5月18日に岐阜市で行われた、第13回倉敷王将戦・第35回中学選抜選手権大会(兼全国大会予選)の結果は以下の通り。(太字は高山支部教室会員)
倉敷王将戦低学年の部(参加者13名)
優勝 宮堂孔暉 5戦全勝
準優勝 村中亮太 4勝1敗
3位 出口颯一郎 4勝1敗 (2-3位は点数計算)
その他の高山教室支部会員の結果
野村蒼太 3勝2敗 片岡憲杜1勝4敗 平瀬敦之 1勝4敗
昨年この大会では全敗で泣きながら帰った亮太君でしたが、今回は大爆発。初戦の出口君との一戦を苦しみながらも勝つと、そのまま連勝。 4連勝同士で決勝戦に臨みました。 決勝も押しまくって一時は必勝…に見えたのですが、そこから寄せを誤り、惜しくも準優勝。 それでもよく頑張りました。
野村君は秘かに優勝候補(愛知の大会で優勝経験有り)と思っていたのですが、手が見える反面、慎重さに欠ける悪いところも出てしまい星を落としてしまいました。 ここらへんは、今後の修正に期待したいところ。
憲杜君&平瀬君の山王小コンビは、初の大会参加ということで、とりあえず1勝できて良かったと。(ホントはもうチョット勝ちたかった?) 憲杜君はじっくり型なので、低学年の早い将棋では少し苦しいかもしれませんが、大器晩成を目指してコツコツ続けてほしいです。
平瀬君は、山王小組にしては珍しく? 攻めっ気の強いタイプでセンスもあるので、これから戦法を絞って勉強していきましょう。(そうなると周りの子たちも強くなる好影響が出ることに期待)
今回出場した4人は皆3年生で、これからお互いに切磋琢磨して強くなっていってほしいと思います。(中学は一緒ですしね)
倉敷王将戦高学年の部(35人参加)
優勝 高田 明浩 5勝 決勝戦 ○高田-伊藤(優)
準優勝 伊藤 優 5勝
3位 林裕也 4勝1敗 (3位以下は点数計算による)
敢闘賞 佐々木慶太 白川拓輝 中平大輝 川合崇弘 丹羽宇宙斗 (以上4勝者)
その他の高山教室支部会員の結果
船田幹太2勝3敗 河野凜太郎2勝3敗 片岡千乃1勝4敗 森琴乃1勝4敗
松垣日葵里5敗
参加者は去年と同じく35名でしたが、今年は高山からの3人を含め女子の参加が多い感じでした。 その中で前評判どおりの2人が全勝で出場権を争い、結果高田君が連覇を飾りました。おめでとうございます。
高山教室支部では、5~6年生を中心に6名の参加。 白川君は初戦、3位に入った林君との優勢な将棋を落としたのが残念ですが、そのあとは立て直して4ー1とし敢闘賞に。まだ文科杯もありますし、続けていくうちにまだまだ上達すると思います。
船田君と河野君は2勝に終わりましたが、これまで勉強してきたことを出すことができたと思います。 二人とも六年生ですので、これから将棋へどう取り組んでいくか、よく考えていってほしいです。
千乃さんは、対男子相手に初の一勝、そしてまぼろしの一勝(手違いで同じ相手と二回当たり、リベンジした星が消え…)と、実質二勝は立派です。これまで矢倉を組む途中で相手の速攻に潰されることが多かったのですが、今回はじっくり考えて形はゆがんでも耐えていけるようになったのには感心しました。
森さんは初の大会参加で、一勝をあげました。 バランスの良い将棋で、周りへの対応力(初の遠征でも、勝ち負けに関係なく、落ち着いているように見える)もあるので、自分の戦法を固めて来年はもっと勝ちましょう。
松垣さんは、初戦女の子同士の将棋で、即詰み(3手)があるのを見落としたのがなんとも残念。その後も連敗が続き、最後は涙になりましたが、攻めの手は見えてるので、あともう少し腰を落として考えることができれば、すぐに勝てるようになると思います。