有馬記念は、サトノダイヤモンドが優勝しました。
---------------------------------------------------------
【有馬記念】ダイヤモンド古馬撃破!ブラックを差し切る By スポニチ
2016年の中央競馬のフィナーレを飾るグランプリ「第61回有馬記念」(G1、芝2500メートル)が25日、中山競馬場で行われ、1番人気サトノダイヤモンド(牡3=池江厩舎、父ディープインパクト、母マルペンサ)が優勝した。勝ち時計は2分32秒6。マルターズアポジーが逃げ、キタサンブラックは単独2番手。サトノダイヤモンドはキタサンブラックをマークするように3、4番手を追走。直線に入り、先に先頭に立ったキタサンブラックをサトノダイヤモンドはゴール直前で見事に差し切った。首差の2着に2番人気キタサンブラック。さらに半馬身差で昨年の優勝馬ゴールドアクターが入った。サトノダイヤモンドは菊花賞に続いてのG1、2勝目。全戦績は8戦6勝。重賞は4勝。池江厩舎の有馬3歳馬Vは11年オルフェーヴル以来。オーナーの里見治氏は同馬での菊花賞制覇に続くG1、2勝目。
---------------------------------------------------------
最後の直線は、大変見応えがある良いレースでした。先行するキタサンにゴールドアクターが競り掛けて、キタサンが少し引き離したと思ったところでサトノがゴール直前で差して来ての優勝でした。G1馬3頭の叩き合いは迫力があって、思わず力が入りました。現時点で、長距離ではこの3頭が抜けた存在ということで、他馬との格の違いを示したようなレースだったと思います。でもこの3頭の差はわずかで、その日の調子次第で結果も変わりそうです。サトノの勝利の要因は、斤量差と調整日程に少し余裕があった点くらいでしょうか。来年、古馬になって同じ条件での再戦が、とても楽しみです。
ということで、予想の結果は、、。
◎サウンズオブアース・・・8着。直線でのいつもの走りが見られず、精彩無く惨敗。毎回2着の名誉挽回は成りませんでした。騎手によると疲れがあったとの事。ゆっくり休んで来年のリベンジに期待します。
〇サトノダイヤモンド・・・1着。こちらも◎と甲乙付け難し。中山適性は関係なかったようで強い馬はどこでも走れるということを証明しました。来年は凱旋門賞かな。
▲ゴールドアクター・・・・3着。キタサンをマークして良いレースを展開しましたが、昨年のような切れ味が無かった印象です。こちらも多少疲れがあったのかもしれません。
△キタサンブラック・・・・2着。負けて強しのレースでした。マークされながらも最後まで他馬の追随を許さなかった。ほぼ勝利を手中に収めていましたが、サトノの切れに屈してしまいました。常に先行しレースを支配する力があり、来年もこの馬の時代が続きそうです。
△マリアライト・・・・・・10着。展開が向かなかったようです。騎手のコメントでは外に出せなかったのが敗因との事。そこを出せるのが上手い騎手なのですが。マリアの最後のレースだったので、もう少し頑張って欲しかった。逃げに期待したマルターズアポジーは、直線手前で脚が止まってしまいました。もう少し粘れるかと思いましたが、距離が持たなかったようです。まあそれ以前に、他の馬との格の違いがあったようなので、今後の更なる成長に期待します。
今年の有馬記念は大変面白いレースでしたが、1-3番人気で決着したため、配当がいま一つでした。金曜日の中山大障害も順当に1-3番人気で決着し(三連単で880円!)、競馬ファンの熱気とは逆に、懐が寒くなるような結果になりました。来年は、見応えのあるレースで、且つ懐を温かくしてくれるような展開に期待したいです。