うちの教室に複数回指導に来て下さっている、富山県魚津市出身の村田顕弘六段のエルモ囲い急戦が、巷で流行っている感じです。
そこで、やねうら先生にエルモで戦って貰いました。
お相手は、Hageyubi6段+師範です。
ここまでは、手入力で指定局面を作ってみました。
恥ずかしながら、村田先生の本は読んでませんが、何となく先手の4九金が、後手の飛車の位置を見守りながら動かすのかと、置いたままです。
振り飛車の特徴は、3二の銀が先手の急戦に対応できるようにしてみました。
さて、どうなったでしょうか。
先手は、後手の角頭に狙いを絞り袖飛車にして来ると、後手も角を交換して対抗しました。
すると、やねうら先生は自陣に角を放ち振り飛車の動きをけん制します。
先手の自陣角に対し、後手も角を自陣に放ち「ハク式」みたいになり戦いは始まりました。
上の図を見る限り、個人的には後手の振り飛車が捌けた感じを受けました。
前の図から、はねうら先生は飛車を切り角を敵陣にセットしながら桂馬を飛んでイスタンブール。
Hageyugi師範も強く反撃して飛車と歩の連携でエルモ囲いに襲いかかった処です。
先手は、▲2九歩と犠打を放ちました。
参考になる手筋です。
↓
長い中盤戦でしたが、やねうら先生は、金を自陣に埋め込み受潰しに掛ります。
Hageyubi師範も龍を自陣に引きつけ決定打を与えず、最後の反撃に出ましたが、▲7七金で万事休す。
居飛車の、やねうら先生の受けの手に良いものを感じました。
そして、旧式のHageyubi師範でしたが、さすがの強さも印象的でした。
将棋教室のお陰様で、Yowai61も最新戦法を自分なりの方法で楽しんでいます。
感謝。
ちと実験してみました。
スマホに入れている「やねうら王」と数年前に勝った「檄指定跡道場3」の六段との対戦です。
雁木を知らないHageyubi師範は、矢倉へと駒を進めます。
やねうら先生は、ツノ銀雁木風から居玉にも関わらず先制攻撃を仕掛けて来ました。
中盤たけなわです。
やねうら先生は、必殺の銀出△5四銀!が出ました。
銀損で攻めても有利と判断している、やねうら先生の手が凄かったです。
最後のお願い攻撃の▲1五角も、△3三桂でシャットアウトで、後は華麗な寄せを観るばかりになりました。
ここからは、先手玉が27手で詰んでいますと言われても、私のレベルでは難解です。
まだ一局なので何とも言えませんが、これが技術の進化の差なのかと思う次第でした。
スマホあれば、何でも出来る便利な世の中になりました。
有段者になると、自分の指した手は覚えているものです。
Y君は、例会の4局全部覚えていて、メールで送信してくれるのでバックヤード係のYowai61は、毎回観る事が出来てアドバイス(これが良いのか悪いのかは不明)出来る事になります。
それはさておき、上の図はソフト解析のグラフになって居ます。
この将棋は、先手の雁木模様に対し後手が早繰り銀で、攻略して来た処を上手く反撃して銀立矢倉になり評価値500点位の作戦勝ちまで進みました。
しかし将棋は、そんな少し良い場面からが難しいものになっています。
ソフト利用手順。
① ソフトで解析したら次は評価値が下がった手を振り返ります。
② ソフトの最善手が出たら、その手を入力します。
③ ②の局面から、ソフト相手に対局します。
☆ ソフトは強いので、逆転して負けます。
④ 負かされた将棋を振り返り、評価値-1000位から今度はソフト側を持って勝ち切れるか試してみます。
-1000で勝てなければ、-2000からチャレンジしてみましょう。
将棋実況者アユムさんの動画で、ソフトを利用した学習方法から抜粋してみました。
ぎっくり腰で動け無い状態から、普通歩行まで回復し痛い体勢も分かったので、これもチャンスと中盤の研究をする事にした。
ここは上級向けで、倶楽部24のR値1600⇒2000にするラーニングシステムを考えてみた。
Hageyubi先生にお相手願って、振り飛車指定の四段に設定したところ、ショーダン7先生の講座と一致したので講座終了後の世界を教えて頂きました。
COMの手は攻めも鋭いですが、それ以上に受けの力が強く駒落ちでプロの先生に、教えて頂いている感じになるところが良いです。
強いブロックを崩せるスパイクが打てるか、パスボールで手を渡すか中盤の自力アップには良いラーニングシステムになると思います。
最新定跡は、研究で覚えられる。
終盤は、詰将棋や必至問題で鍛えられます。
一番難しい、中盤力アップも今年のテーマにしましょう。