3月20日に韓国で開幕した今年のMLBですが、開幕戦からちょうど1カ月が経ちました。
開幕前は、大谷、山本選手を獲得したドジャースの補強が上手く行って、かなり強力なチームというメディアの報道でしたが、最近は連敗が多く、大方の下馬評と違って意外に混戦のようです。そんな中、日本人選手の状況がどうなのか、少し調べてみました。
(活躍度の個人的評価:◎優、〇良、▲可、△いま一つ、☓厳しい)
★ア・リーグ★
●ボストン・レッドソックス
△吉田 正尚(打率:.221,HR:1,打点:8,盗塁:0)
高打率、三振しない選手として評価されていましたが、今年は相手チームに研究されたのか、打率が低くて三振も多い。守備はMLBレベルではなくDHとして出場。全く打てない日もあったりして、苦しんでいる印象です。
●トロント・ブルージェイズ
◎菊池 雄星(勝敗:1勝1敗,防御率:2.08)
今年は調子が良く、防御率、奪三振率も優秀。この調子で勝ち星が増えてくれば、エース格になるかも。期待できそうです。
●デトロイト・タイガース
△前田 健太(勝敗:0勝1敗,防御率:7.64)
肘の手術から復活したけれど、好不調の波があり、現時点では未だ調子が上がらない感じ。被本塁打が多いのが気になります。
★ナ・リーグ★
●ニューヨーク・メッツ
☓藤浪 晋太郎
マイナーで登板も成績が残せず。四球連発の昨年の序盤の状態に逆戻り。大丈夫か??
☓千賀 滉大
開幕前から故障者リスト入り。怪我を治して万全の体勢で登板して欲しい。
●シカゴ・カブス
◎今永 昇太(勝敗:2勝0敗,防御率:0.00)
今年のサプライズ。3試合登板して、未だ自責点無しと絶好調。打者が打ちあぐねている印象がある。この調子をどこまで維持できるか、シーズン10勝を期待したい。
〇鈴木 誠也(打率:.305,HR:3,打点:13,盗塁:0)
開幕から好調を維持してチームに貢献してきましたが、残念ながら故障者リスト入り。程度は軽いという事なので、早々の戦線復帰を期待します。
●ロサンゼルス・ドジャース
〇大谷 翔平(打率:.356,HR:4,打点:11,盗塁:5)
開幕から暫く不調が続いてましたが、その後調子は上向きで期待通りの活躍を続けています。但し、今年は得点圏の打率が低過ぎること、本塁打の飛距離に物足りなさを感じます。ホームラン性の当たりが、塀際で失速してしまう。エンゼルス時代のような豪快なホームランが出ていないのが気になります。
▲山本 由伸(勝敗:1勝1敗,防御率:4.50)
大型契約で期待された日本一の投手ですが、現時点ではやや期待外れ。制球が定まらない立ち上りに打込まれるケースが多い。体格、投球フォームに威圧感が無い投手なので、制球力が上がらないと苦しい。MLBの環境に慣れが必要かも。
●サンディエゴ・パドレス
◎松井 裕樹(勝敗:2勝0敗,防御率:0.90)
こちらもサプライズの一人。中継ぎで既に11試合登板して、防御率0点台はとても優秀。おそらく安心して任せられる投手の一人になっていると思う。この調子で頑張って欲しい。
▲ダルビッシュ 有(勝敗:0勝0敗,防御率:4.18)
開幕から安定した投球を見せていて、今年は大いに期待できそうでしたが、運が悪く未だ勝ち星無し。しかも最近、故障者リスト入りで残念な状況です。投球は悪くないので、今後に期待します。
開幕から1カ月で早くも故障者続出。MLBの環境は厳しい。故障している選手が早く復帰できること、そして今活躍している選手達が故障せずにシーズンを乗り切って欲しいです。