どうしたってんだ、今井P。
そう、NHKの今井彰エグゼクティブ・プロデューサーだ。
“ミスター・プロジェクトX”は、あの番組の成功の後、確かお金関係のモンダイで、一度マスコミに叩かれていたっけ。今回、久しぶりでお名前を拝見したことになる。
局のお膝元、渋谷はセンター街にて「7300円相当の万引き」の報道にびっくりしてたら、昨日発売の『週刊文春』では「一切やっておりません!」と、!マーク付きで弁明してるし、よう分からん。
『プロジェクトX』という番組がなぜ当たったかといえば、「分かりやすい成功物語」だったからだろう。
取り組むべき仕事があり、そこには困難があって、それをチームで乗り越え、見事達成する。「日本人も、結構がんばってきたよなあ」という心地よい“くすぐり”と“感動の涙”・・・。
当時、番組本はベストセラーだったし、今井P名義の『プロジェクトX リーダーたちの言葉』(文藝春秋)も結構売れた。2001年のことだ。
この本を読むと、番組に登場したすべてのプロジェクトの成功は、「みんな」の力というより、「リーダー」のおかげ、という気がしてくる。今井P自身もまた、成功したリーダーの一人だったわけで、こっちが”本音”だったのかもしれないなあ。
最近、岡野宏文さんと豊崎由美さんの共著『百年の誤読』が、<ちくま文庫>に入ったので再読していたら、この『リーダーたちの言葉』も取り上げられていた。
で、豊崎さんが言っている。
「今この不況の時代に必要なのは、成功したプロジェクトのリーダーの言葉じゃなくて、失敗したプロジェクトのリーダーの言葉だと思うんです」。
今回の事件の真相は、今のところよく分からないが(まあ、それほど知りたくもないが)、今井Pが、いつか「失敗したプロジェクト」の番組を制作するようなことがあれば、ぜひ見てみたいと思うのだ。
そう、NHKの今井彰エグゼクティブ・プロデューサーだ。
“ミスター・プロジェクトX”は、あの番組の成功の後、確かお金関係のモンダイで、一度マスコミに叩かれていたっけ。今回、久しぶりでお名前を拝見したことになる。
局のお膝元、渋谷はセンター街にて「7300円相当の万引き」の報道にびっくりしてたら、昨日発売の『週刊文春』では「一切やっておりません!」と、!マーク付きで弁明してるし、よう分からん。
『プロジェクトX』という番組がなぜ当たったかといえば、「分かりやすい成功物語」だったからだろう。
取り組むべき仕事があり、そこには困難があって、それをチームで乗り越え、見事達成する。「日本人も、結構がんばってきたよなあ」という心地よい“くすぐり”と“感動の涙”・・・。
当時、番組本はベストセラーだったし、今井P名義の『プロジェクトX リーダーたちの言葉』(文藝春秋)も結構売れた。2001年のことだ。
この本を読むと、番組に登場したすべてのプロジェクトの成功は、「みんな」の力というより、「リーダー」のおかげ、という気がしてくる。今井P自身もまた、成功したリーダーの一人だったわけで、こっちが”本音”だったのかもしれないなあ。
最近、岡野宏文さんと豊崎由美さんの共著『百年の誤読』が、<ちくま文庫>に入ったので再読していたら、この『リーダーたちの言葉』も取り上げられていた。
で、豊崎さんが言っている。
「今この不況の時代に必要なのは、成功したプロジェクトのリーダーの言葉じゃなくて、失敗したプロジェクトのリーダーの言葉だと思うんです」。
今回の事件の真相は、今のところよく分からないが(まあ、それほど知りたくもないが)、今井Pが、いつか「失敗したプロジェクト」の番組を制作するようなことがあれば、ぜひ見てみたいと思うのだ。
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