みなさん、もっとDr Pepperを飲みましょう。
日本ではコカ コーラ ボトラーズジャパンホールディングスが販売しているが、同社のコカコーラやファンタみたいに爆発的に売れたことはなく、かと言って他の商品のようにすぐ姿を消すこともなく、何10年もの間細々と販売が続いている不思議な商品だ。
味と香りが独特、特異な存在なのである。
「得体のしれない味」なんて揶揄されることもある。「どこがおいしいのかわからない」と言う人もいる。
古い米国のCMをどうぞ。
Dr Pepper Commercial (1975)
私が好きな、あのバリー・マニロウが歌っている。ランディー・ニューマンの作品だ。
上のCMソングの歌詞の最後にあるが・・・
It’s the most original soft-drink ever in the whole wide worldなのである(↓)。
本当だ。
19世紀ですよ。1885年に米国で販売が開始され、コカコーラよりも長い歴史がある。製造方法はよくわかっていない。23種のフレーバーを混合しているらしい。それにより、Dr Pepperは他が真似出来ない味と香りを維持している。
日本で爆発的に売れたこともないのに、いつまでも延々とわずかな量が売られているにはそれだけの理由があり、とても販売中止に出来ないだけの恐ろしいほどの歴史とストーリーがある飲料なのだ。
興味ある人は調べてみてね。例えばですよ、そもそもですね、なぜ「ドクター」って言葉が商品名に付くのか? 普通、それってかなり不思議でしょう?? それもまたこの不思議な商品の歴史であり、いろいろと面白いのですよ。
おいしいよねえ、かなり複雑な味だよねぇ・・・と私は思うのだが、私に同意できる人を私はあまり知らない。
さあ、皆さん、日本ではコカコーラ ジャパンボトラーズホールディングス株式会社が売るこのDr Pepperの歴史をまずは調べたうえで、改めて飲んでみましょう。その複雑な味に気づくことででょう。どうして1885年にこんなもの(今の製品とまったく同じ味ではなかったらしいが)を作ることが出来たか? 当時の人はどれだけこれに驚いたか?
バリ―・マニロウは半世紀ほど前に同製品のCMソングを歌ったわけだが、数年前に同製品のダーク・ベリー味が期間限定で出た時に、そのCMに出演した。
Dr Pepper Dark Berry is Back 🍒 Barry Manilow Summer 2022 Jurassic World Dominion 🦖🦕
途中で彼が挙げる「LOLA RICO TONY MANDY」という名前はすべて彼のかつてのヒット曲に出て来た名前だ。
最初の3つがコパカバーナという曲、最後のMANDYは同名のタイトルの曲の歌詞に入っていた名前だ。
LINDAなんてのもあったけど、それは出て来ないな。それはマニアックな話だ。
特異な味と香りで、日本ではファンがおそろしく少ないDr Pepper。
みんなもっと飲んでね。コカコーラの日本法人をもっと盛り上げてね。
さて、話は急に変わる。
巨福山建長興国禅寺(=北鎌倉の建長寺のこと)の巨福山稲荷大明神のお話だ。
建長寺の守護を担っていた稲荷社だ。
江戸時代(1787年)に東谷和尚が寄進して、建長寺境内総門から見て三門(山門)の左手に出来たもので、明治時代になって出来た一番奥の半僧坊よりも古い。・・・というだけで、本当に小さくて特徴がない稲荷社だ。しかしそれでも建長寺を守護して来たのだ。
敢えて特徴を言いますとね、2点ある。1つは鳥居、1つはタヌキ。
まずは鳥居から。上の画像をよく見るとわかると思うのだが、こちらの鳥居は塩ビ管に朱色を施しただけのものなのだ。
これ(↓)、どうみても塩ビ管でしょ?
単に費用の問題なのだろうけど、塩ビ管で鳥居を作ろうという発想がすごい。もちろん江戸時代のものではないよ(笑)。
そんな工事を請け負うところがあるのか?と不思議に思ったが、あるんですねぇ~。需要があれば必ず供給する企業が現れる。全国に塩ビ管製鳥居が普及しているそうだ。
これが塩ビ管なんですって(↓)。
巨福の巨は、下に点が付いた方ね。
階段を上がろうね。
上の方は江戸時代のものかな。
階段の横は鎌学(鎌倉学園)だ。
最初は建長寺関係者の子弟を預かることから始まった学校だ。
今も建長寺塔頭のひとつである正統院の奥に鎌学の運動場の一部があり、生徒たちは建長寺境内に入ったり出たりしている。
一番奥に祠があるよ。
稲荷社であるからして、当然ながらお狐様がおられる。
しかし何年か前からその前にタヌキがいる。これが2つ目の特徴だ。
しかも来るたびにタヌキの居場所が微妙に違う。
お狐様とタヌキ。
なんだか面白い組み合わせだね。
こちら(↓)も巨の下に点がつく巨ね。
澤乃井の御供え。私が好きな酒だ。おいしいよね。東京都青梅市の酒だよね。
さあ、階段を下りましょう。
塩ビ管製鳥居の向こうに三門(山門)が見える。
巨大だね。
その向こうに私が好きな嵩山門。
いつもカッコイイ。とってもハンサム。
三門もね、お見せしましょう。
ついでにもうひとつ。
電気自動車の話だ。
米国ではテスラ社製電気自動車の発火事故がやたらニュースで報道されている。
しかし火災事故発生率ということなら、電気自動車よりもガソリン車やハイブリッド車の方がよほど多いとか。
それを見て、最近国内でやたら見かける高齢ドライバーが引き起こす交通事故のニュースを思い出した。
高齢ドライバーは状況の判断に時間を要し、しばしば間違ってしまうし、動作的反応も遅くなるために危険な事故を起こしているわけだが、実は事故発生率は若年層の方が高い。
若年層は子供と同じで、ものごとの加減を知らず、無茶で危険な運転をする。特に男性が極端な飲酒事故や暴走事故を引き起こすね。女性ってあまり大事故を起こさないように、経験的には思う。大事故の発生率に関する男女比較データってあるのだろうか?
ところで、Dr Pepperの缶のバージョンに定番とは違うものが現れた。
これは一時的なものなんだろねぇ。
こういうのは簡単に換えない方がいいから。
しかしなんと複雑な味。
日本ではウケないけどねー(笑)。
いやぁ~言い得て妙です、崇山門。
それに三門。
いつみても、建長寺は心に残りますね
稲荷社からの階段が、また素敵♬
今回も内容が豊富で読み応えがありました。
>需要があれば必ず供給する企業がある
に、妙に納得です。
塩ビ管の鳥居を生産する会社があるくらいだから
あちこちに神社でこれは使われているので
しょうね。たしかにあれを全部木で
やろうとすると、多数の赤い鳥居を並べる
稲荷神社は大変です。
愛知、関西以西ではドクターぺッパ―は
販売されていないみたいです。
しかし沖縄県では販売されています。
次回東京へ来られた時はぜひ、飲んでみてくだ
さい。きっとちょっと驚かれると思います(笑)
ドクターペッパーを販売しているのは、関東圏
以外では静岡と沖縄くらいのようで、長野県では
見かけにくいかもしれません。
でも西友やカルディは取扱があるらしいので、
例えば西友富士見店あたりだと店舗が大きい
ので取扱があるかもしれませんね。
初めて飲むとかなり不思議な味だと
思うことでしょう。でも飲み慣れると中毒に
なります。しかし飲み慣れるところまで行かずに
止めてしまう人が多いかもしれません(笑)
それくらい変わった味です。
塩ビ管は調べてみればあちこちにあるようで
しかもそれを作っている会社もいくつも
あるらしいです。簡便で維持が簡単なんでしょうね。
塗装を時々やれば良いのでしょう。
コンクリートの鳥居もやすっぽく見えるけど
更に・・・
この飲み物は全然知りませんでした。
それに見かけたことがありません。
どんなに田舎ってことでしょうか…
不思議な味の飲み物なんですね。
こんなに長い歴史があるということは
ファンも多いということなのでしょう。
目にしたら手に取ってみたくなりそうです…
いつもおちゃさんの観察はみごとです!
巨福山稲荷大明神の塩ビの鳥居も驚きですし、
狐と同居の狸にもビックリ!
巨の字も奥深いですね。
興味津々でした…
あら、めいさん、子供の頃からお好きでしたか。
私が子供の頃は関西に住んでいたので、
ドクターペッパーを見かけることがありません
でした。
就職して東京に住んで、初めて飲んで
なんと変わった飲み物か?と思ったものです。
そのWikipediaにも一説が書いてありますよ。
その名の起源は諸説ある[13][14]。1つの可能性として、当時は商品の健康さをアピールするために商品の頭に接頭辞Dr.を付ける風潮があり、炭酸飲料は健康的であると考えられていた[15][16]。
「私、失敗しないので」は大門先生ですよね(笑)
飲み続けるとおいしくなる味。
歴史あるドクターペッパーは、捨てがたい飲み物
です。
ドクターペッパーを宜しくお願いします。
おそろしく長い歴史を誇る清涼飲料なんです。
よく味わえば、きっとおいしいと思えること
でしょう。
塩ビ管の鳥居があると知ったのは最近のこと
なんですが、素材として、塩ビにしようと
最初に思った人は誰なんでしょうねえ??
不思議です。
最近、たまに自販機で見かけるだけになりました。
>例えばですよ、そもそもですね、なぜ「ドクター」って言葉が商品名に付くのか?
うーん…Wikipediaを観たけど、よくわからないですね。
未だに奇跡的に販売されてるところをみると、発明者が
「私、失敗しないので」と言いそうな外科医だったから、とか(笑)
塩ビ管の鳥居も見事な観察です。驚きました。
どちらが正式ということはなく、どちらでも
いいんだと思いますが、基本的に建長寺内で
「巨福」が書かれる場合(PCの漢字変換は
無理ですが)、活字を組んで印刷するものや
あるいは手書きのものは、基本点有りになって
いると思います。建長寺としてはそれを望む
ということです。
巨福という冊子が定期的に出ていますが、
それにも必ずついていますね。
https://www.fukugonji.or.jp/topics/index.php?id=33
三門のとなりにあるくらいですから、この稲荷社
は半僧坊よりはるかに古く、建長寺を長年
お守りしておりますね。
タヌキはどなたかがユーモアとして置いたの
でしょう。キツネとタヌキの化かし合いですね。
ドクターペッパーがこんなに人気がないのに、
ずっとある。そこにはコカコーラが越えられない
歴史があり、それを敢えて飲み続けることで
不思議なことにそれがおいしいと思えるように
なる。禅寺の修行と同じであります。
おいしいと思えばやがて本当においしいとなる(笑)
巨福山の巨
百貫点がついていますね!
こちらが正式なのかも。
おみそれしました🙇
建長寺内の稲荷神社、初めて知りました。
テキストには出てきません。
ありがとうございます😊
次回チェックします!
あれ?たぬき?
狐さんは狸は大丈夫なのかな?
ドクターペッパーの美味しさは
私にはわかりません。
美味しいと言っている人は見たことない。
でも、消えずに残っているのだから
少なからずファンがいらっしゃるのですね。
そのうちのお一人がおちゃさん♪
ドクターペッパーは評価が大きく分かれますね。
そして圧倒的多数が「不味い」となります(笑)。
しかしそう言いたくなる気持ちを抑え、
続けて飲んでみてください。やがて味が
わかります。日本酒を初めて飲んでいきなり
おいしいと思う人は少ないと思うのですが、
それと似たようなもの。ぜひ飲んでくださいね(笑)
塩ビ管の鳥居があちこちにあるようです。
小さい稲荷社の鳥居は木製が多いでしょうから
それを維持するのに疲れて、こうなって
いったのかもしれませんね。
ドクターペッパーは関西では売ってないです。
コカコーラの流通が昔から決まっているようで
関西地区はドクターペッパーなし。
しかし通天閣の近くで発見したという情報も
ありましたよ。
https://note.com/kimisa0504/n/nb479b6005e58
塩ビ管はあちこちで使われているそうです。
鳥居も、稲荷になると、赤いのが何本も
建てられているところもあるから、その維持も
大変なんでしょう。
稲荷社にタヌキってのが笑えました。
化かし合いになりそうです。
ぽんぽこ、コンコン、ぽんぽこ、コンコン♪
発売当初、新宿の輸入盤屋近くの自販機で発見。
興味本位で購入も、生涯初の途中で捨てた飲料です。笑
塩ビの鳥居ですか。
これも感性の問題か?
何か複雑ご利益少なそうに感じてしまいます。笑
ドクターペッパーにはコカコーラを超える
歴史があるのでした。バリー・マニロウがこの
CMを歌っていたことは、彼のファンの間では
有名なんです。
彼はこれに限らず多くのCMソングを作ったり
歌ったりしていて、彼のコンサートでは
それがメドレーで歌われたりしています。
塩ビ管の鳥居はあちこちにあるようです。
神社もそうそうお金があるわけじゃないでしょう
からね。小さなものでも木だと結構します。
一方耐久性はそれほどでもないし。
ドクターペッパーは関西ではほとんど見かけないです。
どこかで売っているのかな?
それにしても、塩ビ管製の鳥居とは!
ありがたみが少々薄れるような気がしますが、
需要があるんですね。
お狐さまとタヌキは、人のいないときに、
なにやらこっそり相談してそうです(笑)
塩ビ管の鳥居というのも観察眼ですねえ。よくお気づきになられましたね。特徴のない稲荷神社のあえて言えば特徴が塩ビ管と狸って、大受けです笑笑