キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

「ショーシャンクの空に」とモンテクリスト伯

2004年11月21日 | Music & Movie
芸術の秋と言うことで、「ショーシャンクの空に」は、私の大好きな映画のひとつです。原作は、スティーヴン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワース』で、「Different Seasons」という短編集の中のひとつです。
日本語版では文庫でたった170ページ足らずの内容ですが、映画では2時間以上の大作になっています。色んなエピソードで脚色して映画を面白くする、脚本家というのは凄いです。ちなみにこの短編集には、「スタンド・バイ・ミー」も含まれています。
「ショーシャンクの空に」のストーリーは以下の通りです。
「妻とその愛人殺しの容疑で終身刑の判決を受けた銀行マンのアンディ。無実の罪ながら投獄されるが、決して希望を捨てず、自由を得られる明日を信じ続ける。一方、古株の囚人レッドはそんなアンディに、「刑務所で希望をもつのは禁物」だと忠告する。アンディとレッドの友情を中心に、ショーシャンク刑務所で生きる男たちのさまざまな人間模様を描いていく。
人生の不条理や悲しみを問いかけながらも、たどり着くラストシーンは見る者の胸をさわやかに、だが強く打つ。」というものです。(Amason.comのDVD案内より)

私自身、冒頭の妻の不倫場面と、ポスターの「リタ・ヘイワース」「ラクエル・ウェルチ」以外にほとんど女性が出てこない、硬派(死語ですか)なところが気に入っているのですが、しかし、このストーリーをどこかで読んだような覚えがあります。高校時代に夏休みの宿題の読書感想文を書くために読んだアレクサンドル・デュマの「モンテクリスト伯」に似ているように思うのです。時代背景も作者のアプローチの仕方も違うけれど、無実の罪の主人公、脱獄・復讐は同じテーマです。まあ似たようなストーリーの映画はいくつもあって、おそらくどれも「モンテクリスト伯」の影響を受けているのではないかという気がします。
高校生の頃、読書感想文の宿題で選んだ1800ページの「モンテクリスト伯」を読むのに3日3晩もかかってしまい、読み終えた頃にはへとへとになり、原稿用紙5枚に粗筋だけ書いて感想文を終わりにしてしまいました。感想文を書くなら短編に限ります。今なら「ショーシャンクの空に」のビデオを見て、『刑務所のリタ・ヘイワース』の感想文を書けば半日で終わりです。
読まなくても映画を見て読書感想文が書ける良い時代です。

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本「大江戸泉光院旅日記」

2004年11月18日 | Book

大江戸泉光院旅日記(石川英輔)という本を読みました。オンライン書店の案内には、「文化文政の六年間にわたり、日本全国を歩き回った僧・泉光院の見聞記には、江戸時代の庶民のくらしがこと細かに記されていた…。あなたのまちの昔の様子がよくわかり、歴史の通説にはなかった豊かな生活も明らかにされてゆく。“大江戸事情シリーズ”で人気の著者と、新しいアプローチで“江戸に学ぶ”一冊。」
とあります。 読んでみるとなかなか面白い日記です。
泉光院は、野田成亮といい宮崎の佐土原の高僧でした。この日記は彼の旅を克明に記したもので、江戸時代の庶民の生活を詳しく知ることができます。当時、庶民の交通手段と言えば歩くことしかなく、日が昇る前から歩き始め一日40kmも移動することもあったそうです。日記によると、別れの見送りに何里も付いて来たという記述もあります。高僧が来たということで、一筆書いてもらおうとその周辺の人達が押しかけたり、地元の知識人と問答をしたりと面白いエピソードが紹介されています。歴史の授業では、江戸時代の庶民の生活に触れることはあまり無いのですが、この本を読むと日本の歴史の中では一番良い時代だったのではないかと思えます。私も数年前に佐土原を訪問し、町の歴史資料館で泉光院さんの絵と対面しましたが、この日記から想像するよりも立派な人であったようです。
今年は、12月5日に新田原基地の航空祭があります。佐土原町はこの基地のすぐそばなので、この本を読んで、飛行機を見て、佐土原の歴史資料館に立ち寄るというのもいいかもしれません。現代最先端のハイテクと江戸のローテクを知る旅なんていうのはどうだろう。
ちょっと変な組合せだけど。(^^;)



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2004百里基地航空祭 雑記

2004年11月16日 | Photo (&Aviation)
今年は、百里基地航空祭も行きました。
駐車場券が当ったところまでは、大変ラッキーだったのですが、その後天候がどんどん悪化して、ほとんどのプログラムが没になってしまいました。「残念ながら、、、」という女性のアナウンスを聞くたびにガッカリしたのを思い出します。サンダーバーズも参戦して、ブルーインパルスとの競演も期待していただけに今でも残念です。写真は、駐機中のサンダーバーズを撮ったものです。戦闘機のお兄さん達も「今日はダメだね~」という表情です。観客も残念ですが、当事者の人達もガッカリしていると思います。
天気ばかりはどうにもならない、、。



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入間航空祭 機付長について

2004年11月14日 | Photo (&Aviation)

入間航空祭Part2で「F2戦闘機に書いてある名前」のことを書きましたが、以下のことが判りました。「機付長」は、実は"きづきちょう"と読むらしい。
機体の整備士のことです。自衛隊の戦闘機パイロットは、自分が搭乗する機体は決まっていないのですが、整備員は自分が担当する機体が決まっているそうです。F15の場合、整備は機付長と機付員の2人が担当していて、機付長は機体整備の最大の権限が与えられ、それで名前が書込めるらしい。百億円以上もする機械に自分の名前が書込めるのは、きっと誇らしいでしょう。でもトラブルがあった時の責任もあるので、一概に喜べるわけではないけれど。
ちなみにサラリーマンが自分の名前を書込める物で一番高いのは、自分の家(表札)くらいでしょうか。ちょっと意味が違うかもしれませんが、、、。



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2004入間基地航空祭 Part2

2004年11月12日 | Photo (&Aviation)
写真を撮る楽しみとして「思わぬ発見」というものがあります。
なにげなく撮った写真の中に、意図しなかったものが写っていると得した気分になります。入間基地航空祭で撮った戦闘機の写真を見ていたら、キャノピーの下に名前が書いてありました。自衛隊の規則について何も知りませんが、おそらく操縦士の名前ではないかと思います。でも国費で買ったこの戦闘機に、自分の名前を入れていいものなのか?「機付長」とはどのような人なのか?これは規則なのか?それとも個人的な趣味なのか?(そんなことは無いと思いますが)いろいろ疑問が沸いてきました。
規則を知っている人にとっては、特に問題ではないことでも、知らない人にとっては不思議に思うことがあります。写真を撮ったら、じっくり眺めてみることも必要です。


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2004入間基地航空祭

2004年11月10日 | Photo (&Aviation)
11月3日の航空祭の写真ができあがりました。というのは昔の話で、今は誰もがデジカメで瞬時に現像(?)された写真を見ることができます。
最前列に陣取るカメラマンは、背後からの冷たい視線も気にせず、自分だけの世界に浸るわけです。被写体の飛行機を追いかけてシャッターを押す快感は、シューティングゲームの楽しさに通じるものがあると思います。フィルム写真(銀塩)の時代は、シャッターを押す指が震えるくらい、大事に撮ったものですが、今のデジカメではマシンガンのようにシャッターボタンを押しまくります。そういうカメラ小僧(ちょっと古いが)は、自分が撮影した写真を眺める時間があるのだろうかと思ってしまいます。かく言う私は、飛行機の写真より、飛行機を撮っているマニアの姿を撮るほうが面白いことに気付きました。飛行機(軍事)マニアは、何故か同じスタイルになってしまうのです。


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楽天・キーナートGM

2004年11月09日 | Baseball

マーティ・キーナートは、新球団楽天のGMです。
その昔、私は「太平洋クラブライオンズ」の大ファンでした。昭和40年代後半に、福岡に住んでいた野球少年は、セ・リーグなら巨人、パ・リーグなら太平洋が贔屓のチームでした。
(もう少し年上の人だと西鉄ライオンズだった)
「太平洋」のユニフォームは毎年のように変わり、ある年は背番号ではなくて胸番号だったり、またある年はノースリーブのユニフォームを着ていたりと、野球の成績は冴えないけれど奇抜なユニフォームが目立つ楽しいチームでした。選手も変わったフォームで打つバッターが多くて、レッドソックスのような野武士野球?が自慢でした。
そういうチームが私は大好きで、生まれて初めて福岡の平和台球場で見た試合は、「太平洋クラブライオンズVS日拓ホームフライヤーズ」という今は全く忘れ去られたチーム同士の試合でした。そのチームがクラウンと名前を変え、西武に買収されて九州を去った時は、本当に寂しかった。やはり野球チームが地元にあるというのは、どんなに弱いチームであっても少年に夢を与えてくれるものなのです。
では、何故キーナートGMかというと、彼が当時「太平洋」の運営に関わった経歴があるらしいのです。(もしかして彼が仕掛け人なのかもしれません。)ということは、楽天にも「太平洋」スピリッツを注入してくれるのではないかと、私は密かに期待しているわけです。


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ブログ開始

2004年11月07日 | Aphorism(気になる言葉)

誕生日を機会にブログを書いてみます。

今日の気になる言葉「生きる」の定義。
「生きることが、もちろん人生最高の目標なのだ」

by グリルバルツァー「サッフォー」


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