今週は、JRAのルール変更に関するニュースがありました。
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19年夏競馬から降級制度を廃止 より実力拮抗へ by 日刊スポーツ
JRAは28日、平地競走における競走条件制度(クラス分け)の改善についての発表を行った。2年後の2019年夏季競馬から降級制度が廃止になる。現在は「4歳春季競馬までに獲得した収得賞金を夏季競馬開始時点で2分の1とする」(=降級)という規定があるが、これを廃止する。JRAが示した理由は、大きく3点。
<1>降級馬が圧倒的な好成績を残し、クラス内の実力が不均衡、
<2>高条件馬の減少で高条件競走を多く編成できず、少頭数の競走が散見される、
<3>ルールが複雑でファンにとって分かりづらい。廃止により、実力の拮抗した
競走の提供が可能となり、夏季および第3場開催のメインを1000万条件ではなく、オープンや1600万条件で実施できると説明した。降級制度の廃止が馬の仕入れ(セール)などにも影響を及ぼす可能性があることや、すでに3歳馬は2勝以上を挙げている馬が多数存在することなどから、現2歳馬が4歳になる2年後の夏季競馬から適用が開始される。ファンにとっては夏の馬券作戦に大きく影響することになりそうだ。
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競馬を始めた時に一番判りにくかったのが「降級制度」です。5月に贔屓の馬が500万条件勝ち上がって1000万条件に上がったと思っていたら、7月のレースでまた500万条件に出てきて、「あれれ、何でだろう?」と思った事があります。当時は降級制度に関する知識が無くて、何となく不可解なルールに思えたのですが、これは競馬ファンのためのルールではなく、競争馬を確保するための主催者(JRA)側の都合によるものだったようです。そのお陰で、夏競馬では競馬ファンは「降級馬を狙えば、馬券が当たる可能性が高い」という恩恵があったのですが、19年にこの制度が廃止されると、そういうメリットが無くなりそうです。今後、競馬ファンを拡大するのであれば、素人には判りにくい「降級制度」は無いほうが良いと思いますし、ベテランにとっても「降級馬の扱い」という悩みの種が1つ無くなるので、この決定は歓迎だと思います。
本日の落馬について。
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吉田隼人騎手が落馬負傷 土曜5R以降すべて乗り替わりも日曜は予定通り騎乗
7月29日、2回新潟1日目3Rで落馬負傷した吉田隼人騎手は、騎乗予定だった土曜新潟5R以降すべて乗り替わりが決定した。11R佐渡Sのシャドウウィザード(セ7、美浦・勢司厩舎)は、北村宏司騎手に変更。日曜は予定通り騎乗する。吉田隼人騎手は6月15日(土)から7月23日(日)にわたって行われた今年の函館競馬で、1回函館で8勝、2回でも8勝の計16勝。2012年以来5年ぶり2度目の函館競馬開催リーディングジョッキーに輝いていた。
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吉田騎手は、大事に至らなくて幸いでした。他にも小倉で浜野谷騎手、田村騎手、札幌では菱田騎手も落馬したようです。障害レースは競技の性質上、落馬の危険は非常に高いのですが、平地でもスタート時に馬が少しバランスを崩しただけで、自分の体勢を元に戻すのは、なかなか難しいようです。今日の吉田騎手もスタートで馬が躓いた後、なんとか我慢して体を戻そうとしたのですが、馬が右に逃避したため「柔道の背負い投げ」のような感じで落馬しました。
菱田騎手は、発馬機内で馬が下を向いてバランスを崩したところでゲートが開いたため、馬が逃避して横に投げ出される感じでした。「相撲で言えば下手投げ」。落馬する時には色々な落ち方を見ますが、騎手に怪我が無いようにいつも祈っております。
競馬を始めた頃に買った「競馬の教科書」という本は、初心者が競馬の仕組みや見方を勉強するのに最適な本です。サブタイトルに「今さら人に聞けない競馬の基本」とあるるように、競馬歴が長くても基本を知らない人がいるので、そういう人が密かに勉強するのにも良いと思う。
いつも競馬場で話題になるのがパドックの見方。「だいたいパドックで馬の何を見ればいいのか良く判らん」というのが口癖の知人もいますが、確かにパドックの見方は難しい。
この本では、シンプルにポイントを紹介していて分かりやすい。
・パドックでは何を見るか⇒能力は実績、調子はパドックで判断する。ベテランの競馬ファンは、当然知っていることですけど、ついオッズと照らし合わせて、見栄えだけで能力を判断してしまうことがあります。能力は実績で判断し、パドックではその日の調子が良いかどうかを見るのです。
・調子を判断する視点⇒毛づや、歩様、発汗、目つき、気合いを見る。この5点で判断するようですが、毛づやと歩様、発汗は遠目でも判りますが、目つきと気合いはちょっと分かりにくい。
・但し、パドックの状態を過信するのは禁物。パドックの状態=能力ではないという前提で見ること。
その上で、パドックのチェックポイントとして、
・まず全体を見る。最初に2,3周は1頭1頭均等に見る。
・注目馬を絞る。狙っている馬、人気馬に絞ってみる。
・事前予想をしていなければ、人気馬から。
・過去の比較で見極める。
・下級条件でトレーニング。
以上の5点を推奨しています。
この中では、過去の比較が非常に難しい。だいたい過去のレースは覚えていてもパドックの様子までは記憶できない。トレーニングは、馬の仕上げの差が出やすい下級条件でというのは納得です。
とりあえず、これを自分なりに解釈して秋のシーズンに備えたい。例えば、実績による事前予想で5頭に絞り、パドックで状態を比較して良い方から3頭選び、それに順位を付けて、レース結果と比較する。そういう事を繰り返して、馬の見方のトレーニングしてみるのはどうだろう。でも、レース結果と結びつかなかったら「馬を見る目が無い」ということの証明にしかなりませんが。(^^;)
先週末は、ゴルフ三昧の4日間でした。と言っても、見るほうですが。
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スピースが初優勝 松山英樹は14位に終わる 最終日 全英ゴルフ By産経新聞
【サウスポート(英国)=岡部伸】男子ゴルフのメジャー第3戦、全英オープン選手権は23日、英サウスポートのロイヤルバークデールGC(パー70)で最終ラウンドが行われ、初日からの首位を守る23歳のジョーダン・スピース(米国)が1イーグル、4バーディー、
5ボギーの69にまとめ、通算12アンダーの268で大会初優勝を飾った。2015年のマスターズ・トーナメント、全米オープン選手権に続くメジャー3勝目。四大会全てを制す「生涯グランドスラム」に、全米プロ選手権を残すのみとした。米ツアーでは今季3勝、通算11勝。賞金184万5000ドル(約2億500万円)を獲得した。首位と7打差の5位からスタートした松山英樹は1番でトリプルボギーをたたくなど3バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの72とスコアを落とし、通算2アンダーの14位に終わった。2位は3打差でマット・クーチャー(米国)。7バーディーの63をマークした21歳の李昊桐(中国)が通算6アンダーで3位に入った。
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今年の全英オープンの優勝候補として松山選手の名前が挙がっていたので、眠い目を擦りながら、4日間、彼のほぼ全てのプレーを見ました。1日18ホールを廻るとだいたい4時間位掛るので、4日で16時間。やるほうは気力と体力が必要ですが、見るほうは忍耐力が必要です。何度もカフェインのお世話になりました。結果は記事にある通り、スピースが優勝。松山選手は残念ながら14位という結果でした。彼のプレーは、時間を掛けてじっくりと構えて型通りに打つタイプで、良く言えば緻密、悪く言えば神経質な印象です。一度崩れるとなかなか元に戻せない。今回も大事な最終日の1ホール目でOBを打ってしまい、トリプルボギー。その精神的ダメージのせいか、その後のプレーに精彩を欠きました。まあ見ている方としても、3日間(つまり12時間)応援してきて、大事な最終日の最初のホールで、「終わった、、」という気落ち感・脱力感がありましたが本人はそれ以上だったと思います。でも、似たような位置にいたランク1位のD・ジョンソンは、1ホール目でダブルボギーを叩き、その後もズルズルとボギーを繰り返して、終わって見ればこの日7オーバーの54位でした。似たような状況だった松山選手が14位に踏ん張ったのは、今後につながると思います。今年のメジャーもあと1つありますから、それに向けて頑張って欲しいです。
因みに優勝したスピースのプレーですが、こちらは臨機応変に対応できるタイプ。最初のショットはやや大雑把ですが(打った後、何度も大声を挙げて観客に注意を呼び掛けていた)その後のアイアンとパットの精度が素晴らしく、今回はリカバリーの上手さで勝ったようなものです。それから多少運の良さも持っています。運も実力のうちと言いますが、彼にはそれも備わっているように感じました。もしかすると彼は競馬運も凄いかもしれません。
私事ですが、先週末は、突然右足首が赤く腫れ上がってしまい、靴を履くこともできない位の痛みだったので病院へ行きました。結果は細菌性の炎症ということで、抗生物質を飲んで数日安静にするように言われました。しかし、歩けないというのは辛いものです。競走馬でも似たような症状があるらしく、フレグモーネと言うそうです。フレグモーネとは、皮下の組織に見られる急性の化膿性疾患のことで、化膿を起こす細菌は、外傷部位から侵入することが大半です。これにかかると激しい痛みがあるそうで、常に立っていなければならない馬にとってはなかなか厳しい。フレグモーネに罹った馬の気持ちを、多少なりとも感じた週末でした。(^^;)
今週の中京記念にダービー馬ワンアンドオンリーが出走します。
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【中京記念】ワンアンドオンリー・橋口慎介調教師 ダービー馬が復活の時を迎える
【中京記念(日曜=23日、中京芝1600メートル)】14年9月の神戸新聞杯以降、
勝ち星から遠ざかっているワンアンドオンリー。復活へ向けて、今回はマイルへと舵を切った。「ひょっとしたら合うかもしれない」と橋口調教師は変わり身に期待を寄せている。
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ワンアンドオンリーがダービーを勝ってから既に3年が経ちますが、その後は神戸新聞杯で1つ勝っただけで、全く勝てない状態が続いています。騎手もコロコロ変わり、先行したり、後ろに控えたり、脚質が定まらない印象があります。今回は初めての中京、距離短縮のマイル戦ということで、変わり身を期待しているようですが、どうでしょうか。ここでも結果が出ないと、この先はちょっと厳しいかもしれません。ダービー馬は3,4歳で活躍してサッサと引退⇒種牡馬生活というパターンが多いですが、この馬は健気に現役で走り続けています。どんな条件でもいいので、もうひと花咲かせて欲しい気もします。とりあえず中京記念での走りに期待したいと思います。
騎乗停止中の小牧騎手がボランティア活動をやっていました。
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小牧騎手が豪雨被害のボランティア「たくさんの人の助けが必要です」by NetKeiba
7月8日、中京競馬場11Rで行われた豊明S(3歳以上1600万・芝1400m・コウエイタケル2着)で、開催6日間の騎乗停止処分を受けた小牧太騎手が、豪雨被害に見舞われた福岡県朝倉市にて
ボランティア活動に参加した。「ボランティアは初めて。僕に何ができるかわからないけど…」と、期間は決めず、バッグひとつで10日月曜日に現地入り。結果的に、14日までの5日間、家屋に流れ込んだ土砂などを取り除く作業に取り組んだという。(後略)
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7月8日に小牧騎手のコウエイタケルで2着の複勝を頂いて喜んでいたら、なんと斜行で騎乗停止になっていました。ビデオでは、横から見ると良い騎乗のように見えましたが、正面から見ると斜行で後の馬の進路を塞ぐ形であり、これは弁解の余地がありません。近走2回目の不注意騎乗で、6日間の騎乗停止になってしまいました。普段、騎手が騎乗停止期間に何をやっているのかよく判りませんが、小牧騎手は豪雨被害の福岡に行って、ボランティア活動をしていたようです。自分の騎乗を反省する意味もあるのでしょうが、なかなか良い取り組みだと思います。レースでは他の騎手に迷惑を掛けたわけですから、ボランティア活動で困っている人を助けてあげると、自分の気持ちもリフレッシュできて、これまでとは、また違った騎乗が見られるかもしれません。彼の復帰戦に期待したいと思います。
テイエムスグレモンが新馬戦を勝ち上がりました。
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6番人気テイエムスグレモン直線抜け出しV/新馬戦(日刊スポーツ)
<中京6R>◇16日=中京◇2歳新馬◇芝1200メートル◇出走10頭
6番人気のテイエムスグレモン(牡、山内、父ディープブリランテ)が好位追走から直線で抜け出し、デビュー勝ちを果たした。騎乗したルーキーの川又騎手は「調教ではかかり気味でしたが、今日はふわふわ走っていました。でも、肩ムチだけで反応しましたし、気性が素直でスピードがあります。“優れもん”ですよ」と評価していた。
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"テイエム"さんの馬は、晩成型の馬が多くて、九州産馬戦以外で、新馬戦で勝ちあがることは滅多にないのですが、この馬は中京の内側の荒れた馬場も気にすることなく、しっかり走ってデビュー勝ちしました。ディープブリランテの産駒は、新馬戦の勝ち上がりが多いので、この馬も少し期待していましたが、こんなに強いとは思いませんでした。とは言え、タイムは平凡で負けた人気馬は外側を大きく廻っていたので、展開が向いた面もあります。それでも勝ちは勝ち。騎手のコメントにあるように、ふわふわ走ってこの結果であれば、今後も期待できそうです。名前に恥じない走りを見せて欲しいと思います。因みに馬券のほうはワイドが当たりました。単勝はさすがに買えなかった。
函館記念は、荒れるレースという戦前の予想の通り大荒れでした。ルミナスウォリアー、タマモベストプレイ、ヤマカツライデン。全く予想に入れてない馬での決着でした。テイエムスグレモンの馬券で運を使い果たしたのかも。
武士沢騎手が300勝を達成しました。
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武士沢友治 JRA通算300勝達成 王手を掛けてから5カ月、148連敗で止めた By スポニチ
JRAの武士沢友治(39、美浦・フリー)が15日の福島競馬場10Rで8番人気・デルマサリーチャン(牝6=堀井厩舎、父ホワイトマズル、母ローザロッサ)に騎乗し勝利。JRA通算300勝を達成した。節目の記録に王手を掛けてから149戦目だった。2月19日「小倉大賞典」(G3)をマルターズアポジーで勝利して以来5カ月間、148戦も勝ち星から遠ざかっていたが、単勝4340円の人気薄の馬を導いて波乱を演出。ようやく自身の連敗をめ、通算300勝となった。
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武士沢騎手が今年の小倉大賞典を勝って300勝に大手を掛けた時には、すぐに達成できそうな気がしていましたが、それから5か月も勝ち星が無かったというのは知りませんでした。時々応援馬券を買っていましたが、2,3着には来ることはあっても、あまり勝っているイメージがなかったので(失礼)、気にしていなかったのも事実ですが。でも今日のレースは、8番人気で勝って高配当の結果となり、彼のファンには良い恩返しになったかもしれません。148連敗は長かったけれど、とりあえず一区切りということで、次の400勝を目指して頑張って欲しいです。時々、アナ騎手として贔屓にさせていただきます。
因みに今日は福永騎手も2000勝を達成しました。20年で300勝の武士沢騎手と比較すると、2000勝は凄い数字ですが、でもこれは彼にとっては通過点でしょうから、特にコメントはありません。怪我が無ければ、来年には2100勝も達成できるでしょう。
昨日のジャパンダートダービーは、地方馬のヒガシウィルウィンが優勝しました。
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【大井・JDD】ヒガシ2冠!首差制し地方馬7年ぶりV By スポニチ
3歳ダート馬の頂点を決める「第19回ジャパンダートダービー」が12日、東京・大井競馬場で行われ、5番人気ヒガシウィルウィンがゴール前、サンライズソアを首差競り落としてG1初制覇。東京ダービーに続く2冠を獲得した。地方馬の優勝は10年マグニフィカ以来7年ぶり5度目。佐藤賢二師(66=船橋)は01年トーシンブリザード以来、同レース2度目のV。本田正重(29=船橋)は、うれしいG1初制覇となった。
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先々週の帝王賞では、JRA勢の強さばかりが目立った交流G1ですが、昨日の3歳G1では、地方馬のヒガシウィルウィンが互角に渡り合って勝利しました。交流重賞の地方馬と言えば、スタートからの先陣争いでまず数頭が振り落とされ、道中でもJRA勢の速いペースについていけない馬が、ズルズルと脱落していって、最後の直線では、馬群が2つに割れてゴールすることが多いのですが、このレースのヒガシは、先行するJRA勢の後ろに付いて行って外に持ち出し、スルスルと馬群を割って伸びてきて、最後はハナ差で差し切りました。本田騎手の位置取り、追い出しのタイミングも大変良かったし、この馬がこの距離、コースに慣れているという地の利はあったとしても、JRA勢を相手に素晴らしいレースを展開したと思います。ちょっと感動しました。地方馬の同世代では、この馬の能力は抜けている印象です。今回のダービーを制して、この世代の地方の雄としてこれからも頑張って欲しいと思います。
某テレビ局の三連単企画については何度か書いたことがある。近況について。
この企画は、メンバー四人が自分の予想を提示して、話し合いで馬を選ぶというものだ。昨年は、メインの1レースを対象に、5頭のボックス買いで60点(6000円)買っていたが、結果は、15勝36敗で13万円の負け。ボックス買いは当たってもトリガミになることが多くて収支が上がらず、今年はフォーメーションで60点購入することになったようだ。しかし、半年経った現時点の収支は、3勝24敗で10万円の負け。昨年を大幅に上回るペースで負け込んでいるようだ。視聴者に「予想を参考に」と言うけれど、実績を見ると全く参考にならない。むしろこの予想を外して買ったほうが良いかもという感じになっている。(^^;)
みんなで良い馬を選んでいるのに、何故当たらないのか。おそらく「良い馬をみんなで選んでいる」から当たらないのではないかと思う。自分自身は三連単は滅多に買わないけれど、その難しさは良く判る。だいたい上位3頭のうちの2頭は当たることがあっても、3頭目を当てるのが難しい。上位2頭は、実績や能力のある馬が来ることが多いけれど、もう一頭は展開や出走条件に恵まれて来る穴馬が多いからだ。この企画では、ゲストのメンバーはどうしても人気の馬を
無難に?選ぶケースが多くなる。何故なら、外れた時に「何でそんな馬選んだの」と言われかねないからだ。そうすると穴馬を指名できそうなのは、レギュラーの2人しかいないが、ISさんは穴狙いだがHJさんは本命党なので、上手く嚙み合わない。もしやるなら、本命をゲストに決めてもらい、対抗・アナをレギュラーに決めてもらったほうが良さそうな気がする。或いは、4人が各1500円の予算で自己責任で自由に買ってもらうほうが良いかもしれない。この企画を見ながらそんなことを考えた。
ちなみに三連単ボックスが「だいたい当たる」と豪語していたKHさんも、今年は3勝23敗のマイナス10万円。みんなの三連単並みの外れ方だ。まだ半年あるので何とも言えないが、現時点では「だいたいハズレ」ている。なかなか当たらない普通の競馬ファンのレベルに降りてきてくれて、ありがとう。馬券の外れ方に、親しみを感じるようになってきました。
セレクトセールは、今年も大盛況だったようです。
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アドマイヤ 5・8億円でディープ産駒落札 友道師「凄くいい馬」
セレクトセール2日目(当歳馬セリ)で驚がくの価格が飛び出した。「アドマイヤ」の冠名で知られる近藤利一氏が、上場番号362「イルーシヴウェーヴの2017」(牡、父ディープインパクト)を5億8000万円で落札した。母は仏1000ギニー(G1)を制した良血で、入厩先の友道師は「これは凄くいい馬ですよ」とコメントした。
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2012年にセレクトセールを見に行ったことがあります。当時の最高額馬は、「アドマイヤキラメキの2011」で2億6千万でした。2億円越えは1頭だけで、ダントツの高額馬。大々的に報じられた記憶があります。この馬はその後、トーセンスターダムという名前で出走し、17戦5勝 [5-1-0-11]。中央獲得賞金は12,975.3万円で、回収率は50%以下でした。まあ馬主になる人が、こんなことを計算して馬を買っているとは思えませんが、収支で考えると、素人目にはあまり割の良い買い物ではないようです。今年の最高額馬は、5億8千万。トーセンスターダムの2倍の値段です。こんなに投資して大丈夫なのか心配ですが、まあ馬主にとってはお金よりも所有欲や将来の楽しみのほうが大きいのでしょう。この馬が評判通りの能力を発揮するのか、今からデビューが楽しみです。
今週は土日で16レースやって、損益はマイナス70円。元は取れなかったけれど、大負けしなくて良かったです。でも大幅プラスも無く、大負けも無い状態が続くというのは、競馬をやる意味あるのかと言われそうですが。(^^;)
ということで、今週の成果は複勝と馬連が各1点的中のみ。中京メイン・プロキオンSはブライトライン単勝1点で3着。ハズレ。福島メイン・七夕賞はマイネルフロスト単勝1点で2着。ハズレ。どちらも先頭に立つ場面があって期待しましたが、差し切られての負けでした。なかなか思い通りにはいかないものです。函館メイン・マリーンSは、期待のテイエムジンソクが勝ちました。こちらは好調の北村友・タガノエスプレッソとの馬連が当たりました。2頭とも予想通りに来てくれると嬉しいものです。
テイエムジンソクは同じ舞台で2レース続けての圧勝です。レースでは、逃げて一度も鞭を入れることなく、持ったままで5馬身差。これで準オープンから3連勝です。4歳までなかなか勝てなかった馬が、5歳になってやっと能力を発揮できるようになってきました。これは重賞に行ってもそこそこやれそうな気がします。今週は、土曜日の障害でテイエムシシーポスもオープン勝ちして、3頭出走で2勝。なかなか勝てない馬だったのが、成長してきてオープンでも活躍できるレベルになってきました。クラシックでは活躍できない馬でも、古馬になって長く活躍してくれる馬もいます。やっと能力が開花した馬達を、引退まで末永く応援していきたいと思います。
今日の新馬戦で新種牡馬エスポワールシチーの産駒が勝ち上がりました。
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エスポワールシチー産駒のマイネルオスカルがV/中京新馬
8日、中京競馬場6Rで行われた新馬戦(2歳・ダ1400m・16頭)は、3番手でレースを進めた幸英明騎手騎乗の3番人気マイネルオスカル(牡2、栗東・中村均厩舎)が、直線で前を交わして先頭に立ち、2番手追走から食い下がった1番人気レディバード(牝2、栗東・小崎憲厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分25秒8(良)。勝ったマイネルオスカルは、父エスポワールシチー、母バラベルサイユ、その父アグネスデジタルという血統。今年の新種牡馬である父にとっても、これが産駒のJRA初勝利となった。
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今年の新種牡馬としてほとんど話題にならなかったエスポワールシチー産駒ですが、マイネルオスカルが初勝利を挙げました。エスポワールシチーは好きな馬だったので、とりあえず種牡馬としての実績を残せて良かったです。今年も多くの種牡馬がデビューしていますが、芝で注目のオルフェーヴルやロードカナロア産駒はよく話題になりますが、ダート血統の種牡馬はあまり取り上げられないようです。まあ父がダート得意であっても、ダートに限らず、芝も是非トライして欲しいと思います。以外に適性があるかもしれません。
次は、エスポワールシチーの仔が芝で勝利する姿に期待したいと思います。
今週日曜日の函館メイン・マリーンSにテイエムジンソクが出走します。
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【マリーンS】テイエムジンソク11秒5 古川「変わらず順調」
今週の日曜函館メインはオープン特別のマリーンS(ダート1700メートル)。同舞台の前走・大沼Sを快勝したテイエムジンソクが3連勝を狙う。追い切りは函館ダートコースで4F54秒9〜1F11秒5。古川は「(中1週と)間隔が詰まっているし、そんなに必要ない。目に見えない疲れも乗った感じではなさそうだし、変わらず順調」と好感触を伝えた。
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前走の大沼Sでも良い走りをしていましたが、全く同じ舞台で相手も似たような顔ぶれ。まあ普通に考えれば、負けないと思いますが、競馬はやってみないと判らない。今回はハンデ戦になり、前走で負けた馬もいろいろ対策をして来ると思うので、全く同じ展開になるとは思えませんが、それでも勝てるようであれば、今後の重賞戦線に期待できると思うので、是非頑張って欲しいと思います。ずっと応援しているテイエムジンソクですが、段々強くなって配当的な旨味が無くなってきているのがちょっと残念。大負け⇒勝ち⇒大負け⇒勝ち⇒大負けみたいなパターンの馬がいれば、配当的には面白いのですが。