今年の天皇賞・秋は、ブエナビスタが優勝しました。
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ブエナビスタ優勝=牝馬3頭目のGI5勝―競馬天皇賞(時事通信)
中央競馬の第142回天皇賞・秋(GI、1着賞金1億3200万円)は31日、東京競馬場の芝2000メートルに18頭が出走して行われ、クリストフ・スミヨン騎手(ベルギー)が騎乗した単勝1番人気の4歳牝馬ブエナビスタが1分58秒2で優勝、GI通算5勝目を挙げた。牝馬のGI5勝はウオッカ(7勝)、メジロドーベル(5勝)に続いて3頭目。ブエナビスタは最後の直線に入って抜け出し、2着のペルーサに2馬身差をつけた。ブエナビスタはJRA総獲得賞金を8億4787万3000円とし、牝馬ではウオッカに次ぐ歴代2位となった。
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強い馬と強い外国人騎手の組合わせですから、余程の不確定要因(不良馬場とか大きな出遅れ)が無ければ勝ち負けできるかなと思いましたが、今回のブエナビスタは予想以上の強い勝ち方でした。スミヨン騎手が最後の直線で追い始めてゴールまで鞭を使うこともなく、後ろを振り返る余裕を見せての圧勝です。ゴール手前で3歳馬ペルーサが追い込んできましたが、その頃にはスピードを緩めていましたから、その差はかなり大きいように思いました。これまで後方に待機して直線で追い込むレースで僅差での勝ちが多かったけれど、中盤で待機してレースが出来るようになると更に強さを発揮するかもしれません。
今回の天皇賞に出走した馬は、ほとんどGⅡクラスの馬ばかりで(G1馬は天皇賞春を勝ったジャガーメイルのみ)ブエナにとっては組みし易い相手だったように思いますが、今後のレースには参戦できなかったオウケンブルースリ、ナカヤマフェスタ、ドリームジャーニーなどのG1馬達が相手になってくると思います。彼女がジャパンカップや有馬記念でどんなレースをしてくれるか、とても楽しみになってきました。去年、スミヨン騎手を初めて見たときは、「スミヨンって、誰?」という感じでしたが、徐々に日本での存在感も増しているようです。
もう競馬ファンにとっては、「スミに置けない」感じでしょうか。