BONA先生と対局すると、上図先手の陣形みたいな戦いになる。
矢倉の定跡手順に慣れてると、何となく違和感があり、居飛車で美濃囲いは無いでしょうと思ってしまうが、昨今の将棋では、そうでもないところが面白い。
図を左右反転してみると、こうなった。
相フリ飛車で、矢倉作戦勝ちを狙った後手にコンパクト囲いで襲い掛かる先手の図に見えて来る。
うちの竜君も、先手で矢倉模様になると、良く自分流オリジナルで、こんな形を組上げて来る。
定跡に頼らず、自分の大局観で駒組みを進められれば、大したものである。
私が小学6年に編み出した白鷺囲いとは、こうも違うものかと・・・(苦笑)
そこで、良く観ると(ぼんやり見ても同じだが・・・)
先手の飛車・角・銀・桂が攻撃態勢を組み、金銀3枚でコンパクトに守られている。
藤井システム@居飛車バージョンみたいな陣形になっていますよね。
昨日行われた、王座戦挑戦トーナメント決勝。
藤井九段 VS 深浦王位
ここから、藤井九段が総攻撃を開始して、後手を沈めてしまった。
藤井九段は、高校生になってから奨励会に入られた、どちらかと言えば晩学派でしょうか。
この先生の、何となく斜に構えた感じが多くのファンを魅了している気もします。
(王座戦中継ブログより)
9月から始まる、タイトル戦が楽しみです。