新宿駅西口近くの「スペース107」で、阿木翁助・上條逸雄 7thメモリアル公演『ラジオドラマ 青いカナリア』&『君愛せし山河』を鑑賞。
特に「方言指導」を担当させていただいた『君愛せし山河』は、自分の演出作でもプロデュース作でもないのに、観る前から結構緊張した。これも初体験だ。
ロビーで、演出の嶋田親一先生にお目にかかったが、ご挨拶していても、まだどきどきしていた。
しかし、一旦幕が開いてみれば、もうそこはプロの役者さんたちの独壇場。
むしろ稽古の時よりも流暢な信州弁を聞くことができた。
私も少しはお役に立てたようだ。
霞優子さん演じるヒロインの久子をはじめ、出演者全員が、それぞれの人物と化している。
一途に人を思う女ごころ。少年時代の仲間たちの友情。彼らの胸の中で生き続ける恩師の言葉・・・。
ああ、やはり舞台はいいねえ。
生身の人間が、ナマで演じているのを、リアルタイムで観させてもらうことのゼイタクさ。
『ラジオドラマ 青いカナリア』もよかった。
巨匠・阿木翁助のシナリオもさることながら、本来は音だけで表現される世界を、目の前で作り出している役者さんたちもすごい。
昭和20年代の作だが、人情というか、人の気持ちというのは、そう変わるものではないのだ。
8日に始まったこの「阿木翁助・上條逸雄 7thメモリアル公演」は、12日(日)までだ。
7/11(土) 14:00 / 18:30
7/12(日) 14:00
※開場は開演の30分前。
チケット料金:
全席日にち指定自由席(一公演200席限定)
前売・予約 4,000円 / 当日 5,000円
お問合せ・チケット予約:
TEL:090-3468-6868(後藤まで)