7月にガスエネルギー新聞社主催の欧州(スイス、オーストリア)カーボンニュートラル視察ツアーに参加した。
ガスエネルギー新聞に、ようやく参加者の感想が載った。ツアーから帰ってきてすぐに、感想を書いて新聞社に送ったが、だいぶ時期遅れだ。とにかく記事になった。記事の写真を撮ったが小さいので、私の感想、全文を掲載する。
以下、ガスエネ新聞に載った私の参加の感想・・
今回でこの視察ツアーは四度目の参加になる。当初は業界の自由化という課題が中心だったが、ここのところ、脱炭素へと課題が大きく異なってきた。
今回のツアーは、バラエティに富んだ視察先、橘川先生の講義・アドバイス、参加者の的確な質問など、今までで一番内容の濃いツアーと感じた。来年以降も引き続き実施してほしいツアーであった。
空気中の二酸化炭素を分離回収する技術、二酸化炭素を分離膜で分離する技術、さらに二酸化炭素と水と太陽光だけで、燃料を作ってしまう技術、まるで植物の「光合成」の様な夢の技術、バイオメタネーションという複数の技術を組み合わせて作った複雑なプラントなど、興味をそそる内容であった。
また、オーストリアでは安いロシアの天然ガスが入手できなくなる危機感とともに、EU本部からの脱炭素の指示など、日本とは異なる厳しい環境のため、懸命に開発しているような姿が見えた。 (380字)