キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

2012年12月31日 今年最後の競馬(大井競馬場)

2012年12月31日 | Horse Racing
今年最後の競馬を楽しんできました。久し振りの大井競馬場ですが、相変わらず雑然としたレトロな雰囲気が「昭和の競馬場」らしくて良かったです。

大井競馬場の建物外観。JRAで人の顔の看板を見ることは、ほとんどありません。建物が雑然と配置された感じが、地方競馬らしくて良いです。

パドックは観客と馬との距離が近いので、写真を撮るのが楽しい。

大井名物のファンファーレの生演奏。これが目当てのファンもいるようでした。
レース風景。最終コーナーで撮影していたら、6番の馬に乗っていた坂井騎手が視線を送ってくれました。その後、抜け出して見事勝利。手応えを感じていたのでしょう。

JRAにはいなくなった予想屋さん。こちらも人気不人気があるようです。

競馬人気を支えたハイセイコーの像。大井に来たら必ず挨拶します。今年は、中山、日高、大井の3つのハイセイコーに会いました。ハイセイコー像巡り完了。
帰りはレインボーにライトアップされたレインボーブリッジへ。昨年の節電ムードは何処へやら。

今年もこれで終わり。最後に3連複を当てて、1年を締めました。
競馬に関しては、とても良い1年だったかも。

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東京大章典 フリオーソ/ボンネビルレコード引退

2012年12月29日 | Horse Racing
今年最後のG1東京大章典が行われ、地方競馬の雄2頭が引退しました。
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地方の雄2頭、フリオーソとボンネビルレコード引退(スポーツナビ)
フリオーソの主戦だった戸崎圭太は、一番の思い出のレースを「フリオーソの地元の船橋で勝ててうれしかった」という2011年かしわ記念を挙げると、最後は涙で何度も言葉を詰まらせながら「本当にお疲れさまでした。ありがとうと声をかけたい」とコメント。一方、ボンネビルレコードの主戦・的場文男は「07年の帝王賞でブルーコンコルドを負かしたときは飛びあがるように喜びましたね」と思い出を語ると、「8年も一生懸命走ってくれて、本当にお疲れさま、ありがとうと言いたい」と相棒をねぎらった。フリオーソは通算39戦11勝。GIは06年全日本2歳優駿、07年ジャパンダートダービー、08年・10年帝王賞、11年川崎記念、11年かしわ記念の6勝を挙げた。今後は種牡馬となる予定。ボンネビルレコードは通算74戦9勝。GIは07年帝王賞、08年かしわ記念の2勝。今後は大井競馬場の誘導馬となる予定。
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地方競馬を盛り上げたこの2頭が引退するのは寂しい限りです。今日の東京大章典は、JRA勢が圧倒的に強く高齢のこの2頭が太刀打ちできるとは思えませんでした。でもフリオーソは最終コーナーまで逃げ粘り、見せ場は作ってくれました。この馬らしい引き際だったと思います。
フリオーソの名前を知ったのは、2010年の帝王賞からでした。正直、地方競馬は格下馬のダートのレースばかりと思っていたのですが、JRA交流G1帝王賞で、JRA G1馬カネヒキリ、ヴァーミリアン、若いサクセスブロッケンを破って優勝したのがこのフリオーソでした。地方競馬にも強い馬が居ることを知って、それ以降ダート競争を注目して見てました。その後の相手は、エスポワールシチー、トランセンド、スマートファルコンやテスタマッタに変わりましたが、JRAの錚々たるメンバーを相手に互角の走りを見せて、交流G1とはいえ6勝を挙げたのは素晴らしい成績だと思います。また地方馬は平坦コースの競馬場でしか走らないと思われていましたが、昨年2011年のフェブラリーSでは、坂のある東京コースでもトランセンドと1.5馬身差の2着になり、実力を証明して見せました。これが私の一番印象に残ったレースです。
長期間地方競馬を盛り上げてくれたこの馬が種牡馬となって良い子孫を残し、別の意味で地方競馬を盛り上げる存在になって欲しいです。お疲れ様でした。

ちなみに勝ったのは、ローマンレジェンド。エスポワールシチー、トランセンドに代って、この馬が今後の主役になりそうな気配です。来年のフェブラリーSで勝てれば本物でしょう。

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本「暦を作った人々」

2012年12月25日 | Book

普段何気なく使っているカレンダーですが、この暦が決まるまでには先人達の苦労がありました。地球は365日の自転で太陽の周りを廻っているわけではなく、365日とプラスアルファの時間が掛っています。そのプラスアルファをどのように処理するかで、暦の正確さが決まってきます。これは、地球が太陽の周りを廻っているという事実を我々が知っているからできることであって、このような仕組みを知らなかった先人達は、季節の周期と自分達の暦のつじつま合わせに大変苦労していました。暦は人間の生活にとっては無くてはならないものですから、国によって違う暦を使っていると不便で仕方が無いし、モノの取引も上手く行かないでしょう。統一された暦は、経済活動にも必要不可欠なツールなのです。
この本では、暦がどのように作られてきたかという歴史を紹介しています。読んでみると、歴史の勉強で年号を暗記することにどれほどの意味があるのか判らなくなってしまいます。そもそも初期の西暦は結構いい加減な暦なのですから、西暦を知らない日本のご先祖様にとっては、自分達の歴史を西洋のものさしを使って測られるのは不本意かもしれません。


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本「私と20世紀のクロニクル」

2012年12月24日 | Book

アメリカの日本文学者ドナルド・キーンの自伝。
自身の生い立ちから軍人としての日本との関わり、コロンビア、ケンブリッジ大学での日々、日本人作家との交友、親しい人達との別れなど、自身の半生を振り返る。60ー70年代の日本の文壇に時々登場する人物として、名前は良く知っていたが、改めて自伝を読むと、いかに日本を愛し、日本の文化活動に貢献してきたかが良く判る。彼が初めて触れた日本人が書いた生の文章が、第二次大戦の日本兵の日記だったというのは意外だった。アメリカ人兵士は日記を書くことはなく、戦場に記録を残すことは機密上あり得なかったらしい。しかし、最前線の日本兵は、自分の生きた証として日記を残した。それが日本という国に興味を持つきっかけになったと言う。戦後、多くの作家と付き合ったが、三島・川端の2人を失ったことが大きく、三島の死は川端のノーバル賞受賞が何か影響を与えたのかもしれないと推測している。
執筆時89歳で、親しい多くの友人を失ったけれど、日本との関わりは、人生を幸せなものにしてくれたと結んでいる。彼は、日本人の秀逸な伝記をいくつか書いているので、機会があれば読みたいと思う。


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2012年 中山大障害

2012年12月22日 | Horse Racing
中山大障害は、熊沢騎手騎乗のマーベラスカイザーが優勝しました。
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【中山大障害】カイザーV!熊沢 初の平地とG1W制覇 (スポニチ)
 「第135回中山大障害」が中山10Rで行われ、3番人気のマーベラスカイザーが直線抜け出して快勝。熊沢重文騎手(44)は中山グランドジャンプも含め、12回目の挑戦で初めてJ・G1を手にした。
 「おめでとう!」。ウイナーズサークルの周りに集まった障害ファンから熊沢への声援が飛んだ。平地G1を3度制しても障害にこだわり、度重なる落馬事故を乗り越えた末につかんだ勲章。「二十数年間の念願だった。下手なジョッキーなのに…応援してくれるファンの声がありがたくて…」。ベテランは言葉を詰まらせた。平地、障害双方のG1制覇は99年のジャンプグレード制導入後初めて。「勝ったら、障害を卒業しようと思っていたが、まだやめられない」。ついにかなえた夢の先に新たな夢がふくらんだ。
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毎年楽しみにしている中山大障害を見てきました。この日は、朝から雨で気温が低くて凍えるような寒さでしたが、中山大障害が始まる頃には雨もあがり、馬場もそれほど悪くなかったようです。
下馬評では、昨年の勝者マジェスティバイオの評価が高く、断然の1番人気でした。しかしレースでは、前半から積極的に前のほうでレースを展開したマーベラスカイザーが、最後の直線でも他を圧倒して勝利を収めました。この馬は、障害に転向してまだ6戦ですが、一度も3着以下になったことがない安定感のある馬です。今回、初めての中山でしたが、4100mの長丁場を熊沢騎手の好騎乗で乗り切り、栄冠を勝ち取りました。熊沢騎手は、平地と障害の掛け持ちの騎手で、とっても地味な騎手です。今年はわずか11勝ですが、過去には平地G1で3勝の実績があり、重賞ではよく逃げ先行の面白いレースを見せてくれます。今回も彼の得意なレース展開に持ち込んでの勝利でした。障害は落馬の危険があるリスクの高いレースで、平地との掛け持ちする騎手は少ないようですが、彼自身は障害レースへの思い入れがあるようで、双方のG1を制するのが目標だったようです。今回のG1を勝ったことで平地・障害の両方でG1を獲得した初めての騎手になりました。これは素晴らしい記録です。実際、現場でレースを見ていて、大障害を全ての馬が無事に飛越した時や全馬が無事に完走した時の拍手と歓声は、ギャンブルではなく、スポーツ観戦しているような雰囲気でとても心地良いものでした。熊沢騎手の偉業達成と、普段とは違う暖かい雰囲気の競馬に感動した一日でした。
ちなみに馬券の方は外れでした。前走のテイエムハリアーで独走しながら最後の障害で落馬した熊沢騎手を見ていたので、不安になって買うことができませんでした。次回のテイエムハリアー騎乗時には、是非リベンジを果たして欲しいです。

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10円を盗んだ罪の重さ 

2012年12月20日 | Current news

このニュースを読んで、悲しい気持ちになりました。
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「10円とはいえ現金」賽銭盗んだ男に懲役1年 大阪高裁(産経新聞)
今年5月、和歌山県高野町高野山の金剛峯寺で地蔵の前に供えられた賽銭10円を盗んだとして、窃盗罪に問われた大阪府和泉市の無職、鶴原正文被告(66)に対する控訴審の判決公判が20日、大阪高裁で開かれた。 的場純男裁判長は、懲役1年8月(求刑懲役2年6月)とした1審和歌山地裁判決を「10円の窃盗でこの量刑は重すぎる」と破棄。その上で「10円とはいえ現金。刑事責任は軽視できない」として、改めて懲役1年の実刑判決を言い渡した。 弁護側は1審段階から、「賽銭で遊んでいただけ」と無罪を主張。これに対し、的場裁判長は判決理由で「弁解は不合理で信用できない」と窃盗の故意を認定した。判決によると、鶴原被告は今年5月13日午後、金剛峯寺にある織田信長供養塔で、地蔵の前に供えられていた賽銭の10円玉を盗んだ。
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この裁判はどう捉えたら良いのか、考えてみました。
確かに10円を盗んだ行為は許されるものではないし、窃盗の罪に問われるのは当然だと思います。被告に弁解の余地は無いと思いますが、その量刑が懲役1年というのは重過ぎるような気がします。その窃盗の罪に見合う量刑というのは課せられなかったのでしょうか。例えばアメリカでは、犯罪をその重さに応じてボランティア等で弁済するような量刑もあります。(日本の法律にはそういう考え方は無いのかもしれませんが)その程度の罪ではないかと思います。
また弁護するほうも無罪を主張していますが、普通に考えたら苦しい言い訳でしかないです。素直に罪を認めれば、もう少し刑が軽くなったかもしれないし、これは法廷で争う類の事件なのかという疑問もあります。だいたい裁判官や弁護士の費用とか、裁判に掛けた時間(2審まで)とか、裁判に関わった人の数とか諸々を考えると、10円の窃盗罪を争う裁判としては無駄が多すぎるように思います。なんともやるせない裁判の記事ですが、被告にとって不運だったのは、織田信長の供養塔という場所での盗みだったからもしれません。有名な戦国武将の10円の賽銭には、10円以上の重みがあったことを認識すべきでした。
お金を拾ってポケットに入れた経験は誰でもあると思います。でも訴える人がいなければ捕まらない。しかし、たとえ10円でも盗んだと訴えられると、裁判では懲役1年。この判決で解釈すると、たぶん1円でも同じ量刑でしょう。
普段、何気なく使っている10円の価値をとても考えさせられた記事でした。


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本「かくして冥王星は降格された」

2012年12月19日 | Book

アメリカ人の冥王星への愛着度が判る本。 日本人には、太陽系9番目の惑星としか認識が無い冥王星ですが、アメリカでは「冥王星の降格」は、大問題だったようです。何故かと言えば、この元惑星はアメリカ人が発見した唯一の惑星だったからで、ディズニーのキャラクターの名前としてもその名前が使われたほど「愛された星」だったからです。
この本では、降格させてしまった当事者の一人である著者が発見から惑星降格までの経緯と、何故冥王星が惑星として相応しくないか、冥王星はアメリカ人にいかに愛されていたかを紹介しています。冥王星は日本人には馴染みが薄い星ですが、実はエピソードに溢れた魅力ある星だったようです。
現在、NASAの探査機が冥王星に向かっており、数年後にその全体像が明らかになるそうです。打上げた時は、「惑星」に向かっていたはずの探査機ですが、残念ながら「惑星探査機」の座からも降格されてしまいました。


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小林可夢偉選手 来季F1断念

2012年12月18日 | Sports
小林可夢偉選手がF1のシートを失うことになりました。
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小林可夢偉、来季のF1シート獲得を断念(読売新聞)
自動車のF1で3シーズン所属していたザウバーのシートを失った小林可夢偉(26)が18日、自身の公式サイトで、来季のシート獲得を断念したことを明らかにした。ファンの募金活動で集まった寄付金は、2014年にシートを獲得するための資金に充てるという。小林は日本企業数社からの支援も受け、「当初の目標に近い800万ユーロ(約8億8000万円)強の予算はありましたが、残念ながら僕が求めていた、戦えるチームでの13年のレースシート獲得は不可能という状況になりました」と説明。今後の活動については「F1以外のカテゴリーは考えていない」とし「14年にF1のトップチームのレースシートを獲得できるベストな道を選択したい」としている。
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リーマンショック以降、日本企業が続々とF1を撤退し、日本人ドライバー最後の砦だった小林選手までシートを失うことになって本当に残念です。これでますます日本人のF1離れが進むことになりそうです。セナ選手やプロスト選手が活躍していた時代のF1は、チームがお金を出してドライバーと契約していたように記憶しています。今も上位のドライバーは変わらないのかもしれませんが、中堅以下のチームにとって現在のF1を闘うにはドライバーが持ち込むスポンサーのお金が必要不可欠になっているようです。小林には大きなスポンサーも無く、支援者の募金に頼るという方法でシート獲得を狙いましたが、結局彼のためにシートを用意してくれた上位チームはありませんでした。
彼のスタイルは、アグレッシブ且つフェアなドライビングで世界中にファンがいます。低迷していたザウバーを今の位置に押し上げたのも彼の功績だと思うし、印象的なレースをいくつも見せてくれて、人気のあるドライバーなので、このままF1を去るのは勿体無いと思います。
これからどうなるか判りませんが、是非来年は「就活」を成功させて、またF1の世界に戻ってきて欲しいです。

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衆議院議員選挙投票

2012年12月17日 | Current news

あまり関心の無かった昨日の選挙ですが、国民の義務として投票に行ってきました。
先週は毎日入れ替りで朝から駅前で候補者の立会演説会をやっていましたが、通勤時間帯は仕事に向かうため素通りするしかなく、候補者が何を公約したのか全く分からず仕舞でした。結局、投票所までどの党、誰に入れるか決まらず、投票用紙を見ながら悩んでしまいました。できれば投票所の前に候補者の選挙公約の一覧を表示するとか、そういうサービスがあっても良いのではないかと思います。
夜は全てのテレビ局で選挙番組が放映され、開票してすぐ「当選確実」のテロップが流れ、万歳三唱を叫び、記者がレポートを入れ、党首が喜んだり苦渋の表情を浮かべたりという光景も昔から変わらなくて、デジタルの時代になった今でも選挙だけは昭和のアナログな時代のままです。
投票方法も相変わらず紙で、投票所に行って投票するするのも変わらずです。地デジやインターネットが普通に使える時代になっているので、これからは忙しい人や若い人向けのデジタルな投票方法を考えて欲しいと思いました。


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2012 朝日杯FS (G1)

2012年12月16日 | Horse Racing
今年の2歳G1は、伏兵ロゴタイプが優勝しました。
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コディーノ届かず2着、勝負師デムーロを背にロゴタイプがV/朝日杯FS(netkeiba.com)
16日、中山競馬場で2歳世代牡馬のチャンピオン決定戦・朝日杯フューチュリティS(2歳・GI・芝1600m)が行われ、好スタートを決めて道中は先頭に並びかける形での3番手を追走していたM.デムーロ騎手騎乗の7番人気ロゴタイプ(牡2、美浦・田中剛厩舎)が4コーナーを手応えよく回って最後の直線へ。 坂下残り200mで単独先頭に躍り出ると、外から襲い掛かってきた単勝1.3倍、断然の1番人気で3戦無敗のコディーノ(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)と、ゴールまで長い追い比べを展開。 手応えでは外のコディーノが抜き去るかに見えたが、鞍上デムーロのムチに応えてロゴタイプが最後まで抜かせることなく、クビ差先着して優勝した。勝ちタイムは1分33秒4(良)。 さらに2.1/2馬身差の3着には、中団追走から直線しっかりと脚を伸ばした3番人気ゴットフリート(牡2、美浦・斎藤誠厩舎)が入った。4着は5番人気フラムドグロワール(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)、5着は6番人気ティーハーフ(牡2、栗東・西浦勝一厩舎)で確定。 なお、3戦3勝で挑んだ2番人気エーシントップ(牡2、栗東・西園正都厩舎)は失速し、8着に敗れた。(後略)
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今回は、東西の無敗の3勝馬による2強対決という下馬評でしたが、デムーロ騎手に上手く導かれた伏兵ロゴタイプが首差で優勝しました。あまり前評判が高くない馬だったので、先週の阪神JF同様、意外な決着でした。きっとデムーロ騎手との相性が良かったのでしょう。
コディーノは圧倒的な一番人気で力の差は歴然と思われていましたが、レースはやってみないと判らないものです。2歳はまだ実績が少ないため、どの馬もこの距離への適性は未知数です。今回も2強のうちの一角エーシントップは1400mで早々に離脱しました。やや距離が長すぎた印象です。逆にコディーノは加速してきたところがゴールで、距離があと50mあれば完勝だったと思います。ペースも上がったり下がったり目まぐるしく変化する展開で、見ているほうは面白かったのですが、乗っている騎手は大変だったかもしれません。
とりあえず2歳の初G1はロゴタイプの優勝で決着しましたが、各馬とも力の差はそれほど大きくないと思うし、今後の成長次第で意外な馬がクラシック路線に登場するかもしれません。今後のレースを楽しみに待ちたいと思います。
ちなみに応援してたテイエムイナズマは、スタート直後にポジションを大きく下げてしまい、ペースについて行けませんでした。スタートはそれほど悪くなかったようですが、その後の行き脚がつかず途中からリカバリーしたため、最後は大外を廻らされて坂の途中で失速してしまいました。池添騎手がコメントしているように、乗り難い馬で彼との相性があまり良くないようです。課題のスタートを解決すれば、まだまだやれると思います。今後の成長に期待したいです。

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本「大河ドラマ入門」

2012年12月16日 | Book

著者はNHK大河ドラマファンという文筆家。
自分が著者と同じ世代ということもあり、大河ドラマを見始めた時期も同じなので、なかなか面白く読めました。内容は大河ドラマの入門書というより、むしろ大河ドラマと著者の付き合い方という感じで、ややミーハーな見方でドラマをザックリと紹介しています。
原作とキャスト、音楽、史実との関係などのまとめ方になっていますが、キャストに割かれたページが多すぎて、読んでいてやや退屈でした。(著者の好みの女優の話は、いらない情報です)それ以外は、手短に要領よくまとまっていて面白かった。最後は今後の大河ドラマに対する期待となっているけれども、本としての構成は、やや尻すぼみの印象です。大河ドラマが好きだった時代が著者と被っていますが、アイドルタレントや歌手を起用し始めた頃から興味が無くなり、今は全く見ていません。大河ドラマは、人気取りではなくて硬派な歴史ドラマであってほしいと思います。


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ティム・バートンと栗原類

2012年12月12日 | Music & Movie

今朝の情報番組で、ネガティブモデルの栗原類が出ていました。
「シザーハンズ」「チャーリーとチョコレート工場」で有名な映画監督ティム・バートンへのインタビューという企画で、どんなインタビューになるのか心配しながら?見ていましたが、普段の内気そうな彼とは違う堂々としたインタビューで驚きました。
小さい頃アメリカに居たということで、英語も流暢に話せるし(実はハーフらしい、当然?)、気が利いたアドリブもできるし、映画の内容もよく抑えていて、監督のコメントをうまく引き出していたように思います。また、スタッフのために通訳する気配りや、怪獣好きの監督へのキングキドラのプレゼントの贈呈の演出など、18歳とは思えないベテラン顔負けの良いインタビューでした。ティム・バートンの映画は、皮肉が効いた大人のためのファンタジーが多くやや好き嫌いが分かれますが、栗原類は彼の映画が好きで、その世界にフィットしそうなキャラクターを演じているような気がします。ネガティブを装っていて異常なくらい謙虚なだけで、実はいろいろな才能を秘めているようです。変なタレントだと思ってましたが、ちょっと見直しました。彼の今後の活動が楽しみです。


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本「道楽三昧」

2012年12月11日 | Book

小沢昭一の道楽三昧の半生記。 
数多くの遊びから学んだと言す彼にとって、道楽と仕事は紙一重であったようです。とにかく話の内容がとても面白くて、一気に読めました。
彼の子供の頃の遊びは、虫・コマ・メンコ・ビー玉・飲む打つ買う・落語・演劇・映画・俳句・競馬・写真など自分の世代でも同じ遊びの経験があって共感できる部分が多かった。(飲む打つ買うは例外だけど)子供の遊びは、自分達で遊びを発明するから楽しいのであって、テレビゲームのような与えられた遊びしかできない今の子供は、彼の目には気の毒に見えるらしい。また大人の遊びとしての競馬について、一般に競馬好きには「馬」が好きな人と「ギャンブル」が好きな人が居ますが、彼の競馬は「ギャンブル」派で、写真で見る外見からはイメージが違っていたのが意外でした。彼のようにいろいろな趣味に興味を持ち、自分らしく遊ぶ愉しみを覚えれば、人生も退屈しないでしょう。ちょっとだけ、憧れる人生です。


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2012 GI阪神ジュベナイルフィリーズ

2012年12月09日 | Horse Racing
混戦の2歳牝馬G1は、ローブティサージュが制しました。
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ローブティサージュ2歳女王、3連単300万円の波乱決着=阪神JF(スポーツナビ)
JRA2歳女王決定戦、第64回GI阪神ジュベナイルフィリーズが9日、阪神競馬場1600メートル芝を舞台に争われ、秋山真一郎騎乗の5番人気ローブティサージュ(牝2=栗東・須貝厩舎、父ウォーエンブレム)が優勝。最内1番枠スタートから中団のインを進むと、直線は鋭く脚を伸ばし、先に抜け出したクロフネサプライズ(牝2=栗東・田所厩舎)との叩き合いを制し2歳牝馬チャンピオンの座に就いた。良馬場の勝ちタイムは1分34秒2。ローブティサージュは今回の勝利で3戦2勝。前走のGIIIファンタジーステークスは2着だった。また、騎乗した秋山はカレンブラックヒルで制したNHKマイルカップに続き、GIは今年2勝目。同馬を管理する須貝尚介調教師はゴールドシップで制した皐月賞、菊花賞に続き今年GI3勝目となった。一方、クビ差の2着には柴山雄一騎乗の15番人気クロフネサプライズ、さらにクビ差の3着には三浦皇成騎乗の10番人気レッドセシリア(牝2=美浦・鹿戸厩舎)が入り、3連単は304万7070円の大荒れ決着。なお、1番人気に支持されていた浜中俊騎乗のコレクターアイテム(牝2=栗東・須貝厩舎)は、外から追い込むも4着が精一杯だった。
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下馬評で評価が高かった馬、コレクターアイテム、サンブルエミューズ、サウンドリアーナ、アユサン、プリンセスジャックの名前をやっと覚えたと思ったら、買ったのはローブティサージュという覚えにくい名前の馬でした。昨年も覚えにくい名前の馬が勝った(ジョワドヴィーヴル)のですが、今年もノーマークの覚えにくい名前の馬でした。
レースのほうは拮抗した大混戦の展開でしたが、ローブティサージュが内枠からロス無く良いポジションを確保し、最後は抜け出した3頭のクビ差で決着しました。正直、今回のレースは実力差というより展開が味方した馬に有利な結果になったようです。秋山騎手は、土日のメインレースを制して絶好調です。春のNHKマイルを勝って、ますます強くなったような印象です。2着のクロフネサプライズは、名前の通り15番人気からのサプライズの結果でした。名前がわかり易いのでこの馬を追いかけてみたいです。応援していたのは九州産馬コウエイピース。残念ながらシンガリ負けでした。3ヶ月半の休み明け、経験の無い1600mでは厳しいと思いましたが、それ以上に他の馬とは1クラス実力が違っているような印象でした。でも九州産としての期待の1頭ですから、是非今後のレースで頑張って、春のクラシックに出てきて欲しいです。

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本「オトナ語の謎。」

2012年12月09日 | Book

数年前、会議の中でやたら「いまいま」という言葉を連発する人が居て、何で「今」と言わないのかと不思議な感じがしました。
「オトナ語の謎」にはそういう言葉が数多く収録されています。オトナが使う奇妙なビジネス用語ですが、自分でも普通に使っている言葉が収録されていたりして意外な感じがしました。気になった「いまいま」の解説も記載されており、この本を読んでやっと納得しました。でも正直、このような言葉はビジネス以外では使いたくない。また、早くも死語になった言葉もあるようです。
本には「オトナ語」として収録されていますが、使いすぎるとコドモっぽく見えてしまいます。世代間で通じない言葉もありますので、もし「オトナ語」を使いたい場合は「オトナ語」がちゃんと理解できる大人を探して使う必要がありそうです。


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