話が美里さんのビビンパ丼から八ヶ岳西麓の暗い山荘の生活に戻る。
茶々之介: とーちゃん、ボクだってプールで泳ぎたい!
とーちゃん: 犬の泳げるプールってのは、ないんだなぁ~。かわいそうに。
茶々之介: でもさぁ。つまんないよ。この小屋の中。暗いし、寒いよ。夏なのに寒いのって最悪ぅ。
とーちゃん: 贅沢言うんじゃないよ。夏に寒いって最高のゴージャス感だよ。まるで、タスマニア島に来たようなものさ。南半球だと思えばいいのさ。それにあんたいつも原村の農場で走っているだろ。それで十分じゃないの。冷たい空気を吸いデタラメに広い草の上を走り、寒い小屋でうずくまって寝る。ええだろ、それで。
茶々之介: でもね、ボクってさぁ、いつも潮クサイ七里ガ浜で泳いでるだろ。八ヶ岳山麓の犬達がボクのこと馬鹿にするのよ。「おめえって昆布くせえズラ」って。 だからボクもね、「君達こそ、キノコくさいじゃん!」って言い返すんだけどね。海ワンコVS山ワンコの戦いさ。でもさ、やっぱりたまには川へ行こうよ・・・ダメかしらん。 ねえ、ところでサーファーVSマタギなら、どっちが偉いの?
とーちゃん: 知らん。職業に上下はないの。でも金になるって意味ではマタギかな。モテるのはサーファーかも。マタギはキノコの香りがするし、サーファーは昆布の香りだ。
茶々之介: じゃあ、ボクと同じじゃん。サーファーって職業なの?
とーちゃん: まあ、そういう人もいるな。
茶々之介: へぇーーー。じゃ、ボク、サーファーになろうかな。
などという会話を経て、やって来ました釜無川へ!山荘から近い所としては、川は長野県諏訪郡富士見町と山梨県北杜市の間を流れている。山荘からはずいぶん降りなければならない。川原のあるあたりで標高は700~800mくらいか。ここまで降りると昼間は結構暑いが、川原に出てしまえば天国。まずは北杜市(旧白州町)にある塩沢温泉前に行ってみた。ここは以前我が家の犬達の隠れ家的水遊びスポットだったところだ。
とーちゃん: 変な河川改修工事が行われたらしいなぁ。
茶々之介: ちょっと遊びにくいんだけど・・・。川に降りにくいし。おっと、やっと降りた。でも川の中も歩きにくい。
とーちゃん: 役所の人って、川原の土やら岩を移動させコンクリートぶちこんで引っかきまわす土木工事が大好きなんだよ。変わってるよねーー。止めて欲しいね。いくらかかってんのかね、これ。さあ、蔦木宿の下に移動しよう。
ということで、クルマをちょこっと走らせて蔦木宿下の川原へ移動。ここまで来るとそろそろ長野県も終わる。南側、国界の向こうは甲州だ。
茶々之介: わーー広いや。なんだか露天風呂みたいな雰囲気。とーちゃん、写真撮ってねぇ~、かわいくね。よいしょ、よいしょ、川を渡るぞ。蔦木宿はいいねぇ。ボク、0歳の時から何度も来てるもんねーー。
茶々之介: 激流と闘うカッコいい犬さ。ファイトォ~、いっぱぁ~っつ! ねえ、とーちゃん、リポビタンD買ってぇ?
とーちゃん: 犬はそんなの飲んじゃダメなの。
茶々之介: けち。おっと、流されそうだ。川は面白いのぉ。すべるすべる。海よりいいかも。
茶々之介: とーちゃん、ええもん見つけましたぜ。40cm以上の棒。太くて重くて、くわえがいがあるわん。
茶々之介: どや?とーちゃん。投げてみてくれる? また取りに行くから。
とーちゃん: もう面倒だよ。あんたをここまで連れて来るだけで大変なんだから。
茶々之介: そんなこと言わんと、投げておくれやす。犬も遊びたいズラ。夏休みなんだからさぁ、ボクも絵日記書かないといけないのよ。「とーちゃんに棒なげてもらって、川の中に何度も取りに行きました」って。だってボク他に書くことないんだもん。毎日同じような生活で・・・。ねえ、お願い・・・。
茶々之介: とーちゃん、ボクだってプールで泳ぎたい!
とーちゃん: 犬の泳げるプールってのは、ないんだなぁ~。かわいそうに。
茶々之介: でもさぁ。つまんないよ。この小屋の中。暗いし、寒いよ。夏なのに寒いのって最悪ぅ。
とーちゃん: 贅沢言うんじゃないよ。夏に寒いって最高のゴージャス感だよ。まるで、タスマニア島に来たようなものさ。南半球だと思えばいいのさ。それにあんたいつも原村の農場で走っているだろ。それで十分じゃないの。冷たい空気を吸いデタラメに広い草の上を走り、寒い小屋でうずくまって寝る。ええだろ、それで。
茶々之介: でもね、ボクってさぁ、いつも潮クサイ七里ガ浜で泳いでるだろ。八ヶ岳山麓の犬達がボクのこと馬鹿にするのよ。「おめえって昆布くせえズラ」って。 だからボクもね、「君達こそ、キノコくさいじゃん!」って言い返すんだけどね。海ワンコVS山ワンコの戦いさ。でもさ、やっぱりたまには川へ行こうよ・・・ダメかしらん。 ねえ、ところでサーファーVSマタギなら、どっちが偉いの?
とーちゃん: 知らん。職業に上下はないの。でも金になるって意味ではマタギかな。モテるのはサーファーかも。マタギはキノコの香りがするし、サーファーは昆布の香りだ。
茶々之介: じゃあ、ボクと同じじゃん。サーファーって職業なの?
とーちゃん: まあ、そういう人もいるな。
茶々之介: へぇーーー。じゃ、ボク、サーファーになろうかな。
などという会話を経て、やって来ました釜無川へ!山荘から近い所としては、川は長野県諏訪郡富士見町と山梨県北杜市の間を流れている。山荘からはずいぶん降りなければならない。川原のあるあたりで標高は700~800mくらいか。ここまで降りると昼間は結構暑いが、川原に出てしまえば天国。まずは北杜市(旧白州町)にある塩沢温泉前に行ってみた。ここは以前我が家の犬達の隠れ家的水遊びスポットだったところだ。
とーちゃん: 変な河川改修工事が行われたらしいなぁ。
茶々之介: ちょっと遊びにくいんだけど・・・。川に降りにくいし。おっと、やっと降りた。でも川の中も歩きにくい。
とーちゃん: 役所の人って、川原の土やら岩を移動させコンクリートぶちこんで引っかきまわす土木工事が大好きなんだよ。変わってるよねーー。止めて欲しいね。いくらかかってんのかね、これ。さあ、蔦木宿の下に移動しよう。
ということで、クルマをちょこっと走らせて蔦木宿下の川原へ移動。ここまで来るとそろそろ長野県も終わる。南側、国界の向こうは甲州だ。
茶々之介: わーー広いや。なんだか露天風呂みたいな雰囲気。とーちゃん、写真撮ってねぇ~、かわいくね。よいしょ、よいしょ、川を渡るぞ。蔦木宿はいいねぇ。ボク、0歳の時から何度も来てるもんねーー。
茶々之介: 激流と闘うカッコいい犬さ。ファイトォ~、いっぱぁ~っつ! ねえ、とーちゃん、リポビタンD買ってぇ?
とーちゃん: 犬はそんなの飲んじゃダメなの。
茶々之介: けち。おっと、流されそうだ。川は面白いのぉ。すべるすべる。海よりいいかも。
茶々之介: とーちゃん、ええもん見つけましたぜ。40cm以上の棒。太くて重くて、くわえがいがあるわん。
茶々之介: どや?とーちゃん。投げてみてくれる? また取りに行くから。
とーちゃん: もう面倒だよ。あんたをここまで連れて来るだけで大変なんだから。
茶々之介: そんなこと言わんと、投げておくれやす。犬も遊びたいズラ。夏休みなんだからさぁ、ボクも絵日記書かないといけないのよ。「とーちゃんに棒なげてもらって、川の中に何度も取りに行きました」って。だってボク他に書くことないんだもん。毎日同じような生活で・・・。ねえ、お願い・・・。