「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

芝生の世話の話の続き

2010-03-21 11:55:09 | 
前回の記事で私は「芝生を楽しむに足るだけのものにするには、芝生の生育やその他のことに関していくつか条件がある」とし、そのひとつとして

● 地面が平坦であること

を挙げた。正確に言うと多少傾斜していてもいいのだが、その斜度が一定でないとまずい。どんなところでも這いつくばってハサミで刈って行く体力があれば別だが、もしあなたが芝刈り機を使うなら、芝生を生育する地面はほとんど真っ平ら、あるいは少し傾斜があっても一定の斜度がずっと続いている必要がある。



それは以下の理由による。

ご覧の画像は、我が芝刈り機の目盛。芝の高さをこれでセットする。単位はセンチ・メートルじゃない。ミリ・メートルである。2.5mm刻みなのだ。我が家の場合12.5mmを標準とする。これくらい小刻みに目盛がついているくらいだから、このメーカー(Panasonic)は、この芝刈り機を使うユーザーの庭はかなり真っ平らであると想定しているはずだ。2.5mm刻みで芝の高さを決める芝刈り機を使うのに、わずか1cmの高さであってもデコボコのある庭では、芝刈り機の精度の意味が無くなるし、その芝刈り機の利用自体が困難である。



この奇妙な形をした道具。ホームセンターで200円くらいで売っている。不思議な形だが、芝生の間にチョコチョコ生えて来る雑草を抜くには大変重宝する。この形にも理由があるのだなぁ。



右は選別的除草剤。芝生の庭に噴霧すると、幅の広い葉っぱの雑草を枯らし、芝生を残す。しかし芝生もさすがにちょっと元気をなくす。昨年からあまり使わなくなった。

左は劇薬。間違って庭に落とすと大変。そこは芝生も含め全部枯れる。抜いても地下茎が残るスギナみたいな植物に、ハケなどでその植物だけにこれを塗るとその根まで枯らしてくれる。こうでもしない限り、刈っても抜いても地下茎型雑草は永遠に生えて来る。ゾンビみたいなヤツである。



非常に使いやすい目土。西武園芸七里ガ浜店で売っている。目土にもいろいろな種類があるので、自分の用途に合わせて選ばなければならない。



目土を補って養生している芝生には液肥を薄めてやっている。健全な芝生のところまでいちいちこれをやってはいられないので、そこは固形(直径2~3mmの球形)有機肥料を撒いている。



以前掲載した画像だ。目土を補い、液肥をやったところ。やがて新しい芽が伸びて来る。

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芝生とウッドデッキ

2010-03-21 01:20:13 | 
春だなぁ。七里ガ浜の花の園、西武園芸七里ガ浜店の開店前の風景。店長さんも他のスタッフさんも皆親切。いつもお世話になります!



同店前の花のプロムナードの桜もいつの間にかこんなに! もうちょっとだな。



我が家の庭。
晴れると気持ちが良い。20度近くまで気温が上がる暖かいこんな日は、裸足で芝生を歩くとでたらめに気持ちがいいものだ。



ちょっと近寄る。



もっとズームする。表面は乾き切り、もうサラサラだ。



私の両親の家(八ヶ岳山麓の別荘地にあった)を売った時、買い手候補者さんがたくさんやって来て多くの方が買うのを諦めたが、諦める理由として挙げられたもののうち最も多かったのが「ウッドデッキがない」だった。仲介を請け負った不動産業者さんによると、「今やウッドデッキは別荘建築の常識と化しつつあり、それがないと販売が難しいので、建売では必須条件となる」とか。しかし別荘地だけではない。ここ十数年で一般の戸建て住宅地においても、ウッドデッキは多く見られるようになった。



ウッドデッキの上で食事や昼寝をするのは楽しい。しかしもし丹精込めて芝生を確実に世話出来る条件が揃うなら、芝生の上でいろいろと楽しむことを私は強く勧める。濡れてしまえばウッドデッキも芝生も使い物にならない。しかし乾けば、徹底して管理された密度の高い芝生には適度な柔らかさがあり、肌触りはとても気持ちが良い。裸足で歩こうが寝ころぼうが、芝生は平気である。その上に座り込んで食事だってもちろん可能で、イスを持ちこんでもいいし敷物を敷いてその上に座ってもフワフワしていい。



ウッドデッキがここまで急速に流行した国も珍しいと思うが、それには日本の多くの地域において、相当手間暇かけないと芝生を上手く生育させることが困難であるという現実があったと思う。芝生の快適さはその手間と引き換えだ。芝生以外を完全にシャットアウトするためには薬品は必要で、薄めながら注意深く使わねばならない。キシラデコール等木材防腐塗料の浸みこんだウッドデッキよりは多少マシかなぁという程度かと思うが、データがないので私にはよくわからない。

芝生を楽しむに足るだけのものにするには、芝生の生育やその他のことに関していくつか条件(以下の●)がある。

● 地面が平坦であること
● 日照条件が良く、障害物の日陰にならないこと
● 管理人が頻繁かつ小まめに芝生を世話出来る態勢にあること
● 小まめな世話が可能な範囲内の面積に芝生が抑えられていること
● 面積に限りがあるだけではなく、形状的にそこで芝刈り機を稼働させやすい状況にあること
(注)ここで言う世話とは、芝刈り、サッチ取り、肥料やり、地中の虫に対応する薬品の散布、エアレーション、雑草抜き、抜いているだけでは対処できない地下茎系雑草の薬品による撲滅等を指す。



東京都23区内の小学校でも校庭を一部土から芝生へ変える作業が見られる所があるらしい。あなたもどうですか?

少しでも条件が悪いとこうなる。ほら、このとおり。我が家の庭の、ただいま養生中の部分。生垣で日陰になりやすいところだ。微妙なものである。こういうのをいちいち治療せねばならない。



ヘンテコリンな茶色い犬は庭とその隣接する道路を偵察中。



絶対カメラ目線などしない犬。ラブ・ビームしてくれるのは食べ物を私が持っている時だけ。

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