【ジャパンC】スミヨン騎乗エピファネイアが4馬身差で圧勝
30日の東京11Rで行われた第34回ロンジン賞ジャパンカップ(3歳上オープン、GI、芝2400メートル、18頭立て、1着賞金=2億5000万円)は、クリストフ・スミヨン騎手騎乗の4番人気エピファネイア(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)が好位から抜け出して4馬身差の圧勝。2度 目のGI制覇を果たした。タイムは2分23秒1(良)。2着は3番人気のジャスタウェイ。さらに 1/2馬身差の3着が6番人気のスピルバーグだった。(サンケイ)
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今年はG1馬12頭という豪華な顔ぶれのジャパンカップでしたが、各馬の実力差の少ない混戦レースで 、予想も大きく割れていました。人気はジェンティルドンナ、ハープスター、ジャスタウェイの海外 遠征組で、この3頭はどのようなレースをするかが焦点でしたが、結果は4番人気だったエピファネイ アがブッチギリで今年のレースを制しました。エピファネイアはクラシックでは菊花賞のみでしたが、ダービーのキズナや皐月賞のロゴタイプと大接戦を演じ、事実上は昨年の3歳最強馬です。今年はやや不安定な成績で、人気の3頭に比較してやや評価が低かったのですが、それを跳ね返す見事なレースでした。スミヨン騎手への乗り替りと内側の好枠、少し湿り気味の重い馬場が勝因で、とにかく接戦ばかりだったこの馬にとっては、信じられないような快心のレースだったと思います。今年は、馬場や枠などの条件次第でどの馬が勝つか判らないレースが続いていますが、このジャパンカップもそんな印象でした。
2着のジャスタウェイも良いレースで、世界ランク1位に相応しい走りだったと思います。3着のスピルバーグは天皇賞に続いて好走しました。この馬も今後のG1では目を離せない1頭になりそうです。
ちなみに馬券のほうは、人気3頭の三連複とアナ馬狙いでスピルバーグ、ワンアンドオンリー、アイヴァンホウのワイドボックスを買ってみましたが、いずれもハズレでした。人気3頭は、2-4-5着。スピルバーグは3着でしたが、ワンアンドは7着。外国馬アイヴァンホウは6着でした。この外国馬は日本勢優勢の中でよく頑張っていました。もう少し日本の競馬やコースに慣れた騎手であれば、更に上位に来ていたかもしれません。良いパフォーマンスだっただけに惜しかった。結局、予想した馬は全部上位に来ているのに、パドックの様子がイマイチだったエピファネイアを外してワンアンドを入れたのが残念でした。馬券を当てるのはホントに難しい。