私はある建設会社の管理者研修の講師をしている。6か月コースである。その4か月目が昨日から始まった。
昨日は、まず
OJT、OJTとは、言葉が簡単なせいか誤解が多い。計画的に、重点的に、目標を絞って、指導者と受講者を明確にして行うことを理解してもらう。そして受講者が部下のOJT計画書を作ってもらった。この計画OJTは以前、私がサラリーマン時代、職場で使っていたものだ。
そして次は受講者が作った計画書を、グループで、補強していく。この際、批判はなし、よい意見を出してもらうために、緩い雰囲気を作る必要がる。このため、お菓子とお茶を出して、雰囲気つくりを行った。会議方式としてはいわゆる
ワールドカフェである。
午後は、私の得意分野、コーチング、傾聴、承認、質問のスキルについて3時間かみっちり行う。ペアになって演習が中心だ。私は昨年、
キャリアブレーンのエグゼクティブコーチの資格を取っており、この知識・技能をフルに使う
午後の最後は目標管理と面接の演習。この目標管理も、
診断士会のマスターコース「課題達成型目標管理」というコースを1年受講して、知識はある。目標管理だけで1年間、日本で最長時間の研修コースではないだろうか。いつか使うかもしれないと思って、受講しておいたコースである。
さて面接だが、面接者役と被面接者役が、目標シートに従って意見交換する。この時、被面接者は、シートに書かれていないことを不意に言うことがあるため、これに面接者役が臨機に対応する練習である。演技用のカードを準備しておいて、面接者にには見せずに、被面接者は演技をする。これが迫真の演技になって結構面白い。面接者は実に大変だが、失敗はこの研修でしてもらい、本番は失敗のないようになってもらいたいものだ。
台湾旅行で体調を崩していたのだが、しゃべっているうちにだんだん調子がでてきた。講師業も本物になってきたか。