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昨日の建設業経営研究会は、昨年度の分科会の報告。専門工事支援分科会として各自テーマに沿って議論し、1年分をまとめたものだ。
3つのパートに分かれており、1つ目は、「建設業の事業再生から見えるもの」。建設業は現在も、需要より供給が上回っている。供給過剰の状態にある。従って中小企業の再生支援や廃業が常に問題となっている、私的整理や交渉などには、実務の分かる実力派中小企業士の出番が多いようだ。
2つ目は「専門工事業の経営状態による経営改善」。原価管理システムは、システム屋の言うとおり入れたものは使えない。各社とも苦労している。実は私も、現役時代に工事の予算工程管理システムの運用担当をしたことがある。当時はまだコンピュータも発達していなかったせいもあるが、使いものにならなかった。何とか改善しようとしたが、ウオーターフォールモデルで作られたものは、あとで改善するにも限界がある。最後はお払い箱になった。
3つ目は、専門工事会社の経営診断ツリー。これは質問に答えていくことで、その会社の経営上の問題点が見えてくるというものだ。今度使ってみよう。