そこで、こちらもポンポンと指し返してあげれば良いのですが、何せ弱いから考えてしまう事になってしまう。
そんな時、自分の指してが廻って来るまで、じゅっくり待てる子と、待てない子が居る。
成長の扉と言うのか、待てない世界から、待てる世界に辿り着いた子は棋力が伸びています。
小学生も小さい段階だから、こちらも悪いのですが(弱いから仕方が無い)しっかり待てるようになったのは、ユヅキ君が、その代表でしょう。
これも個性で、もともと待てるリュウ君・ダイキ君みたいなタイプもいますが、コータ君も最初は、待てなかった。
待っている時、自分の読み筋や上手の手筋なんかを、相手の時間を利用して読む(想像してみる)練習も、大切な事です。
隣の将棋を、それと無く眺めるのも勉強になるかと思います。
そういったレベルになれれば、上級が見えて来る。
でも、まだ小さいから、それは無理ですが(笑)
同じ事を何回してても進歩はないですので、こちらも待てる様な礼儀作法を、少しでも伝授する試みが必要であると最近思うようになりました。
練習ですので、方向違いの手を指した時は、もう一回考え直しなさいとか、身のあるフィイルドバックを繰り返しながら、結果的に待てる子になればと思う次第です。
しかし、教えるに楽な子は、伸び悩む事実もあり、世の中は摩訶不思議なもの(笑)
劣勢になった時、耐える力は、こんな所から芽生えるのかもと、浮いたか瓢箪は、最近思う次第です。