モルガン・スタンレーの著名ストラテジストであるウィルソン氏は、今年に入ってもずっと米国株式市場の先行きについて、極端に悲観的な見通しを主張し続けた。
ところが彼の主張に反して、米国株式市場は今年に入って上昇を続けた。そしてついに先日、ウィルソン氏は自分の見通しが正しくなかったことを認めた。
【Bloomberg】
私はまったく彼に同情的だ。経験を積んだ人ならだれもが彼と似たような見通しを持つに至ったことだろうと思うからだ。
昨年米国は40年ぶりというひどいインフレに陥った。今もその余波は続いている。したがって米国の中央銀行は金融を急激に引き締めた。引き締めるのは短期金利である。平常時は短期金利より長期金利が高いのが普通だが、中央銀行が短期金利をどんどん引き上げたため、短期金利と長期金利の水準の逆転が起こった。
下のグラフは「長期金利 マイナス 短期金利」の折れ線グラフだ。上記のような理由で長短金利の水準が逆転すると「長期金利マイナス短期金利」がゼロ未満になり(黄色で丸く囲ったところ)、やがてそれが解消してしばらくすると景気後退が起こる(薄いグレーで塗られている時期)。通常金融引き締めは少々行き過ぎることが多く、気づいた時には、経済を酷く冷やしてしまっているからだ。これは過去毎回繰り返され、ほぼ確実な事象である。
【セントルイスFRB】
しかるに今回は、酷い長短金利の逆転状況がより極端になり、かつ長期化している(右端の青い丸)。それにもかかわらず、ただそれが長引くだけで、明確な景気後退の兆候を見るには至っていない。
したがって普通なら、景気後退が予想され株価も下がりそうなものなのに、今年にはいっても株価はおおむね上がり続けた。そしてウィルソン氏はついに自身の見解について誤りを認めたという話だ。
しかし悲観論者の代表格であるウィルソン氏が、長引く楽観的な相場を前に、ついに悲観論を捨てたって状況は逆に怖いね。逆説的だが、悲観論者がいなくなった時、上げ相場が変わることがよくあるものだ。
1年前のBloombergの画面(↓)。「米国のインフレが9.1%の上昇」とある。
【Bloomberg】
恐ろしいレベルのインフレだ。これが40年ぶりと言われたインフレだった。
1年前、日本もスケールは小さいが同様な状況だった。
以前から我が家がずっと使って来たヘルシー・リセッタ。価格が長く300円台だったものが、昨年夏に急に400円台となり、すぐに500円台になった時は驚いた。
いったい、何10%の値上げだ??
みなさん、どんな食用油を使っておられますか?
我が家はこんな高いのはもうやめてしまった。もうちょっと普通の油を使うことにした。キャノーラなんとかってやつだ。
というわけで、私はせっせと安いものを求めて買い物に行く。下の画像は買い物を済ませて、長ネギをリュックに刺して、帰って来たところ。
大きな四角いリュックは買い物を収納するのに、とても良い。モノが入れやすい。重くても手提げよりは楽。
業務スーパーも頻繁に利用するようになった。モノによってはめちゃくちゃ安い。
それでもまだまだ物価、特に食料品価格は上がりそうだね。
【Reuters】
ロシアの穀物輸出協定離脱で、小麦なんてさらに価格が上がりそうですよ。
パンもうどんも小麦粉もケーキも、また上がるのか??
勘弁してほしいね。
ジョンソンヴィルのこのソーセージは、西友七里ヶ浜店で長い間税抜き618円で売られていたが、最近一気に80円ほど価格が上がった。
先日私は湘南モールフィル(藤沢市)内にあるスーパー・サンワで、まだこれが600円を切る価格で売られているのを「発見」したが、とにかくみんなすごい値上げだ。
我々夫婦にとっては徒歩圏内にスーパーは西友七里ヶ浜店しかなく、普段はそこで買い物をしている。西友の「超得」(期間限定の割安な商品を西友ではそう呼ぶ)に目を光らせて、なるべくそれを買うように心がけている。
【西友ネットスーパーのHP】
上の画像で青い丸で囲んだところが、超得のロゴである。
日本の物価指数もピークは通り越したように見えるが、高めの状態が継続している。
先日発表されたばかりの、直近6月の消費者物価指数(総合)は前年同月比で+3.3%だ(右端の棒)。
【総務省】
金融政策を引締めている他の先進国中央銀行とは異なり、引締めによる景気へのマイナスの影響を恐れる日銀は、金融をユルユルに緩和したままだ。
それもあって、日本の株式市場は米国の株式市場以上に楽観的で、今年に入って急激に上昇した。
【日本経済新聞】
銀行預金に置いておいても金利はほとんどつかない。
しかしその間にうどんもパンもサラダ油も肉も魚も価格はどんどん上がって行く。それって預金残高がどんどん目減りしているのと似たような状態だ。
そこで日本の高配当株式のうち、今年に入っても株価があまり上がっていないものをみつくろって、15銘柄の小さなポートフォリオを私はちょっと前に作ってみた。それら15銘柄の業種と配分割合が以下に書いてある。
やってみると、面白い。このポートフォリオは、日経平均とはかなり違う動きを見せる。日経平均が下がっていても、これら銘柄の時価評価額合計は逆に上がったりすることも多い。またその逆のパターンの時もある。
全体としては年率4.3%以上の配当をくれるはずで、銀行預金に置いておくよりは、はるかに良いだろう。日本株なので、為替相場の変動で日々心配するようなこともない。
もちろんNISA以外の枠で持っている部分は配当から源泉徴収税を差し引かれる。それでも今後の日本の消費者物価指数が現行の3%程度で収まるなら、それを上回る税引後配当の受取があることが期待され、株式に振り替えた部分については、預金の目減りは避けられるだろう。
それにしても久しぶりのインフレって、おそろしいものですねえ。
そういえば、こんなもの(↓)もかなり値上がりしたわ。
かなり前の画像だが、かっぱえびせん。
みなさん、がんばりましょう。
こんな名前をつけるおちゃさんが可愛いわ笑笑
我が家の油は、オリーブオイルと胡麻油です。
油も値上げ
ソーセージも値上げ
かっぱえびせんも値上げ
やーねー😞
なんでも値上げの2022年、2023年。
困りましたね。どうすればこの難局を乗り越えて
行くことが出来るか?
我が家の場合、業スーを利用するか、西友の
超得を利用するか、買うもののグレードを
落とすか、通販を利用するか、または収入を
増やすべく私の可愛い高配当株式ポートフォリオ
を作るかです。
江戸の秋家はごま油かオリーブオイルなのです
ね。南ヨーロッパの干ばつでオリーブは相当な
打撃を被ってるらしく、オリーブオイルの
値上がりもやがて始まるのでしょう。
恐ろしいですね。
ごま油はかどやのはやめて、日清の大型ボトルを
買うようにしています。いやー、なんでも高いわ。
絶叫して下さい。稲村ヶ崎の先端から相模灘に
向かって、高過ぎるぞー!って。
こんな状態が続くと、あちこちで一揆が
起こりそうですね。
松井証券のサイトに詳しく説明が
ありますが、パフォーマンスとはまた別の
楽しみが出来て、楽しいですね。
特に食べ物関係。宅配便の方が大変そう
ですけど。
分かってるとは言え明けるのは楽しみ。
インスタントコーヒーは家内の友達へ。
おめでとうございます。
良かったですね。開けるのは楽しみなはず。
味の素の株主優待ってすごそうですねえ(笑)。
私も欲しい。でも味の素を今から買うのはちょっと
無理で、すでに持っておられるうちまるさんが
羨ましいです。
株価はすごい上がってるし、株主優待はあるし
で万々歳ですね。インスタントコーヒーも
欲しいです。我が家、あれば結構のみます(笑)。