2月は悪夢の月だった。予想は完璧に当たっているのに、買った馬券はハズレということがあった。当たったはずの馬券は、降着で配当がもらえずということもあった。買った馬券が、別のレースの馬券だったということもあった。当たりと思って馬券を見たら、違う馬を買っていたということもあった。当たり馬券を紛失したこともあった。
もし大金を賭けていたら、今頃は絶望していたかもしれない。。。と思って、「絶望名人カフカの人生論」という本を読んでみた。カフカは有名な小説家だが、自分の人生には絶望していたらしい。こんな言葉がある。
「将来に向かって歩くことは、ぼくにはできません。将来に向かってつまづくこと、これはできます。いちばん上手くできるのは、倒れたままでいることです。」
これは恋人へのラブレターの文面だそうだ。競馬をやっていて、絶望することは無いけれど、
今月の心境をカフカになぞらえると、こんな感じだろう。
「馬券を当てることは、ぼくにはできません。勝ち馬を予想すること、これはできます。いちばん上手くできるのは、ハズレ馬券を買うことです。」
来月は、良い月にしたいです。