映画『ターミネーター4』を観てきた。
1本目の『ターミネーター』が1984年だから、実に25年。
最近ではTVシリーズも作られているし、すっかり“長寿”企画となってしまった。
今回の「T4」は、これまでの「T1」から「T3」とは、また別の次元というか、次の段階に入ったものだと思う。
舞台は2018年であり、例の「審判の日」の後の世界だ。
ターミネーターという“単体”との戦いではなく、いわば“マシーン”対“人類”の巨大な戦争を描いている。
シュワちゃんと勝負していたサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)のお腹にいたジョンが、すっかり不屈の戦士となっている。
このジョン・コナーを演じているのが、「バットマンビギンズ」「ダークナイト」のクリスチャン・ベイルで、これが見事にハマっていた。
マシーン軍団があまりに強大であり、機械だから情け容赦なく人間を殺戮するわけで、全体には結構重苦しい。
まあ、それだからこそ、ジョンたちの命がけの戦いが際立ってくる。
がんばれ、人間!
映画の中では、ジョンと、彼の父親であるカイル・リースが出会うことになる。一種のタイム・パラドックスみたいなものだが、不思議な感じ。
自分が、亡き父と、こういうふうに“再会”したら、どんなだろう、などと思ったからだ。
そうそう、まるでゲスト出演(?)のシュワちゃんを見たとき、すごくほっとしたなあ。
これまでの延長のようでいて、やはり、「次の段階」の1作目なのだ。
じゃあ、その2作目(このT4の続編)が出来たら見に行くか。
正直いって、やや微妙であります(笑)。