決勝戦に名局無しとはよく言われるが、今回は杉本先生も絶賛された進行で名勝負になった。
先手:藤原君 後手:勝崎君
何やら、昭和の香りが感じられるような序盤戦で、どちらも悠々と駒を組んでいましたが、先手が知ってか知らずか、ここから▲4六歩と突き定跡形から別れを告げる事になる。
先手の先制パンチを繰出すも、後手振り飛車特有の手筋で身をかわしながらカウンターパンチを出して上の図。
これ、どちらが良いのでしょうね。
後手、馬と角の両取りを無視して△6七と! さて、どちらの駒を抜くのが良いのでしょうか、迫力満点の終盤戦。
熱戦も、いよいよ最終盤になり、ここから綺麗に後手が決める。
△8七銀と王手で捨てて来た。 一瞬何が起ったのか唖然としましたが手が進むにつれ最善手だと判る。
瞬君、強かったです。
優勝おめでとうございました。