高校の入学式に出席した。
3年ぶりで、父母としての入学式だ。
入学式は、中等部・高等部が一緒に行われた。
ただし、中等部の新入生は“1年生”だが、高等部の新入生は“4年生”と呼ばれる。
なるほど中高一貫って感じだが、子どもたちの様子を見ていると、入学式というより進学式といった雰囲気。
式では、中高の担任の先生が、自分のクラスの生徒の名前を読み上げ、生徒は起立していく。これが入学式のメインイベントなのだ。
高等部の新入生たちも、この入学式の日までは、自分たちの担任の先生が誰になるのか、知らない。生徒たちは、ちょっとドキドキだ。
だから、クラス名と担任の先生の名前がアナウンスされると、一瞬、場内が、わずかにどよめく(笑)。
中等部1年は4クラス。そして高等部4年は6クラスだ。増えた2クラス分の人数が、高校受験での入学者(優秀ですぞ)ということになる。
3年間の中学校生活で、ほとんどが知り合いという状態になったところに、新たなメンバーが加わり、シャッフル。それがまたいい刺激になるのだ。
入学式自体は、お二人の先生のご挨拶と、生徒の名前読み上げ、そして校歌斉唱でおしまい。来賓の祝辞もなく(笑)、シンプルですっきりしたものだった。
私と家内が、同じ高校に入学したのは1970年4月。ちょうど40年前だ。
高校1年生の私たちは、よもや40年後に自分たちの子どもが高校1年生になり、二人でその入学式に出席することになるとは、知る由もなかったのであります(笑)。