昨日の「のりゆきのトークDE北海道」(北海道文化放送)は、ちょっとした特番並みの1本だった。題して「なんてこった2008総決算! 大不況で仕事がヤバイ・・・道民大激怒SP」。
いつものスタジオセットと違って、司会の佐藤のりゆきさん・水野悠希アナの席とは別に、2段のゲスト席があり、前列に井筒監督、小沢遼子さん、衆議院議員の石崎岳さんが並び、後列にスポーツキャスターの田中雅美さん、北大経済学部の吉見教授、そして私がいる。
話題の中心は「雇い止め」「派遣切り」といった雇用問題。生放送なので、視聴者から電話の声やFAXが、がんがん届く。北海道経済は全国的に見てもシンドイ状況なので、皆、切実なのだ。
派遣切りで許せないのは、契約の延長をしないとか、契約の更改をしないという話だけではなく、契約期間にも関わらず一方的に「切る」例が多いこと。この場合、派遣会社はただ「派遣先」の意向を本人伝達するだけであり、そこにも問題がある。
元々は高いスキルを持つ派遣社員が、高い報酬で仕事をしていた。それが、派遣に関する規制緩和が行われ、派遣先の業種が拡大し、派遣期間も最長3年に延長されて、結局、派遣社員は企業にとって人件費削減以外の何ものでもない、という状態になってしまった。しかも、企業の経理処理上では、派遣は人件費ではなく、物件扱いだというのだ。
話は、どうしても政治の責任問題にいく。たくさんの矢を一人で受ける石崎さんは大変だったが、実際、このままでは年を越せないというナマの声が圧倒的だった。
本当は、生放送の後もトークを続けて、それを収録し、深夜にでもオンエアしたらいいのに、と思うくらい様々な話が出たし、もっと出したかった。
「トーク」の後、午後は北海道テレビへ。千歳にある柳橋食堂のおかあさんが編んでくれた、お手製のセーターに着替えて、「イチオシ!」の生出演。
電車内で起きた携帯電話をめぐるトラブルに関してコメント。携帯使用と、それを注意するときのTPO、2つのマナーの問題だ。番組は祝日バージョンで、いつもより時間が短かく、早めに東京から小宮悦子さんが登場した。
そうそう。両番組の移動途中、昼飯は、例によってススキノのそば屋さんで、鴨せいろ。そして、例によって隣の石川書店さんに入って古書探し。
私が<お宝ワゴン>と呼ぶ100円均一コーナーで、松山猛『贅沢の勉強』(83年)、浅田彰『逃走論』(84年)、ピート・ハミル『東京スケッチブック』(91年)など、出た当時読んだにもかかわらず、本自体がどこにあるのか分からなくなっているものを発見。
さらに『家族の肖像』『気狂いピエロ』といった映画のパンフも見つけ、入手。年内ラストの札幌で、今年最後のお宝ゲットなり。
いつものスタジオセットと違って、司会の佐藤のりゆきさん・水野悠希アナの席とは別に、2段のゲスト席があり、前列に井筒監督、小沢遼子さん、衆議院議員の石崎岳さんが並び、後列にスポーツキャスターの田中雅美さん、北大経済学部の吉見教授、そして私がいる。
話題の中心は「雇い止め」「派遣切り」といった雇用問題。生放送なので、視聴者から電話の声やFAXが、がんがん届く。北海道経済は全国的に見てもシンドイ状況なので、皆、切実なのだ。
派遣切りで許せないのは、契約の延長をしないとか、契約の更改をしないという話だけではなく、契約期間にも関わらず一方的に「切る」例が多いこと。この場合、派遣会社はただ「派遣先」の意向を本人伝達するだけであり、そこにも問題がある。
元々は高いスキルを持つ派遣社員が、高い報酬で仕事をしていた。それが、派遣に関する規制緩和が行われ、派遣先の業種が拡大し、派遣期間も最長3年に延長されて、結局、派遣社員は企業にとって人件費削減以外の何ものでもない、という状態になってしまった。しかも、企業の経理処理上では、派遣は人件費ではなく、物件扱いだというのだ。
話は、どうしても政治の責任問題にいく。たくさんの矢を一人で受ける石崎さんは大変だったが、実際、このままでは年を越せないというナマの声が圧倒的だった。
本当は、生放送の後もトークを続けて、それを収録し、深夜にでもオンエアしたらいいのに、と思うくらい様々な話が出たし、もっと出したかった。
「トーク」の後、午後は北海道テレビへ。千歳にある柳橋食堂のおかあさんが編んでくれた、お手製のセーターに着替えて、「イチオシ!」の生出演。
電車内で起きた携帯電話をめぐるトラブルに関してコメント。携帯使用と、それを注意するときのTPO、2つのマナーの問題だ。番組は祝日バージョンで、いつもより時間が短かく、早めに東京から小宮悦子さんが登場した。
そうそう。両番組の移動途中、昼飯は、例によってススキノのそば屋さんで、鴨せいろ。そして、例によって隣の石川書店さんに入って古書探し。
私が<お宝ワゴン>と呼ぶ100円均一コーナーで、松山猛『贅沢の勉強』(83年)、浅田彰『逃走論』(84年)、ピート・ハミル『東京スケッチブック』(91年)など、出た当時読んだにもかかわらず、本自体がどこにあるのか分からなくなっているものを発見。
さらに『家族の肖像』『気狂いピエロ』といった映画のパンフも見つけ、入手。年内ラストの札幌で、今年最後のお宝ゲットなり。
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