Reflections

時のかけらたち

温室の中は別の世界 ・・・ world beyond the seasons

2021-02-11 22:43:36 | wonderland

春は少しずつに載せた2月5日の小石川植物園の詳しいバージョンです。

小石川植物園の温室では冷温室が好きですが、この時期は温室の方が花がまだありました。

見たかったのは冷温室のフクジュソウです。温室はまるでいろいろな季節がごちゃまぜになったような別世界です。異国の花たちも珍しく、汗をかきながらまわっていました。

前に見た朝顔の変異種の花がまだ残っていました。

 

シロバナソシンカ

 

 

 

 

確かいい香りがしたような・・・

 

ツルラン

 

 

今回のお気に入り Hoya lacunosa   キョウチクトウ科

 

 

 

綿花

 

 

 

 

strabilanthes sp   キツネノマゴ科

 

シラゲテンノウメ  バラ科  小笠原

 

 

 

ムニンシャシャンボ  小笠原

 

 

一番見たかったのは冷温室のミチノクフクジュソウです。

 

こちらはシコクフクジュソウ

 

 

 

私の大好きなコセリバオウレン  フクジュソウと同じキンポウゲ科

葉っぱが赤くて枯れているのかと思ったら、まだ寒さで葉は赤いということでした。

 

pinguicula gigantea  タヌキモ科

 

 

 

 

 

帰りがけに教えていただいたもう一つのanother world  占春園に寄りました。

園の前にチーズケーキのお店があったので、休憩して帰りました。

 

占春園

徳川光圀の異母弟、松平頼元が1659年(万治2年)に上屋敷を構えた庭園の名残り

嘉納治五郎

 嘉納といえば柔道の創始者としてご記憶の方も多いと思いますが、そもそも嘉納は偉大な教育者で、日本の体育教育創始者の一人であり、「スポーツ」の概念を持ち込んだ人物でもあります。東洋初の国際オリンピック委員会(IOC)委員となり、国際的人望で一九四〇年の東京五輪開催を勝ち取りました。金栗はじめ弟子たちが、戦後の五輪開催へ大きな力を発揮します。
 嘉納は東京高等師範学校、のちの東京教育大学から筑波大学に至る学校の校長を前後二十年以上務めます。校舎は東京メトロ茗荷谷駅そば、筑波大付属小や教育の森公園一帯にありました。ここには江戸時代の大名庭園を引き継ぐ「占春園」があり、中央に嘉納治五郎像が立ちます。
 
スポーツの世界も今までも体操やボクシングなどでスポーツの概念から外れそうな指導者がいましたが、今それのトップがスポーツマンシップどころか人権を無視するような発言で、すべての世界でリセットが必要な日本です。
 

整備したばかりといった感じです。オリンピックに合わせてきれいにしたのでしょうか・・・

 

 

 

 

 

筑波大の付属小学校の自然観察の場にもなっているようでした。

文京区は歴史と自然が残る落ち着いたエリアです。

Feb. 5  2021   Koishikawa Botanical Garden and Senshunen Garden

 

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2月5日の小石川植物園に飛んできた鳥たち ・・・ birds in Koishikawa Botanical Garden on 5, Feb.

2021-02-11 13:46:56 | nature

春は少しずつに載せた2月5日の小石川植物園の詳しいバージョンです。

出会った鳥たちです。

 

 

メジロも少しいただけで、エナガもやって来たけど、あっという間の出来事でブレブレ写真のみでした。

行くたびに鳥の様子が違います。

 

 

ここがお気に入りのシジュウカラは他の仲間が飛んで行っても一人頑張っていました。

 

美しい鳥なんだなーと初めて感じました。鳴き声が好きな鳥でしたが。

 

 

 

 

行きと帰りに会ったのはコサギ。この池にはよくカワセミが来るということでしたが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真展の会場をもう一度覗いてみました。全体の写真ならOKと前回来た時の帰りにドアに書いてあったのに気がつきました。

 

貴重なエリアマップと野鳥のリストがあります。

 

Feb.5  2021  Koishikawa Botanical Garden (the University of Tokyo)

 

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梅や桜や椿いろいろ ・・・ plums and camellia flowers, etc

2021-02-11 13:30:42 | nature

春は少しずつに載せた2月5日の小石川植物園の詳しいバージョンです。

春への助走が始まっていた小石川植物園の木々・・

 

 

 

 

 

小石川植物園の椿や山茶花の花たちです。いろいろな種類の椿が次々と咲いています。

太郎冠者

 

トガリバサザンカ

 

カメリアドルピヘラ

 

菊更紗

 

 

 

 

加茂本阿弥

 

ヤナギバサザンカ

 

こんなに小さな花。下を向いて咲いているし、教えてもらわなかったらわからなかった花でした。

 

 

 

 

 

 

カンツバキ

 

 

 

 

 

中国の変わった木の実

 

このメタリックな感じが何とも言えません。

 

紅梅からやっと白梅も咲きだし、もう少しすると春らしい庭を見ることができるでしょう。

まだまだ春はちょっと先と言う感じでした。

 

Feb.5  2021   Koishikawa Botanical Garden

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なつかしい六本木の街と行ってみたかった国際文化会館のお庭で ・・・ Roppongi & the garden of Internationa Hose of Japan

2021-02-10 23:58:25 | wonderland

六本木のソニー・ミュージアムのダブル・ファンタジーを見に行くために初めて大江戸線1本で出かけました。シルバーパスの活用です。

六本木には就職したての頃、ディスコ(今ではクラブ?)に踊りに行ったり、美味しいフレンチを食べに行ったり、まぁ初めて知る大人の街でした。今は何かコロナのせいもあるのか、少し閑散とした感があります。サントリーホールができ、六本木ヒルズ、ミッドタウンと大きなエリアが増えてきたせいもあります。

 

 

 

昔は六本木といえばまずはこのアマンドの交差点、そしてロアビル。ゴトー花店もまだ残っていて、何とか当時の面影は残っていました。東京タワーを見ながら、ロアの方に向かって、鳥居坂を下れば、その先の右側がソニー・ミュージック・ミュージアムです。鳥居坂教会は私が働いていた団体の入社時にいた専務理事の葬儀があり、お手伝いに行ったことがある教会です。当時の通産省の天下りで絶大な力を持っていました。

 

 

東洋英和の幼稚園から高校までこのエリアに広がっていました。鳥居坂に入れば静かな街がありました。私の同期にこの学校出身の才媛がいて彼女はフルブライト奨学金で留学して、当時のNHK教育TVの田崎さんの英会話のアシスタントもしていて、明るくてちょっとおっとりしていて素敵な人でしたが、大きな国際会議を担当して、それが終わると退社してしまいました。多分結婚が決まったからではなかったかと思います。母校で少し教えていましたが、結婚してご主人の転任先のロスに行ってしまって、そこから手紙をもらったのが最後になりました。今はどうしているのかしら・・ 一緒に旅行したり、楽しかった思い出が残ります。素敵な校舎に驚きです。油絵を習った古茂田先生も確か東洋英和から女子美でした。

美術館で静かな気持ちになった後は、今まで行きたいと思って行くことができなかった国際文化会館によって、昼食を緑の庭が見れるところで取って、お庭を散策することにしました。

国際文化会館は英文毎日で大学3年の終わりの冬休みに卒論に使うタイプライター(今ならパソコンですね)を買うためにアルバイトした時に長期バイトしていた人が転職した場所で、彼女はいつも大きな帽子をかぶっていて、それが太陽のようにすごく似合った人でした。その時に親しくなったもう一人のYさんは、その後日経新聞に就職してペンを握りました。その後新聞記者と結婚されて大阪に行ってしまいましたが、東京に戻った時はお会いしたりしていたのに、数年前に亡くなられて。パーキンソン病で闘病されているときに会いに行こうと思っていて間に合わず後悔した友人です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

根津美術館の庭にも似ています。

 

 

 

 

国際文化会館の庭園ならびに敷地は、江戸時代から幕末にかけて多度津藩(現香川県)藩主京極壱岐守の江戸屋敷であったものです。 明治初期に井上馨候爵(外務大臣)の所有となり、1887年(明治20年)4月、邸内に茶室八窓庵を移築した折、明治天皇、皇后、皇太后、各国大使をお迎えしてのお披露目が盛大に催され、その際九代目市川團十郎以下一流の役者により庶民の文化であった歌舞伎を初めて天覧に供し、これにより歌舞伎興隆の端緒を開いたといわれています。

その後、久邇宮邸(香淳皇后は、この邸でお生まれになりました)、赤星鉄馬邸、岩崎小彌太邸と変遷し、戦後は国有地となっていたものを国際文化会館が払い下げを受け今日に到っております。

1955年(昭和30年)に日本建築界の巨匠、前川國男、坂倉準三、吉村順三の三氏の共同設計により現在の本館(旧館)部分が完成しました。1976年(昭和51年)には前川國男氏の設計により本館の改修と西館(新館)の増築が竣工いたしました。 池辺に張り出した釣殿風の建物は平安時代の絵巻物風の様式を取り入れたもので、建物全体はこの庭との調和を図って建築されております。日本建築学会賞を受賞した本館(旧館)は、2006年8月に文化庁が指定する「登録有形文化財」に登録されました。

現在の庭園は、昭和5年岩崎小彌太がわが国屈指の京都の名造園家「植治(うえじ)」こと7代目小川治兵衛に作庭を依頼したもので、桃山時代あるいは江戸初期の名残りを留めている近代庭園の傑作として知られています。

 

                                            国際文化会館HPより

 

京都の無鄰菴の庭園を思い出させる、水の流れをあちこちに感じさせるものでした。建築にも吉村順三がかかわっていて落ち着いた建物になっています。

こういう空間を大切に保存してほしいと思いました。

ジョンとヨーコの展覧会の後、庭を歩いて静かな時間が持てる最高の場所でした。

 

その後、中目黒を回って帰りました。

 

 

 

 

 

 

 

幸せを感じる、日常の中の贅沢。このラズベリーの酸味とチョコレートのハーモニーおいしかったです。重くないおかしなのです。

 

 

この日の朝、アメリカからの音楽のプレゼントがありました。ジョシュ・グローバンのリモート出演で歌ったのがSheという曲でした。

Josh Groban - She (Live PBS Performance Video)

 

ロマンティックな映画音楽。 久々に聴く、王道のスタンダード。ジョシュ・クローバンはアメリカでイル・ポスティーノのテーマソングを歌っていたので、知った歌手ですが、先のバイデン大統領の就任の時にも歌っていたのですね。

She

May be the face I can’t forget

The trace of pleasure or regret

May be my treasure or the price I have to pay

She

May be the song that summer sings

May be the chill that autumn brings

May be a hundred different things

Within the measure of a day

She

May be the beauty or the beast

May be the phantom or the feast

May turn each day into a heaven or a hell

She may be the mirror of my dreams

The smile reflected in a stream

She may not be what she may seem

Inside her shell

She

Who always seems so happy in a crowd

Whose eyes can be so private and so proud

No one’s allowed to see them when they cry 

She

May be the love that cannot hope to last

May come to me from shadows of the past

That I’ll remember till the day I die

She

May be the reason I survive

The why and wherefore I’m alive

The one I’ll care for through the rough and ready years

Me

I’ll take her laughter and her tears

And make them all my souvenirs

For where she goes I’ve got to be

The meaning of my life is

She

She, oh she

 

Feb. 9  2021  Roppongi & Nakameguro

 

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ダブル・ファンタジー ・・・ “DOUBLE FANTASY – John & Yoko”

2021-02-09 17:19:07 | wonderland

2月18日まで会期が延長されていたJohn とYokoの展覧会にやっと行ってきました。寒いけれど真っ青の空でいい一日でした。混雑もせず、ゆっくりと静かに見ることができました。入場料がふつうの展覧会に比べて高かったけれど、写真撮影OKで、映像や彼らの声が流れる会場で二人の世界のなかにはいることができました。

展覧会の内容は簡単に出会うまでの流れも描かれていましたが、二人が出会ってからの二人の歴史が中心でした。ビートルズのジョンではなく一人の人間としてのジョンが語られていました。

ジョンは作家、音楽家、アクター、画家と全部になりたかった若者で、芸術家と恋に落ちることを夢見た青年でした。そして見事にそのように生きたわけです。ヨーコは名家に生まれながら、革新的で若い頃からアーティストでした。戦後の体験が影響しているというようなパネルがありました。あの飢えた時代を経験していることが何かを生み出す力になっているような。

 

 

 

 

 

 

この作品に感動したジョン。下からでは見れなかったけれど小さな文字でyesと書いてある・・

 

ジョンとヨーコは運命的な出会いをするのだけれど、ヨーコはその頃女性からも反感を持たれそうなイメージでした。前衛芸術家でトラファルガー広場で作品の中でヌードになったことでいろいろ取り上げられたりしていました。

今回ヨーコの作品がいろいろ展示されて、ドキュメンタリーでもやっていたけどイマジンの詩に強い影響を与えた詩とかに才能があったのかと思いました。

 

 

 

 

ジョンはイマジンをヨーコとの合作にのちに修正しました。

 

芸術家の仕事は物事の価値を破壊することではなく、変えることです。そうすることで芸術家はこの世界を、すべての人が完全に自由な理想郷へと変えることができるのです。 ヨーコ

ジョンはヨーコの芸術の理解者で彼女を支えました。

 

 

 

ビートルズでは物足りなかったジョン。ビートルズ解散の原因とまでされたヨーコでしたね。今ではポールとも和解していると聞いたことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

二人は多くの抗議運動に参加して、アメリカ政府から監視の対象となっていました。

 

今計らずも露見されてしまった日本の社会の問題。これはオリンピックの問題をはるかに超えた大きな問題だと思いました。150ヶ国中最下位に近い日本の女性の地位。男女不平等。オノヨーコはずっとそれと闘ってきていた。ジョンはあの時代にしては珍しく、主夫もこなし女性の大変さと尊さをWomanという曲に表わした。

アメリカでさえもNOVAに行っている時によく「ガラスの天井」の話が出た。アメリカのペンパルも今度アメリカの歴史上初めての女性副大統領に喜んでいました。しかもアジア系(インド)であることに。これでこそ移民の国だと。

女性にもそれなりの覚悟が必要だけど、男女格差のない世界を目指してほしい。今の若い女性が保守的に思えるのは私だけでしょうか・・

反戦運動やあらゆる不平等と闘った二人。

 

 

 

ヨーコは自分自身の創作のために、ジョンを遠ざけた時があった。芸術家同士の結婚はハードなものだったに違いない。

その後また二人は家庭を作り、ジョンは何年か経ってからまた音楽活動に復帰する。二人の共同作業が再開しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは離山房で見たものと同じです。やっとグリーンカードが取れて、日本に出ることができて、軽井沢に滞在していた時代のものです。

 

 

 

 

 

結局ジョンはヨーコに映る自分を見ていたというか・・・ そんな感じがしました。

二人の愛の歴史を見ることができ、そして社会とのかかわりがすごい二人だったのだと改めて思いました。

 

最後に短冊を書いて、結びつけてきました。

愛と平和について静かに考えさせられる展覧会でした。

 

 

 

 

この後近くの国際文化会館で食事をとって、小川治兵衛の庭を回りました。まるで京都にでもいるような静かな気持ちになりました。高低差を作り、水が流れる音がして、展覧会の余韻を感じながら歩いていました。

 

Feb.9  2021  Roppongi

 

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宇宙やらいろいろ a galaxy(milky way) and other thing, Kenji Miyazawa and so on

2021-02-08 23:57:34 | movie

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は心に残る作品です。私をかわいがってくれた母方の祖母はもともと心臓が悪く、晩年は入退院を繰り返しましたが、亡くなってもう40年くらいたってしまったのかしら・・ 亡くなる前病院にお見舞いに行ったりして、吉祥寺の祖父母の家の離れに泊まったりしていた時に、なにかで銀河鉄道を見て、本だったか、映画だったか・・ 私は祖母の死を予感して、声を出して泣いたことを覚えています。銀河鉄道を初めて読んだのは高校の時でした。

1月の終わりころ、宮沢賢治についての番組が流れていました。娘がマイケル・ジャクソンのドキュメンタリーを見ていた後にやっていたかと思います。私はパソコンの前で作業中で聞きながら写真の整理でもしていたのでしょう。

 

宇宙は謎で、光年とか京とかいう単位を聞いただけで、 もうgive up.  図書館で本を借りてきても読み通せず、物理学での永遠とか無限とかはどういうことなのかと思ってしまいます。

 

 

きしやは銀河系の玲瓏レンズ
   巨きな水素のりんごのなかをかけている

 

 

宮沢賢治のこの表現は、現代の宇宙についての認識と合致しているような説明があり、思わずTVを見ました。

NASA、銀河の数を2兆個と発表 従来推定の10倍に  2016.10.14 Fri posted at 13:20 JST

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新しいスタイルの「蝶々夫人」 ・・・ new style opera " Madama Butterfly"

2021-02-07 23:59:00 | music

2月6日

コロナ時代の新しいスタイルの蝶々夫人を見に紀尾井小ホールまで出かけました。出演・企画はベルカントを習っている先生たちです。

 

語りで紡ぐ「蝶々夫人」

語りで紡ぐ「蝶々夫人」プッチーニ作曲

〜ピンカートンのしょーもない話し〜

演出:森山太

  • 日時:令和3年2月6日(土)14:00開演(13:15開場)上演時間約60分    
  • 場所:紀尾井小ホール
  • 主催:イル・テアトロ・オペラ千代田        

【出演者】

語り・ピンカートン:安藤英市

蝶々夫人:山畑晴子

ピアノ:うえだよう

パーカッション:富田真以子

プッチーニ作曲歌劇「蝶々夫人」を新たな視点で、語りとプッチーニの音楽で当時(明治後期)の海外から見た日本をより浮き彫りに、そしてその日本独特の情緒、色遣いがいかに神秘的であったかを新しいスタイルで上演!!コロナ禍でも安心して観ていただけるよう約60分に纏め上げました。

蝶々夫人は可愛そうでピンカートンはひどい奴と写されてしまうが、果たしてそうであるのだろうか?

プッチーニが見たことない日本の研究に研究を重ねそれぞれの心情や状況を見事に音にし作曲した名作「蝶々夫人」をこの舞台で是非、実感していただきたいです。

 

出演者は二人、音楽もピアノとパーカッションだけという斬新なもの。ストーリーはピンカートンの語りで始まります。左の椅子に腰かけ、歌う時は立ってその場で歌います。一方蝶々さんは右の衝立の奥で影で映し出されたり、前に出てきて歌います。山畑先生はいつもピアノの伴奏をしてくださるのですが、本当に素晴らしいソプラノです。最初からこちらの目がウルウルしてしまいます。プッチーニのメロディの美しさに驚かされます。ピンカートンの安藤先生の声も素晴らしいテノール。お二人とも体に声が響いています。なんという素晴らしい楽器。ピアノとチェロが好きだった私、ヴァイオリンも好きになったけれど、最後に人間こそ最高の楽器と思って、声楽が好きになってきました。伴奏の音楽もリズミカルであったり、とても現代的な面もあり面白かったです。オペラでこんなに実験的なことができるのだと思いました。コロナのおかげで最小限の人間で表現したオペラ。

 

紀尾井ホールの小ホールは初めてでしたが、上の階だったのですね。眺めがすごくいいです。

 

迎賓館の向こうに見えるのは国立競技場のようですね。

 

 

 

せっかくなので着物を着て行きました。

 

 

 

 

この日は四ツ谷から行くことにしました。地下鉄で永田町や赤坂見附からもありでしたが、やはり四ツ谷からが一番近いのかしら?いろいろな思い出の残る上智大学の横を通って、紀尾井ホールに向かいましたが、ちょうど大学入試の日でした。うちの近くの早稲田とかと違って、それほど大人数でなく、混雑はしていませんでした。高校のクラブの先輩が上智にいたので、よく学生会館まで遊びに行きました。油絵を鹿島建設のアトリエで習っていた時も、夜桜を見にこの土手に少し寒い中やって来たりしたこと、そして結婚式を挙げたクルトルハイム聖堂がある上智大。結婚式を挙げるためにイグナチオ教会にキリスト教の教えをレクチャーしてもらいに通いました。そして最近ではフロモン神父様の葬儀。

 

文楽のポスターにいつもそそられます。

 

 

 

この日のコーディネートはしわが取れていない米沢紬に、Kさんからいただいた型染の椿の帯です。大好きな帯で、椿の絵だと今でしょという感じであわてて着ました。

とみひろで昨年末に買った帯揚げの色が合いそうだったので使ってみました。帯締めもとみひろでしたが、柿渋で染めたものです。

暖かい日だったので、羽織で充分でした。池田ではじめてそろえた羽織は私の持っているたいていの着物に会うので重宝しています。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
帰ってから陽があっという間に沈むのを見ました。ほんとうにあっという間なの。地球が自転してることを感じる一時です。
 
Feb. 6  2021  Yotsuya
 
 
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春は少しずつ ・・・・ spring is coming little by little

2021-02-06 23:59:54 | seasons

今日はまたとても暖かくて、コートではなくて、羽織をはおって、ベルカントの先生の公演を見に、紀尾井町まで行ってきました。新しい形式の「蝶々夫人」は斬新でとてもよかったです。一流のアーティストに習っていることを嬉しく思うとともに、プッチーニの曲ってなんて素敵なんだろうと思いました。

今日は昨日書きかけの春の始めの小石川植物園からアップします。

 

2月5日

節分が過ぎると春が少しずつ近づいているのを感じるこの頃です。

ベランダのクリスマスローズのつぼみももう少しで開きそうです。

陽があたたかく感じます。今日はありあわせでサンドイッチを作って小石川植物園までソロ・ピクニック。梅の花を見ながら、お弁当を食べて・・・ なんて幸せなの! felice!  植物園は年間パス、交通費はシルバーパス!

自然にはいろいろな面がありますが、穏やかな日に外に出れば癒されます。気がつけば腰の痛いのも忘れて歩いている私がいます。

 

いつもの森へ

最初に出会ったのはコサキ

 

水色の小さな花、オオイヌノフグリが咲き始めていました。

いくつかの小さな池の横を通ると傾斜している側ににメジロが少しいたのですが、高いところに行ってしまいました。

春はそこまで来ているという感じです。

 

 

しばらく行くと、カメラを持った人たちが4人くらい何かを待っていたので、女性が一人いたのでお聞きしたところ、連れの老人に目配せさせられて、答えてはいけないらしく、わからないと言われて驚いてしまいました。ルリビタキでもと聞いてみたのですが・・ルリビタキはもっと向こうの方ですよねというお答え・・・ なんだか変な縄張り意識か何かわかりませんがいい感じはしませんよね。猛禽類でもいるのでしょう ・・・ 又最後に寄って見た時に男性が一人いて、何か写真撮れましたかと聞かれて、少し話をしたら、やっぱりオオタカがいるとのことでした。

何を待っているのかわからないところにいてもしょうがないので、先に進んでいきました。

 

 

 

梅の花を見ながら、お弁当の時間。

あずまやにテーブルがある場所があって、そこだと多くて6人かかけることができるベンチがあります。女性が一人のんびりとしていたので、座ってもいいかお聞きして、対角線上に座っていたのですが、そちら側は陽が当たらなくて寒いからこちらのどうぞと同じ側の方を勧められて、移動しました。おかげで梅の花を見ながら昼食を取ることができて幸せででした。芝生の上では幼児を連れたグループがピクニックをしていました。

ツナとセロリのサンドイッチはもう食べちゃった。以前職場で朝忙しい時はいつもゆで卵のサンドイッチをお弁当に作ると言っていた後輩がいたのを思い出します。

 

梅の香りを楽しんでから、いつもと違う道を登って上の温室方面に向かいました。

 

藪の中をカサコソと鳥がいることはわかるのですが、姿を見せません。いつも聞かないような鳴き声も聞きました。

 

寒桜にもヒヨドリはいても、メジロは近づいていませんでした。

 

椿が美しい季節でした。 太郎冠者 侘助の原種とも言われています。椿園にもメジロがいました。

 

シセントキワノキ  (中国)

 

ロウヤガキ (中国)

 

トガリバサザンカ

 

カメリアドルピヘラ

菊更紗

 

加茂本阿弥

 

 

葉っぱに隠れるように咲いていたヤナギバサザンカ

女性二人連れの方たちが見ていて教えてくれました。葉っぱの裏が柔らかいから触って見てと言われて触って見たらふわっとしていました。以前御岳のレンゲショウマを見に行った時、他の人が花を触っていたら怒っていた人がいたけど、人それぞれですね。また横山先生とも花巡りに行きたいけれど、今年それはかなうでしょうか・・・

 

冷温室に咲いていたミチノクフクジュソウ

 

再び寒椿の所を通ったらメジロが2羽だけいました。

 

やっと会えたね。

 

タンポポも見~つけ。

何だか鳥たちにはあまり出会えずに池のほとりを歩いていたら、いつかエナガやシジュウカラが集まってきたところの近くでカラの群れがさーっとやって来ました。風のようにやってきて、せわしなく動いて、エナガはぶれてちゃんと撮れなくて、のんびり取り残されて、木の幹にいたシジュウカラだけを撮ることができました。鳥たちがさーっとやってくるこの瞬間を待っていました。

 

 

 

帰りにも別の池でコサギに会いました。今日はよくハンティングをしています。

夕方の方が鳥たちに会えるのかしらと思いました。

 

ネコちゃん、こんなところに今日はいたのね。

 

夕方が近づく森の中が静かでした。

 

カンツバキ

 

帰りに占春園にも寄ってみました。松平家の屋敷の庭の遺構があり、最近整備されたばかりの筑波大と区が共同で管理している場所です。

幸田文さんが植えた鳥が好きな木の実があるとのことです。

この日は鳥の鳴き声は聞こえたけれど、姿を見ることができませんでした。

 

外に出て自然の中にいると、気持ちが晴れやかになり、自分も自然の一部で溶け込むような感じになれるのが好きです。

 

帰ってから家から夕富士を見る。

 

Feb.5 2021  Koishikawa Botanical Garden & Senshun-en  Garden

 

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歌舞伎座で華やいだ気分  ・・・ in the bright air of the first performance of February in Kabuki Theater

2021-02-04 20:27:23 | art

 

1月の公演は玉三郎がなかったのでパスして2月から私の歌舞伎教室がまた始まりました。歌舞伎は新しい体験だったので、何もかもが入門勉強になります。出演者で演目にこれでいいかなと思えば行くことにしています。

写真は 二月大歌舞伎開幕 ステージナタリーより

 

第2部

一、於染久松色読販 土手のお六 鬼門の喜兵衛 作:四世鶴屋南北 改訂:渥美清太郎

土手のお六:坂東玉三郎

山家屋清兵衛:河原崎権十郎  髪結亀吉:中村福之助  丁稚長太:寺嶋眞秀  庵崎久作:中村吉之丞  油屋太郎七:坂東彦三郎

鬼門の喜兵衛:片岡仁左衛門

 

玉三郎がすごくかっこいい。もちろん仁左衛門は顔のつくりだけでもザ・カブキといった感じの素晴らしいコンビでした。

初日ってやはり、和服の人も多いし、どことなく華やいだ、またまだお正月の名残もある雰囲気の中でした。何時もだったら豆まきも行われる節分の公演とか・・

寺島しのぶの子ども寺嶋眞秀(まほろ)君も8歳ですが、大きなよくとおる声でがんばっていました。学校はどうなっているのかとちょっと心配な子役です。目がくりくりしていてかわいかったですが、子どもの頃からの修行で大変な道ですよね。

 

 

二、神田祭

鳶頭:片岡仁左衛門      芸者:坂東玉三郎 

 

華やいだ祭りの雰囲気の中の舞踊 神田祭

いろいろな面の玉三郎を見ることができます。でも悪女もなかなか凄味があって似合う玉三郎です。母は昔玉三郎は老け役がいいとか言っていたこともありました。私は地唄舞の玉三郎が一番好きなのではないかなと思います。

2月に入り、劇場内外には、歌舞伎座恒例行事の一つである稲荷大明神の祭事、「二の午祭」に向け、芝居にちなんだ言葉遊びが楽しい「地口行灯」が飾られています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りがけに三越で買い物をして帰るため少し歩きました。

 

 

 

 

人影はまばらでしたが、デパ地下はすごい人。密もいいとこでした。

 

和光と資生堂のウィンドウはついチェックしたくなります。今回は近い和光だけ。

 

 

 

 

 

今日の装い

お正月らしい帯と、ちょっと遅いですが、いただいた象牙の独楽の帯どめにしました。和光のディプレイ、牛ちゃんとコラボの緑の牛ちゃんのカンカンでした。

準備して出した着物は2枚ともたたみ方も悪いのか、しわが目立ち、今回もご一緒したKさんに前回アイロンのかけ方を教わったので初めてアイロンかけをしました。

 

とてもにぎわっていて、フロアの人に二人一緒の写真を撮っていただこうと思いましたが、無理な様でした。

写真を撮ってもらうのに一瞬マスクをはずしたら係りの人が飛んできました。マスク取らない方が良かったかも

Kさんのすっきりしたコーディネートはそのうち香古箱に載せていただけるでしょう。

 

Feb.2  2021  Ginza

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月に1回のイタリア ・・・ once a month feeling Italy

2021-02-03 23:54:27 | my favorite

1月31日

月に一度だけイタリアに浸ります。先生の家のドアをあけ、カンツォーネが流れている明るい部屋に入れば、そこはイタリアです。フェリチッシミでやっていた時もそうでした。イタリア語にあふれている空間に入っていくとイタリアの空気が流れます。

明るい空間の中で、リラックスして勉強を始めることができます。

いつもお花を持ってきてくださる宿題をやってこないSさん。何も準備しないでいきなりイタリアに入るのがいいと・・ でも珍しく宿題をやってきていました。

Zさんはイタリア文化会館でオンラインのレッスンも受けていて、こちらのレッスン後、先生にわからないところを聞いていました。

それぞれのやり方でイタリア語。私は昔の記憶をたどりながら・・・ 頭の体操です。今半過去ですが、ヒアリングと会話が中心のレッスンで、実際に使えるイタリア語です。みんなに共通しているのはイタリアが大好きなことです。

終わった後のほっとした時間。 

 

レッスンの前の日は宿題はササッと片付け(といっても単語がわからなかったり、いろいろですが、インターネットで簡単に調べられるので、便利です)、お菓子作りです。 いつも素敵なお庭を見せてくれる友人が作ってくれたリンゴのマドレーヌを焼いてみました。オリーブオイルで作るシナモンとくるみとラム酒に漬けたレーズンと細かく切ったリンゴをいれたものです。

 

いつもお菓子は底がカリッと焼けません。30年も経ったオーブンの火の調節が難しくて。下火はすごく弱いので、いつも上火だけで焼いているのがいけないのかしら・・・ もっと時間をかけて最後は下火だけにするか上下ヒーターで焼かないといけないのかしらね。上下にすると上火も弱くなってしまうような感じがして・・

 

生協の野菜ボックスにこの時期だけおまけで入ってくる矢口桃の花

 

 

土曜日の夕陽

 

我が家の紅葉

 

節分も過ぎて、今日は立春。花粉症の季節になります。 少しずつ日が長くなってきています。

 

 

 

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