碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

年末年始に読む本

2008年12月26日 | 本・新聞・雑誌・活字
学生諸君はすでに冬休みに突入した。当然、キャンパス内は静かで、卒業研究にいそしむマジメな4年生か、体育館周辺で体育会系の学生たちを見かけるくらいだ。ふだん、人で賑わっている場所から、ふっと人影が消えるのも、なんだか年末らしくて味わいがある。

さて、私も間もなく冬休みに入るので、書店に行って、年末年始に読む本の“仕入れ”だ。

まずは、このところ新刊がばんばん出ている、内田樹センセイの本をいくつか。エッセイ集『昭和のエートス』(バジリコ)、対談集『橋本治と内田樹』(筑摩書房)、そしてブログのコンピ本『知に働けば蔵が建つ』(文春文庫)。まとめて読もう。

昭和のエートス
内田樹
バジリコ

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橋本治と内田樹
橋本 治,内田 樹
筑摩書房

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知に働けば蔵が建つ (文春文庫)
内田 樹
文藝春秋

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小説は、服部真澄さんの「佛々堂先生」シリーズの新作『わらしべ長者、あるいは恋』(講談社)、ウディ・アレンの新刊『ただひたすらのアナーキー』(河出書房新社)。それから、ちくま文庫「ちくま日本文学」の新刊『色川武大』も、ね。

わらしべ長者、あるいは恋 清談 佛々堂先生
服部 真澄
講談社

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ただひたすらのアナーキー
ウディ アレン
河出書房新社

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色川武大 [ちくま日本文学030] (ちくま日本文学)
色川 武大
筑摩書房

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懐かしの「少年マガジン」に関する新書サイズの<保存版>が2冊出た。『少年マガジンの黄金時代~特集・記事と大伴昌司の世界』と『「週刊少年マガジン」五〇年 漫画表紙コレクション』(ともに講談社)だ。私が愛読者だった60~70年代の「マガジン」が甦ってくる。

少年マガジンの黄金時代 ~特集・記事と大伴昌司の世界~
週刊少年マガジン編集部
講談社

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「週刊少年マガジン」 五〇年 漫画表紙コレクション
週刊少年マガジン編集部
講談社

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子どもの頃、冬休みに、コタツに背中までもぐり込み、腹ばいで本を読むのが楽しかった。手を伸ばせば届くところに、みかんをいくつか置いたりして・・・。

残念ながら、我が家にはこたつがない。年末、実家に行ったら、やってみよう。