもあって、その中でこの馬が取り上げられていました。筋書き通りの展開で、面白くないと思った競馬ファンも多かったかも。でも名前と共に記憶に残る良いレースでした。(残念な写真だけど、とりあえず記録ということで、、)

大画面に映る国歌斉唱の西田敏行氏。アップに耐えられないかも。歌手ではあるんですけど、何で?

スタート前の輪乗りの風景。関係者の緊張が伝わってくるようです。

ゲート入りです。いよいよスタート。でも残念ながら、レース中の風景は撮れませんでした。

勝ったキズナと武騎手が戻ってきましたが、遠すぎて影しか写っていません。この大きな競馬場では、すべてを観戦できるのは、有料席や徹夜で並んだ人達など一部の人に限られてしまうようです。

ということで、初めてのダービー観戦は大満足でした。

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2013オークス

2013年05月19日 | Horse Racing
今年のオークスは、メイショウマンボが優勝しました。
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<競馬>メイショウマンボが優勝 第74回オークス(毎日新聞)
中央競馬の3歳牝馬3冠第2戦となる第74回オークスは19日、東京競馬場の芝2400メートルに18頭が出走して行われ、単勝9番人気のメイショウマンボが優勝した。桜花賞との2冠を目指したアユサンは4着。1番人気のデニムアンドルビーは3着だった。
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混戦が予想されたオークスですが、予想通り波乱となって9番人気の伏兵のメイショウマンボが優勝しました。下馬評ではディープインパクト産駒のデニムアンドルビー、アユサン、レッドオーバルの評価が高く、前走の桜花賞で上位人気になりながら大敗していたメイショウマンボは、スズカマンボ産駒という地味な血統背景もあって?テレビでも全く話題に上っていませんでした。しかしレースでは、坂を登ったあたりから力強く抜け出し、末脚自慢のディープ産駒を抑えて上がり3ハロン最速タイムで抜け出して勝利しました。今年のクラシックは、実力拮抗しており、展開次第でどの馬にもチャンスがありそうです。最近の武幸四郎騎手は、騎乗数も少なくて今年の勝ち星もわずか7勝です。5年振りの重賞勝利がオークスG1ということで、これは嬉しい結果ではないかと思います。なかなか勝てない騎手にも、均しく勝つチャンスがあるというのが競馬です。(騎手が走るのではなく、馬が走るわけですから)これからも面白いレースに期待したいです。ちなみに、去年日高のJRA牧場見学に行った時に案内してくれたオジサンが、日高に縁の深い「メイショウ」さんの馬がG1を勝ってくれたら、日高の牧場も元気になるんだけど、、と言ってたのを思い出しました。今晩は、みんなで祝勝会をやっているかもしれません。

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2013ヴィクトリアマイル

2013年05月12日 | Horse Racing
今年のヴィクトリアマイルは、ヴィルシーナが優勝しました。
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ヴィルシーナ鼻差で悲願G1初制覇(スポーツ報知)
◆第8回ヴィクトリアマイル・G1(12日、東京競馬場・芝1600メートル、良) 4歳以上の牝馬18頭が出走して行われた。好位を進んだ1番人気のヴィルシーナ(内田)が、馬場の外から追い込んできた昨年の覇者ホエールキャプチャとの叩き合いを鼻差制して勝利。5度目の挑戦で、念願のG1初制覇を果たした。3着は、マイネイサベルだった。
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ヴィルシーナは、昨年から2着続きの惜しい競馬が続いていましたが、このレースでは最後まで粘り強いレースを展開して優勝しました。最後の100mは3頭が僅差で競り合い、見ている方も力が入るような素晴らしいレースだったと思います。今年は何が起こるか判らない競馬の醍醐味が味わえる面白いレースが続いていて、今後のレースも楽しみです。
応援していたのは、2歳の時から追いかけているホエールキャプチャ。昨年末から大敗続きで、競馬仲間でも「終わった馬」と言われていましたが、今回ハナ差の2着になりました。この馬が復活してくれて凄く嬉しかった。勝ってくれたら良かったのですが、2着でも大満足。3着はマイネイザベル。先週勝った柴田大知騎手が、乗り替りでの騎乗にもかかわらず上手い手綱さばきで、あわや2週連続G1制覇かと思わせるパフォーマンスを見せてくれました。あと一歩伸び脚が無かったのが残念でしたが、結果には満足でした。
柴田大知騎手をこれからも応援していきたいです。

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本「シェア からビジネスを生みだす新戦略」

2013年05月08日 | Book

時代は個人所有から共有へ進むというのが著者の主張。
確かにインターネットの出現で、他人との情報共有がやりやすくなった。他人との接点を持つのも容易で、それがモノのやり取りを便利にしている。インターネットが登場した頃は、企業からの情報発信がメインだったが、その後双方向のコミュニケーションツールとしての役割が強くなって、その間を取り持つビジネスが盛んになりつつある。また、経済危機、環境保護意識の高まりがリユースの傾向を後押しし、ネットを使った物々交換、余剰資源の活用などの新しいビジネスも登場している。
とにかく著者が集めた数多くの事例が紹介されていて、最初は興味深く読んでいたが、日本には馴染みの無い企業が多いこともあって、読み終わった時には、紹介されていた企業の名前をすっかり忘れてしまった。この本が米国で出版されて2年になる。ここで紹介された事例が今も上手く行っているかどうかは判らない。往々にして最初は注目を浴びるが、何かのきっかけで閉鎖されるサイトも多い。多くの人間が介在するとトラブルも増えるので、それを上手く乗り切る仕組みを持ったところが生き残ることになるのかも。
この本を読んで、これからはシェアの時代だからと安易に流行に乗るのではなく、自分にとってその必要性をまず見極めることが重要ではないかと思う。


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2013NHKマイルカップ

2013年05月06日 | Horse Racing
NHKマイルカップは、マイネルホウオウが優勝しました。
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【NHKマイルC】マイネルホウオウ 接戦制し大金星!(スポニチアネックス)
第18回NHKマイルカップ(G1、芝1600メートル・晴良18頭)は5日、東京競馬場11Rで行われ、柴田大騎手騎乗の10番人気、マイネルホウオウ(牡3=畠山吉厩舎、父スズカフェニックス、母テンザンローズ)が、直線差し切り勝利した。勝ち時計1分32秒7。レースはレッドアリオンとゴットフリートがやや出遅れるばらついたスタートから、コパノリチャードがハナを奪い、2番手にガイヤースヴェルト、3番手内にフラムドグロワール、外にエーシントップがつける展開。 4コーナーまで隊列は変わらず、直線に入ると、逃げ粘るコパノリチャードにガイヤースヴェルトが競り掛けるところに、馬体を併せたマイネルホウオウとインパルスヒーロー、更に内からフラムドグロワールが一斉に追い上げる。各馬横並びの接戦となるも、最後はマイネルホウオウが2着インパルスヒーローを首差制し、優勝した。
マイネルホウオウに騎乗した柴田大知騎手は平地G1初勝利を飾り、同時に200勝を達成。 インパルスヒーローから首差の3着にはフラムドグロワールが入った。
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今年のNHKマイルカップは混戦が予想されていましたが、結果も大波乱となりました。
出走メンバーは先行馬が多くて、馬場状態が良いため速いタイムの決着が予想されていました。レースでは前のほうに付けた有力馬が早目に仕掛けたため、最後まで持たずに失速してしまったようです。そんな中、やや出遅れてスタートした柴田騎手は後方でじっくり待って外側から仕掛け、最後の1ハロンで抜け出し、粘る2頭を退けて優勝しました。やや展開の助けがあったとは言え、下馬評に上らなかった10番人気の馬を好騎乗で優勝に導いた見事なレースだったと思います。2,3着も人気の無い馬で、配当も高額になりました。
柴田騎手は、一昨年の中山GJで障害G1を勝った時にインタビューで泣いた事がありました。年間で一度も勝てない不遇の時代を過ごしましたが、それにめげずにリスクの高い障害レースまで地道に騎乗を続けた結果の勝利でした。彼の涙に感動して応援してましたが、その後も良い騎乗をしてもなかなか勝てない事が多かったです。それだけに今回、熊沢騎手に続く障害と平地のG1優勝を達成したことは、素晴らしい功績で誇りになる記録だと思います。若手や騎乗数の少ない騎手には、同じような境遇の人もいると思いますが、彼のG1制覇はすごく励みになるのではないかと思います。
トップ騎手は年間100勝以上するのに、彼は18年でやっと200勝。未勝利戦のような下級条件でのレースでも、時々ガッツポーズが出たりします。観客の中には、それを見て不思議に思う人もいるけれど、それだけ1勝の重みが大きいということでしょう。これをきっかけに、今後の活躍に期待したいです。
とにかく、感動的だったこのNHKマイルカップは忘れられないレースになりそうです。


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