本日は、山王土曜教室の日。
今年度になってから、ポチポチ女の子が参加し始めましたが、今日は何と6名も集まり過去最高になった。
最近ようやく、何となく解りかけて来たんだが、「教えるとは教えない事なり」で何となく参加している子どもの様子を見ながら、その時に相応しいカードを出せば良いのだと考えられる様になって来た。
6人の女子参加者のうち、経験者4人をウッキー師範にお任せして、初心の小学1年生2名を受けもってみた。とりあえず初期配置出来るか試したが、これがなかなか並ばないので、見本を並べてこの通りに並べましょうから始める。
次が、駒の読み方と動かし方で、ここは少々心得があるようで復讐を兼ねながら、ゆっくり進める。
そして、やっと歩無し将棋をして貰ったが、これが面白かった様で楽しそうに指しているので口出しはしないで、こっそり自分の休憩時間にする。(ここら辺の手の抜き方も最近上手くなった気もする・・・・。)
1局目は、お約束の王手放置で勝敗が決まって2局目を指してたら、なんと王様を自然発生的に金銀で囲っているではないか・・・・・・・・。
こうなると永遠に勝負はつかないので、途中でお開きにして将棋駒2セットを使い将棋崩しを遊んでもらった。
将棋崩しが終わると、どちらがどんな駒を手に入れたか、どちらが多いか比べるのだが、そこで最初の復讐で王将はどちらに何枚?飛車は・・・・・・・・・・・・・歩は?
はいこれで、全部の駒が見て言える様になりました。
子どもという時代は、あっという間に成長するのなのは判っていたつもりだが、ユッキー君が土曜教室に参加してくれて、始まる時間まで少々あったので、大盤でアトラクション的演技をしてみた。
すると・・・・・!
ななんと・・・・・・!
ある戦形に誘導したのだが、これがこれが・・・・・・・!
序盤が完璧で悠長に駒を動かしていたら、いつの間にか作戦負けになってしまい、その後ごまかしに走るも押し出されてしまった。
あの日から1週間で、なんでどうして此処まで変わるの?????
そして、これは〇〇君対策で、一所懸命研究したと話してくれたが・・・・・・。
「あの~~~倉敷では、戦わないのだよ」と言うと「あっそうか・・・」と、ここら辺が可愛い。(笑)
このスタンスは、対局するであろうライバルに向けられそうだが、この子が本格的に序盤を研究し始めたら、どうなるのだろうか。
もう、倉敷王将戦は始まっているのですね。
▲7六歩
△3四歩
▲6六歩
△8四歩
最近は、矢倉になるケースが少なくなってしまい、先手で矢倉にしたいのなら後手の△3四歩に対して、先手は▲6六歩として振り飛車風味に構えて△8四歩とクラッシック振り飛車で来るならイビアナで沈めますよと出て来るのを見て矢倉に誘導できる。
▲6八銀
△6二銀
先手番なら、△8四歩でも△3四歩でも相手が居飛車屋さんなら、矢倉に誘導できるが、これが後手となると困った問題が起きてしまう。
▲7六歩
△3四歩
▲2六歩
△4四歩
▲4八銀!
最後の▲4八銀は、後手が振り飛車で来る場合を想定して、急戦でも持久戦でも対応出来て後手の向飛車の選択肢を無くして居るので、だいたいこう指すものだが。
▲7六歩
△3四歩
▲2六歩
△4四歩
▲2五歩!
△3三角
▲4八銀に変えて▲2五歩にされると△3三角を強制されて、スムーズに矢倉が組めなくなってしまう。 ここが後手になった場合悩むところであるが、後手が振り飛車党ならば、感謝ディーになるので将棋は難しい。
定跡手順を追って後手が矢倉を目指すと、だいたいこんな形になる。
(ここで、▲2四歩と来れば、飛車を捕まえる手筋もある。)
矢倉は難しいけど、力が付くので何でもヤグラ党になのも良いかもです。