来週に備えて、ユーキッチ君は初めて2枚で挑戦するそうで、銀多伝をウッキー先生から伝授されていた。
最近成長著しく、勝筋付きいらっしゃいモードで指すと、相当踏み込まれる様になった。
来週の指導対局が楽しみである。
さて、竜君に「どの手合いで指す?」と訊ねたら2枚で行くと謙虚なレスが帰って来た。(笑)
そこで、擬似スパーリング@上手命がけ負かしに行くモードでの駒組みが基本図。
定跡通り▲3五銀と出ると相手をしてはいけない△2二銀から出てきた駒と交換になる。
下手の出鼻を挫いて、△8五歩と△7六金のセットプレーで、やがて下手の角頭を狙うぞとプレッシャーを掛ける。
どう指して来るかと見ていたら、▲5五歩と中央から手を付けて来た。
上手の3四銀を相手にしないで、中央から玉方面に目が行く、初見の形で右手が囁く手。
△同歩に▲5四歩と叩いて、△同銀▲5五銀と進める筋の良い動きだが、△同銀▲同角に△7六歩となったのが下の図。
上手の玉側の銀との交換に成功したが、図を見ると何となく下手の飛車と角が、上手のディフェンスラインに、囲まれてる感じがします。
ここから包囲網を破ろうと▲4四歩と来たが、上手の術中に段々はまって行く。
△5七歩と怪しい犠打を放ち(飛車の退路を断つ+将来飛車を拿捕した時△7七桂から寄せやすくする。)
▲同銀△3五銀打▲1六飛△1四歩▲6六銀打△7四金▲7五歩△7三金▲4三歩成△同金▲3二歩△1五歩▲5六飛△5四歩▲4六角△同銀▲同銀△3八角▲5七飛△5五歩▲7四銀△同金▲同歩△5六銀。
棋力的に、もう2枚の手合いじゃ無いが、形に嵌ってしまうと信じられない事になってしまう。
下の図は、2局目で基本図の前に△5五歩のただ取らせ入れて変化した終盤。
上手の変化に惑わされず、淡々と厚みを構築すると支えきれない。
それでも、何とかしようとしたが2局目は、さすがに上手く指された。
鋭さに厚みが加われば、実力弐段も見えて来る感じです。
上の図は、銀を犠牲にして飛車を拿捕したが、ここから▲同飛△同銀成▲2二銀と詰ろを掛けられゲームセット。
プロの先生に勝つ方法は・・・・
1.礼儀正しく指す。
2.定跡を綺麗に指す。
3.全力でしっかり考る。
4.勝とうとせず、教えて頂く心を持つ。
このようにすれば、下手の力を充分出させて下さるかもしれません。