安田記念の傾向分析です。いつものように競馬最強の法則から。
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●前走成績
前走G1好走馬からG2好走馬へ流す戦略で
原則としてはG1組からG2組に流す馬券をイメージしたい。
格の高いレースで好走してきた馬を素直に軸馬として考えるべきレースだろう。
●距離実績
マイル戦でしっかりと実績を残してきた馬が勝つ
マイル路線の重賞級ばかりだ。この距離カテゴリーで好走した経験のない馬は
軽視したい。
●年齢・キャリア
穴なら高齢馬。キャリア20戦前後が走りごろか
5〜6歳の好走が目立つレースだ。高齢馬は穴傾向を示している点が魅力といえる。
勝ち馬の7頭が「15〜24戦」なので、このあたりがベターだ。
●騎手・厩舎
関東馬が健闘。乗り替わりはマイナスにならず
●脚質
好位〜中団からの差しが勝ちパターン
基本的に前へ行く馬はやや不利だろう。
好位〜中団から差し切るのが安田記念の勝ちパターンといえるだろう。
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割と明確な傾向が出ているようです。距離実績がある馬で、前走で好走、
好位~中団でレースを進められる馬が良いとの事。
果たして条件にピッタリ合う馬がいるかどうか。
5頭選ぶなら、勝ち馬の条件で3頭、穴馬で2頭くらいの割合がいいのかも。
週末に傾向分析を基に予想してみます。
今週は、安田記念です。東京春のG1最終戦。
春のG1シリーズも、何だか長かったような短かったような、、。
現在の登録馬は以下の通り。
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第68回 安田記念(GI) 第1回特別登録 18頭
サラ系3歳以上 (国際)(指定)オープン 定量1600m 芝・左
アエロリット 56.0
ウインガニオン 58.0
キャンベルジュニア 58.0
サトノアレス 58.0
サングレーザー 58.0
スターオブペルシャ 58.0
スワーヴリチャード 58.0
ダッシングブレイズ 58.0
タワーオブロンドン 54.0
ヒーズインラブ 58.0
ブラックムーン 58.0
ペルシアンナイト 58.0
ムーンクエイク 58.0
モズアスコット 58.0
リアルスティール 58.0
リスグラシュー 56.0
レッドファルクス 58.0
レーヌミノル 56.0
地方馬、外国馬
ウエスタンエクスプレス58.0
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本日、藤沢厩舎の3頭(スターオブペルシャ、タワーオブロンドン、
ムーンクエイク)が出走回避との事なので、現時点で15頭になりました。
重賞勝ちの実績のある2頭が抜けるのは大変残念ですが、
他にもG1常連の強力なメンバーが揃っているので、
どんなレースになるのか楽しみです。
注目しているのは、昨年のPOG馬サングレーザー。それから香港で
安定した実績を持つウエスタンエクスプレスです。
この馬はボウマン騎手が騎乗予定でしたが、先週のダービーでの斜行で
騎乗停止になりました。穴馬候補と思っていたので、こちらも残念です。
代わりにサム・クリッパートン騎手が騎乗しますが、
初めてのコースでしかもG1というのは、少し荷が重いかもしれません。
今週は、いよいよ本場イギリスのダービーが行われます。
注目のサクソンウォリアーが出走するようで、大変楽しみです。
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ディープインパクト産駒、日英仏ダービー制覇の大偉業へ
サクソンウォリアー断然人気 by netkeiba.com
5月5日にイギリスのニューマーケット競馬場で行われたクラシック第1冠目の
英2000ギニーを制し、日本産馬初の英国クラシック制覇の偉業を達成した
ディープインパクト産駒のサクソンウォリアー(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)。
6月2日にエプソム競馬場で行われる英ダービー(G1・芝2400m)では
ブックメーカー各社が断然の1番人気のオッズに設定している。
英ダービーの出走馬は14頭となり、サクソンウォリアーを管理するオブライエン師は
7頭を送り込む。
27日、東京競馬場で行われた日本ダービー(GI・芝2400m)でもディープインパクト産駒の
ワグネリアン(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が勝利しており、サクソンウォリアーが
勝利すればそれだけでも偉業ではあるが、ディープインパクト産駒が日英で
ダービー制覇という大偉業の達成となる。
さらに、仏ダービー前哨戦・グレフュール賞で圧勝したディープインパクト産駒・
スタディオブマンは英ダービーには出走せず、翌日の仏ダービーにノミネート。
こちらも当然有力候補の1頭であり、日英のみならず、日英仏ダービーを
ディープインパクト産駒が制するという可能性も決して低くない。
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英2000ギニーを勝った時も話題になりましたが、記事にあるように、
もし英と仏ダービーを制すれば、ディープインパクトの名前の通り、
世界に衝撃を与えることになりそうです。
競馬の本場で日本産馬が活躍するというのは、数年前までは夢のような話でしたが
今は現実になりつつあります。欧州以外でもオーストラリアのブリーダーも
注目しているようで、、英ダービー馬を輩出するとなれば、世界的な人気になる
可能性もあります。
今週末は安田記念もありますが、夜のダービーにも注目したいと思います。
(とは言っても、レースは見れないのですが、、)
今年のダービーは、ワグネリアンが優勝しました。
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【日本ダービー】ワグネリアンが世代6955頭の頂点!
福永19度目挑戦で涙の悲願V By スポニチ
3歳牡馬クラシック第2戦「第85回東京優駿(日本ダービー)」
(G1、芝2400メートル)が27日、東京競馬10Rで行われ、
福永祐一騎手騎乗の5番人気ワグネリアン(牡3=友道厩舎)が優勝。
平成最後のダービーの舞台でG1初制覇を果たした。
中団やや前目につけたワグネリアン。早めに進出して、
逃げた皐月賞馬エポカド―ロとの叩きあいに持ち込み、最後はとらえきった。
ウイニングランで鞍上の福永は涙を流しながら何度もガッツポーズを繰り返した。
勝ちタイムは2分23秒6(良)。半馬身差の2着には4番人気エポカド―ロが
入った。さらに首差の3着には16番人気のコズミックフォースが入った。
勝ったワグネリアンは父ディープインパクト、母ミスアンコールという血統。
ディープインパクトもダービーを制しており、これで父子制覇となった。
ディープ産駒はダービー4勝目。
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残り2ハロンで抜け出したエポカドーロの勝利目前で、ワグネリアンが
差し切っての勝利で、大変見応えのある良いレースだったと思います。
ワグネリアンは2歳時に圧倒的な強さを発揮していましたが、3歳になって
今一つの成績で、人気を落としていました。ダービーの本番では、
外枠の不利をものともしない強さを発揮しての優勝で、
やはり能力は本物ということを証明しました。
福永騎手もこれで悲願のダービーを制覇し、名実共に一流騎手になりました。
素晴らしいレースだったと思います。
2着のエポカドーロは、皐月賞は馬場が味方したとか、ダービーは距離が
持たないと噂されてましたが、持てる力は充分発揮したと思います。
早めに先頭に立って、目標にされたのが惜しかった。
3着は、コズミックフォース。こちらは凄い粘り腰で、最後までエポカドーロに
喰いつきました。この馬も今後に注目したいと思います。
今年のダービーは、1着から1秒以内に14頭という僅差のレースでした。
オッズほどの実力差は無かったということのようです。
ということで、予想の方は、、。
◎ダノンプレミアム:6着(見せ場なく惨敗。ラストが伸びなかったのは距離の壁かも)
〇ブラストワンピース:5着(こちらも最後に追い込みましたが届かず)
▲キタノコマンドール:12着(人気の割には実力不足だったようです)
△エポカドーロ:2着(見せ場充分、良いレースでしたがかわされて残念でした)
△サンリヴァル:13着(大穴予想通り。乗り替わりはやっぱりダメなのかなあ)
予想のほうは大惨敗。今年は難しい予想と思っていましたが、その通りでした。
3着のコズミックフォースが馬券に絡むことを予想できた人は天才です。
ダービーの予想です。今年のダービー予想は難しい、、。
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◎ダノンプレミアム(皐月賞実績は無いけれど、条件には最も合うので)
〇ブラストワンピース(こちらも皐月賞実績なし。3連勝中の勢いを買って)
▲キタノコマンドール(皐月賞5着だが、東京コースの適性で)
△エポカドーロ(皐月賞馬。実績は充分だが、適性はやや不安)
△サンリヴァル(皐月賞2着馬。大穴です。乗り替わりが吉と出るかも)
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今年の皐月賞は、稍重馬場で行われたため、結果をそのまま鵜呑みに
できないところが悩ましいです。なので、皐月賞1,2着馬はやや評価を
落としましたが、能力的には遜色ないので穴馬としました。
◎は、皐月賞に出ていたら当然上位争いか優勝も考えられたダノンプレミアム。
能力的にも、枠順も、ダービー馬の条件にピッタリなので、これはそのまま
本命にしても良いかと思います。心配は休み明けということですが、
逆に休養がプラスになるかもしれません。
〇はブラストワンピース。別路線ですが、連勝中で勢いがありそうです。
▲はキタノコマンドール。こちらは東京コースが合っていると思います。
さて明日のダービーの結果がどうなるか、今から楽しみです。
今日は午後から東京競馬場に行ってきました。
明日の開門を待つ人たちの行列ができていて、既にダービー当日のような
雰囲気が漂ってました。新聞記者による勝ち馬予想も大盛況。
そんな中、テイエムオペラオーを追悼する献花台と記帳所が
正門の正面テントに設置されていましたので、記帳してきました。
オグリキャップが死亡した時は、追悼ももっと盛大だったような気がしますが、
オペラオーは地味な印象でした。どちらかと言えば、記憶よりも記録に残る馬
だったのかもしれません。
彼を追悼するイベント(写真展等)があったら、また行ってみたいと思います。
ダービーの傾向分析です。いつものように競馬最強の法則から。
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●前走成績
素直に皐月賞組から馬券を組み立てるのが吉
皐月賞4着以内がで一応の目安となる。皐月賞、京都新聞杯組、NHKマイルC組、
青葉賞組。これらとは別の路線から来た組は割り引いて考えたい。
●人気・オッズ
連対候補は人気サイド+2〜3着に穴という決着
●枠順
内枠有利。外に入った馬は軽視したい
1〜3番人気に限ると内の3枠に入った場合は勝率50.0%、15番ゲートから外は大苦戦。
狙うなら内に入った人気サイド、外枠に入った場合は内枠よりも評価を落とすべきだ。
●騎手・厩舎
騎手は西が優位。乗り替わりがあると2着まで
●距離実績
1800m以上の重賞勝ち経験を持つことが必須条件
マイルまでしか実績のない馬は軽視したい。
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ダービーは、明確に傾向が出ているようです。
悩ましいのは、今年の皐月賞が良馬場ではなく、稍重馬場で行われたこと。
下馬評で皐月賞馬エポカドーロの評価がそれほど高くないのは、その影響かもしれません。
この傾向分析にも合致していない項目も多いし、この馬をどう見るかがポイントに
なりそうです。明日、じっくり検討したいと思います。
障害の最強馬オジュウチョウサンが、平地レースに挑戦するそうです。
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目指せ平地G1!障害の絶対王者オジュウチョウサンが武豊騎乗で
福島の平地戦に参戦へ(デイリースポーツ)
最強ジャンパーに仰天プランが浮上した。JRA史上最多のJ・G1で
5勝をマークし、平地を含め歴代トップとなるJRA重賞9連勝中の
オジュウチョウサン(牡7歳、美浦・和田正一郎厩舎)が、6月30日から開幕する
2回福島開催の平地レースに武豊騎手騎乗で出走し、その後も平地のビッグレースを
目指すプランがあることが分かった。
障害では絶対王者として知られる同馬は総賞金5億3307万3000円を
獲得しているものの、平地では未勝利のため、格付けは500万下に。
(中略)
その後の成績次第では、平地でG1レース出走という大きな目標を
持っているという。前例のない挑戦だけに、大きな注目が集まる。
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障害G1 5勝の最強馬でも、平地では500万下というのは意外でした。
確かに、戦績を見ると平地はデビューから2戦を走って未勝利ということで、
その後は障害に転向しましたから、500万下(4歳以上には未勝利戦が無いので、
500万下になるらしい)からスタートということになるようです。
先日行われた天皇賞春でも「オジュウチョウサンが走ったら、いいところに
行けるかも」という冗談を言った人がいますが、まあ実際はそんなに
甘くはないでしょう。平地と障害では、スピードも展開も全く違うので
息の抜けない平地レースでどこまでやれるかは未知数です。
でも、今のオジュウチョウサンであれば、オープンくらい行けそうな気もします。
ダートと芝の平地二刀流G1馬は何頭もいますが、障害からの二刀流G1馬は
聞いたことがありません。こういうチャレンジはとても面白いし、
変則二刀流馬がどんなレースをするか楽しみです。
今週は、いよいよダービーです。現在の登録馬は、以下の通り。
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第85回 東京優駿(GI) 第3回特別登録 21頭
サラ系3歳 (国際)牡・牝(指定)オープン 定量 2400m 芝・左
アイトーン 57.0
アドマイヤアルバ 57.0
エタリオウ 57.0
エポカドーロ 57.0
オウケンムーン 57.0
キタノコマンドール 57.0
グレイル 57.0
ケイティクレバー 57.0
コズミックフォース 57.0
ゴーフォザサミット 57.0
サンリヴァル 57.0
ジェネラーレウーノ 57.0
ジャンダルム 57.0
ステイフーリッシュ 57.0
ステルヴィオ 57.0
タイムフライヤー 57.0
ダノンプレミアム 57.0
テーオーエナジー 57.0
ブラストワンピース 57.0
リョーノテソーロ 57.0
ワグネリアン 57.0
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メンバーを見ると、桜花賞とは違って混戦模様という感じがします。
皐月賞が稍重馬場での決着となり、展開が向いた馬が上位に来ましたが
東京ではまた違った展開になると思うので、皐月賞の結果を鵜呑みに
できない感じです。また、優勝候補だったダノンプレミアムですが、
皐月賞を回避して、今回が休み明けぶっつけ本番というのも気になります。
他にも人気に推されながら実力を出し切れなかったワグネリアン、
ステルヴィオやキタノコマンドールなどもいて、予想が難しそうです。
個人的に応援したいのは、蛯名騎手のゴーフォーザサミット。
彼の悲願であるダービー制覇が叶うかどうか注目したい。
もしかすると、これが最後のチャンスになるかもしれませんので
是非頑張ってもらいたいと思います。(馬に、、)
今年のオークスは、アーモンドアイが優勝しました。
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【オークス】アーモンドアイが牝馬2冠達成!「3強」対決制しG1連勝 byスポニチ
3歳牝馬の頂点を決める「第79回優駿牝馬(オークス)」(G1、芝2400メートル)が
20日、東京競馬場11Rで行われ、C・ルメール騎手騎乗の1番人気アーモンドアイ
(牝3=国枝厩舎)が優勝。桜花賞に続いてG1連勝で、牝馬2冠を達成した。
この日は中団に位置したアーモンドアイ。ライバルのラッキーライラックを見る形で
競馬を進め、直線ではスムーズに外に持ち出されると一気に加速。
先に抜け出していたリリーノーブルをあっさりとかわして抜け出した。
勝ちタイムは2分23秒8(良)。2馬身差の2着に4番人気リリーノーブル、
さらに1馬身3/4差の3着には2番人気ラッキーライラックが入った。
勝ったアーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラという血統。
デビュー戦こそ2着に敗れたが、2戦目を圧勝。続くシンザン記念でも牡馬を一蹴し、
2番人気だった前走・桜花賞でG1初制覇を果たしていた。これでG1連勝。
通算戦績は5戦4勝となった。
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桜花賞馬アーモンドアイの完勝でした。桜花賞よりも更に強さを誇示する内容で
ゴール前で競ることもなく、アッサリと勝ってしまい、現時点では、他の馬とは能力が
一段違っているような印象でした。もちろんルメール騎手の技量に依るところも
あるとは思いますが、レースも上手いし、スピードもあり、懸念されたスタミナも
問題ないので、久しぶりの牝馬三冠も行けそうです。秋の再戦が楽しみです。
ということで、結果は桜花賞の上位3頭で決まり。例年通りの堅いレースでした。
予想の方は、
◎ラッキーライラック:3着(良いレースでしたが、最後の1ハロンのスピードが、、)
〇サトノワルキューレ:6着(距離実績はあっても、G1のスピードで差がありました)
▲アーモンドアイ:1着(距離の不安は、人間が勝手に考えたことで、予想以上に強かった)
△リリーノーブル:2着(桜花賞上位の実績通り。最後まで粘って良い走りでした)
△カンタービレ:13着(見せ場が無くて残念でした)
桜花賞に上位に入れる馬は、距離延長も問題無いということを証明したような
レースでした。過去の傾向も同様なので、オークスが好条件で行われる限り、
桜花賞組を買うのが鉄則になりそうです。
2000年の年度代表馬テイエムオペラオーが亡くなりました。
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テイエムオペラオー死す G1・7勝馬…22歳 心臓マヒで by スポーツ報知
2000年の年度代表馬で、同年の古馬中長距離G1完全制覇などG1を
計7勝したテイエムオペラオー(牡22歳、父オペラハウス)が、
17日に種牡馬としてけい養されていた北海道新冠町の白馬牧場で
心臓マヒのため死んでいたことが19日、分かった。
関係者によると、同馬は引退後も健康そのもので、目立った病気やけがを
することもなかった。17日の午前までは変わりない様子だったが、
放牧中だった14時過ぎに突然倒れ、ほどなく息を引き取ったという。
牧場から連絡を受けた竹園正継オーナーは「即死だったみたいですね。
去年の10月に会いに行った時も元気バリバリ。今年も予定していた5頭のうち
2頭への種付けが終わったばかりでしたから」と神妙な表情で振り返った。
同馬は98年8月に栗東・岩元市三厩舎からデビューした。
99年の皐月賞でG1初制覇。古馬になってからはナリタトップロードや
メイショウドトウとのライバルと激闘を繰り広げ、4歳時は8戦全勝で
シーズンを終えた。現役時代に獲得した賞金は18億3518万円にのぼり、
米国馬アロゲートに塗り替えられる昨年まで世界歴代トップの記録を保持していた。(後略)
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大変残念なニュースでした。
競馬を始めた時の理由の一つがテイエムオペラオーの活躍でした。
2000年に出走した8戦全てのレースに勝ち、古馬G1 年間5勝という今でも破られていない
記録を持つ名馬でしたが、レース振りは、ディープインパクトのような派手さは無く、
いつもハナ差、クビ差のレースばかりで、負かした相手はいつもメイショウドトウ。
能力よりも気持ちで勝つ「根性馬」だったと思います。
でも毎回、同じようなレースばかりで、この世代の相手が弱かったので勝てただけという
厳しい評価もあり、後年はあまり語られることが無かったように思います。
また種牡馬になってからも産駒に恵まれず、存在感を失っていったことも
評価されない理由になっているようです。
テイエムオペラオーのレースは、競馬を始める前に何度かテレビで見た程度ですが、
本当に「強い馬」というのはこういうレースをするんだなと思った記憶があります。
どんな展開でも競り合うと負けない気持ちの強さ、それがオペラオーの強さであり、
そこが自分が一番気に入っていた部分で、賭け事抜きで競馬ファンになった理由でもあります。
数年前、北海道の牧場を訪問したとき、一目会いたいと思っていましたが、
オペラオーは見学禁止になっていて会えなかったのがとても残念でした。
彼の冥福を祈りたいと思います。
ちなみに先日、スペシャルウィークが亡くなり、今週はオペラオー。
2000年頃に活躍した馬たちが続々とこの世を去って、競走馬の世代が変わりつつ
あるのを感じます。
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今日は、オークス。昨日は時間が無くて予想できなかったので、
とりあえず10分で決めたテキトー予想を、、。
◎ラッキーライラック(桜花賞上位、オルフェーヴル産駒で距離延長も問題無さそうなので)
〇サトノワルキューレ(別路線から。長距離実績もあり、血統も騎手も問題なし)
▲アーモンドアイ(桜花賞勝ち馬で連勝中。実績上位だが、血統的に距離が不安かも)
△リリーノーブル(桜花賞上位、重賞での安定感を買って)
△カンタービレ(別路線から。中距離での実績を買って)
桜花賞と重賞実績を基準で選んでみました。全く自信が無いけれど、
◎〇▲は上位に来ると予想しています。果たして、当たるか???
「サラリーマンが血統で馬券を当てる簡単な方法」
2011年に発行された競馬本で「血統は万能ではないが、知れば確実に得する」と
著者は云う。「血統で買い続ければ、黒字にできる可能性が高まる」ということだが、
「可能性が高まる」という言葉が少し気になります。少し自信が無さそう。
まあどの馬を買っていいかよく分からないサラリーマンが、馬を選ぶヒントとして
血統に注目するのは良い事だと思います。だいたい競馬ファンは、自分の懐に
貢献してくれた馬、大好きな馬の血統を贔屓にするものです。
そういう血統の得意な条件を把握しておくと、予想にも役に立ちます。
この本では、代表的な産駒を短いコメント付きで紹介していますが、
2011年の発行から7年が経ち、今見ると、紹介している産駒の半数位が種牡馬を
引退しているようです。アグネスタキオン、ゴールドアリュール、サクラバクシンオー
スティゴールド、スペシャルウィーク、トーカイテイオー等、もう亡くなった種牡馬も
いますが、とりあえず産駒が現役でいる限りは、この本の記述は参考になりそうです。
分析内容が現在の状況と変わっていなければ、もう暫くは使えそうな感じです。
ちなみにオークス得意の血統は書いてありません。
血統的な傾向は無いようです。(サンプルが少な過ぎ??)
但し、勝ち馬の条件は、桜花賞上位馬、前走1着馬、内枠の馬だとか。
今週は、オークス。いつものように競馬最強の法則より傾向を確認。
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●脚質
買うなら差し馬からが鉄則
前へ行く馬は不利と考えていい。馬券は中団〜後方に控える差し馬から
組み立てるのがセオリーだ。
●前走成績
桜花賞上位馬優位。別路線なら人気で勝利した中距離タイプがいい
前走と今回の成績はほぼ比例。桜花賞組以外は、いずれも前走1着。
中距離戦で勝っていることが必須条件だ。
●実績
オープン・重賞やマイル以上での実績と信頼感の高さが必要
オープンや重賞、マイル以上での実績や、レースで人気を集めて
勝った経験を素直に信頼して買うのが良さそうだ。
●騎手
関西の騎手が優勢。乗り替わりはマイナスに作用する
馬と騎手とのコンビネーションも重要で、乗り替わりがあると
一気に成績ダウン。
●血統・生産者
好相性の配合とオークスに自信を持つ生産者に要注目
サンデーサイレンス系種牡馬の産駒がオークスの中心勢力といえる存在だ。
またノーザンファーム生産馬が勝率12.8%と優秀な数字。
社台ファーム生産馬も勝率11.8%と負けていない。この2牧場生産馬は必ず買いたい。
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オークスの勝ち馬の傾向は、割と明確に出ているようです。
やはり実績重視。馬場とか展開等あれこれ考えずに、実績のある馬を
素直に買ったほうが良さそうです。
今年のオークスには、贔屓の馬がいないので、モチベーションが高くないのですが、
逆にそういう時のほうが、冷静に評価できるので良いかもしれません。
「神父と頭蓋骨」というタイトルの北京原人発見とイエズス会神父の物語を読んでみました。
イエズス会神父テイヤール・ド・シャルダンは、科学に造詣の深い父と敬虔なキリスト教徒である母の家庭に育ち、双方の影響を受けながらイエズス会神父兼科学者となります。彼は宗教と科学の考え方を受け入れ、折り合いをつけるべく努力しますが、時代は彼の考え方を受け入れませんでした。科学者としてミッシングリンクの発見に努め、北京原人の発掘に業績を残した彼の波乱の人生を辿る内容です。
西洋の科学史における宗教と科学の対立というのは、とても根深いものと感じました。それは双方をよく理解する一人の人間の力だけでは、どうにもならないほど深く対立するものであって、現在もほとんど変わっていません。日本人は宗教は人生の節目に利用する儀式としての価値しか感じないので、宗教と科学は別物として扱うけれど、宗教が生活に密接に関係している欧米では、科学が宗教に与える影響は大変重要な問題のようです。
この本では、彼の人生や取り巻く環境、時代背景については多少知ることができましたが、肝心の北京原人や人類史への貢献については記述が少なくてやや物足りない感じでした。確かにシャルダン神父が大変素晴らしい人物であることは理解できるのですが、、、。
ちなみに教科書にも出てくるほど有名な北京原人ですが、実物の標本は日中戦争による混乱に巻き込まれ、行方不明なのだそうです。日本のどこかにあるという説も有力です。
もし発掘されて消えた北京原人を再発掘したら、発見の栄誉は誰のものになるのでしょうか。
今週は、オークス。牝馬クラシックNo.1決定戦です。
現時点の登録馬は、以下の通り。
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第79回 優駿牝馬(GI) 第3回特別登録 20頭
サラ系3歳 (国際)牝(指定)オープン 定量 2400m 芝・左
アーモンドアイ 55.0
ウインラナキラ 55.0
ウスベニノキミ 55.0
オハナ 55.0
オールフォーラヴ 55.0
カンタービレ 55.0
ゴージャスランチ 55.0
サトノワルキューレ 55.0
サヤカチャン 55.0
シスターフラッグ 55.0
スカーレットカラー 55.0
トーセンブレス 55.0
トーホウアルテミス 55.0
パイオニアバイオ 55.0
マウレア 55.0
ラッキーライラック 55.0
ランドネ 55.0
リリーノーブル 55.0
レッドサクヤ 55.0
ロサグラウカ 55.0
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例年通り桜花賞組が中心になると思いますが、メンバーを見ると、
マイル~1800mを使われた馬が多い印象です。
実績では、桜花賞を勝ったアーモンドアイ、阪神JFを勝った
ラッキーライラックが中心になりそうですが、距離延長がどう出るか
気になるところです。
今年のヴィクトリアマイルは、ジュールポレールが優勝しました。
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【ヴィクトリアM】波乱…ジュールポレールがG1初制覇! byスポニチアネックス
マイル女王を決める古馬牝馬限定のG1「第13回ヴィクトリアマイル」
(芝1600メートル)が13日、東京競馬11Rで行われ、幸英明騎手騎乗の
ジュールポレール(牝5=西園厩舎)が優勝。G1初勝利を挙げた。
勝ったジュールポレールは父ディープインパクト、母サマーナイトシティという血統。
前哨戦3着から臨んだ昨年の同レースは3着惜敗。秋のエリザベス女王杯では16着と
大敗したが、今年も前哨戦の阪神牝馬Sで5着と好走し、本番に臨んでいた。
通算戦績は14戦6勝。鞍上の幸は中央G1通算7勝目で今年は初勝利。
管理する西園師は中央G1通算4勝目で今年は初勝利。
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レース前から雨が降っていましたが、上がりタイムを見る限りそれほど影響は
無かったようです。
勝ったジュールポレールは、重賞では6頭のG1馬に見劣りする実績しかなかったのですが
結果を見る限り、上位とそれほど差が無かったと言えそうです。
良い位置を取りに行った幸騎手も好騎乗だったと思います。期待通りの面白いレースでした。
リスグラシューは、またも2着。強いけれど、なかなか勝てない馬です。
ということで、予想の方は、、。
◎アエロリット:4着(展開は向いていたと思うのですが、伸びきれず)
〇ミスパンテール:5着(よく挽回しましたが、出遅れたのが痛かった。)
▲アドマイヤリード:8着(調子が少し気掛かりでしたが、やっぱり、、)
△リスグラシュー:2着(なかなか勝ちきれない。末脚は最高でしたがあと10m欲しかった)
△デアレガーロ:16着(力の差がありました。池添マジック不発でした)
混戦の下馬評に反して、人気馬で決まると予想したのですが、
やっぱり例年通り荒れました。なかなか自分の思い通りには行かないものです。。。