失策だらけの鳩山政権ですが、心配になってきました。
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韓国の中央日報は15日、朝日新聞が14日付に報じた記事を紹介したうえで、「空振りの普天間会談、窮地に追い込まれた鳩山」と題した記事を掲載した。ワシントンで開催された第1回核安全保障サミットで、鳩山由紀夫首相は米軍普天間飛行場の移設問題を協議しようとしたが、オバマ米大統領との会談はわずか10分で終了。会談ではオバマ大統領が鳩山首相に対して「きちんと責任をとれるのか」と発言したともされ、米紙ワシントン・ポストに「サミットでの最大の敗者」と酷評までされた。韓国の複数のメディアは米紙ワシントン・ポストの報道を受け、「オバマに無視された鳩山」「外交舞台で敗者」「サミットで最大の敗者?」と題した記事を掲載。中央日報も朝日新聞の記事を引用し、「5月末までの米国の合意のもと結論を出すという鳩山政権の計画は絶望的」と報じた。(後略-サーチナ)
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政治については、普段あまり関心が無いほうだと思いますが、最近の鳩山政権を見ると日本政府のことがとても心配になってきました。記事にあるように、鳩山首相がアメリカを訪問しましたが、オバマ大統領に相手にされず、そのことがワシントン・ポストのコラムに書かれて話題になっているようです。一国の首相に対して酷い扱いをされたとマスコミに抗議を行ったようですが、確かに現在の鳩山政権の様子を見ていると、アメリカ政府でなくても、日本の国民も不安な気持ちであることは同じだと思います。
普天間問題も選挙前はそれほど問題視されていなかったのに、社民党と組んだ途端問題視されるようになり、郵政の問題も国民新党の党首を大臣に任命した瞬間に火種となり、子供手当は選挙目当てのお金のバラマキ扱い、高速道路は無料化どころか実質値上げし、作らないと言っていた高速道路を作ろうとしている。話題になった事業仕分けもパフォーマンスに終わりそうです。国民は自民党政治よりも「マシな政権」を期待して投票し勝たせたのだと思いますが、結局マニフェストは絵に描いた餅になりそうな気配です。
鳩山政権は、マスコミに随分叩かれてはいますが、でも国民である我々にもそういう政治家を選挙で選んだ責任があると思います。彼等のような政治家を選んだのは日本国民なのですから、日本国民は政治家を見る目が無いということでしょう。他の国々から「情けない日本」と報じられているのは、首相に向けてではなく彼を選んだ日本人に対してと考えるべき。マスコミも無責任な政府批判は止めて、どうしたら良くなるのかを考えるべき時期にきているように思います。政権発足からまだ1年も経っておらず、物事がすぐに良くなるとは思えないので、ここしばらくは国民も我慢が必要かもしれません。
ちなみに食事の時に首相がアメリカ大統領とヒソヒソ話したそうですが、そういう姿は確かにいただけない感じはあります。独立国のリーダーなのだから、会わないのであればこちらも会うつもりはないと、もっと堂々と振る舞ってほしいと思いますけど。