用事があって藤沢に出かけたついでに、私はJR藤沢駅北口徒歩30秒の餃子の王将藤沢駅前店に立ち寄った。目的はただひとつ。厨房で炒飯が作られる様子を学習するためだ。勉強熱心でしょ?先日も藤沢駅前で中華東秀に立ち寄り炒飯を食べた話をここで披露したばかりだ。炒飯を安価においしく作るにはどうすればよいか、ということを私は延々と研究しているのである。
王将で、私は厨房に面したカウンターで中華鍋を扱う料理人の斜め後に陣取って「焼めし大盛り」を注文した。注文をとったオネーサンは「3番さん、ジャンボ・ソーハン・イーガー!」と叫んだ。厨房の皆が「ハーイッ!」と答えた。関西系資本の「餃子の王将」では「チャーハン」とは言わず「ヤキメシ」と言う。「ジャンボ」なんて言葉を多用するのも関西に強い傾向だ。私も関西人だが。また「焼めし」(焼飯)だから「ソーハン(ショーハン)」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/1b/af471bcb99e073cb9d7442ae2d66bd31.jpg)
ここの焼めしは安い。税込420円だ。私の焼めし大盛りは105円増しで税込525円である。厨房には何人ものスタッフがいるが、火を扱い鍋を振り回すのは1人。左右2つのコンロの火はつけたまま、2つの巨大な中華鍋を自在に操り、ものすごいスピードで次々と料理を完成させる。斜め後ろから見ていて、私は見飽きない。なんという効率の良さ。無駄がまったくない。料理は科学だ。いかにすればおいしいく作れるかということはもちろんのこと、いかに効率よく多種多様の料理を短時間で作るかを考えながら、超高速で両手を動かし、注文に応じて料理をどんどん仕上げて行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/0a/2d85a942b43122d1aab11e9aa4e48c24.jpg)
私の注文した焼めし大盛りはメニューにある画像のとおりのものだった(画像内左上、ちょっと小さいく見えにくいかもしれない)。調理する前から、御飯はすでに叉焼と長葱が混じっていて、味も事前にある程度つけてあるようで、かなり濃い茶色をしている。料理人は溶き卵(これも大量に用意されている)を容器からとり、中華鍋に落とし、「ああぁっ、このままじゃオムレツになっちゃう」と私が思うくらい放置。おもむろにその茶色い御飯を卵の上に落とし、おたまで上からオムレツになりかけた卵をねじつぶすように押さえ、その後空中に全体を振り上げることを繰り返して混ぜ合わせて行く。5~6人分かと見える炒飯を一度に軽々と振って御飯と卵や他の具の空中戦を披露する。ほんの20秒ほどで完成だ。
すごいねぇ。さすが行列の出来る人気店だ。ノロノロしていては間に合わないだろう。お見事。全国で成功している大衆中華料理チェーン店の安価な炒飯の典型を見た。値段からすれば上等である。なかなかこれだけのものを低価格で作れまい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/62/4a6c8616c59e94592afb7df496dbc668.jpg)
あまりに見事な芸術的調理風景を見せられたので、私も何かつくりたくなり、そのまま駅前のジュンク堂書店へ寄って瀬尾幸子著「おかず食堂」(池田書店)を買う。帰りの江ノ電に乗り、読む。数あるレシピの中では「麻婆厚揚げ」を作ってみたいなぁと思った。
七里ヶ浜駅で下車。ご覧の画像は私を下ろした江ノ電が行合川上の鉄橋を渡るところ。しかし今日は暑いな。
王将で、私は厨房に面したカウンターで中華鍋を扱う料理人の斜め後に陣取って「焼めし大盛り」を注文した。注文をとったオネーサンは「3番さん、ジャンボ・ソーハン・イーガー!」と叫んだ。厨房の皆が「ハーイッ!」と答えた。関西系資本の「餃子の王将」では「チャーハン」とは言わず「ヤキメシ」と言う。「ジャンボ」なんて言葉を多用するのも関西に強い傾向だ。私も関西人だが。また「焼めし」(焼飯)だから「ソーハン(ショーハン)」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/1b/af471bcb99e073cb9d7442ae2d66bd31.jpg)
ここの焼めしは安い。税込420円だ。私の焼めし大盛りは105円増しで税込525円である。厨房には何人ものスタッフがいるが、火を扱い鍋を振り回すのは1人。左右2つのコンロの火はつけたまま、2つの巨大な中華鍋を自在に操り、ものすごいスピードで次々と料理を完成させる。斜め後ろから見ていて、私は見飽きない。なんという効率の良さ。無駄がまったくない。料理は科学だ。いかにすればおいしいく作れるかということはもちろんのこと、いかに効率よく多種多様の料理を短時間で作るかを考えながら、超高速で両手を動かし、注文に応じて料理をどんどん仕上げて行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/0a/2d85a942b43122d1aab11e9aa4e48c24.jpg)
私の注文した焼めし大盛りはメニューにある画像のとおりのものだった(画像内左上、ちょっと小さいく見えにくいかもしれない)。調理する前から、御飯はすでに叉焼と長葱が混じっていて、味も事前にある程度つけてあるようで、かなり濃い茶色をしている。料理人は溶き卵(これも大量に用意されている)を容器からとり、中華鍋に落とし、「ああぁっ、このままじゃオムレツになっちゃう」と私が思うくらい放置。おもむろにその茶色い御飯を卵の上に落とし、おたまで上からオムレツになりかけた卵をねじつぶすように押さえ、その後空中に全体を振り上げることを繰り返して混ぜ合わせて行く。5~6人分かと見える炒飯を一度に軽々と振って御飯と卵や他の具の空中戦を披露する。ほんの20秒ほどで完成だ。
すごいねぇ。さすが行列の出来る人気店だ。ノロノロしていては間に合わないだろう。お見事。全国で成功している大衆中華料理チェーン店の安価な炒飯の典型を見た。値段からすれば上等である。なかなかこれだけのものを低価格で作れまい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/62/4a6c8616c59e94592afb7df496dbc668.jpg)
あまりに見事な芸術的調理風景を見せられたので、私も何かつくりたくなり、そのまま駅前のジュンク堂書店へ寄って瀬尾幸子著「おかず食堂」(池田書店)を買う。帰りの江ノ電に乗り、読む。数あるレシピの中では「麻婆厚揚げ」を作ってみたいなぁと思った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/3c/9892a53c264f5c027e9ba9bdaf40efd7.jpg)
七里ヶ浜駅で下車。ご覧の画像は私を下ろした江ノ電が行合川上の鉄橋を渡るところ。しかし今日は暑いな。