碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

「ギャラクシー賞」報道活動部門選考会

2010年04月18日 | テレビ・ラジオ・メディア

このところ、「ギャラクシー賞」報道活動部門選考会の会場は、早稲田にある「かわうち」というお店。

ご主人のご好意で、開店前の店内で開催されるのだ。

下期の入賞作を選び、その後、年間の大賞などを決定するのだが、たっぷり3時間以上に及ぶ討議が続いた。

結果発表は後日。

選考会が終了する頃、お店は開店となる。

選考委員たちは“お客さん”に変身し、懇親会(お疲れ会)が始まるのだ。

いえ、もちろん全員自腹です(笑)。

半世紀前、放送界の“大物”たち

2010年04月18日 | 本・新聞・雑誌・活字

立石書店。

続けて、店内を探索する。

まず、71年7月の『文芸』臨時増刊、「高橋和巳追悼特集号」を発見。

高橋和巳は、この年の5月に亡くなっている。

桑原武夫や野間宏の弔辞や、武田泰淳、堀田善衛、竹内好などの追悼文が並ぶ。

そして、本日の目玉は、平井常次郎『あどりぶ対談~テレビ・ラジオを中心に』(衣食住出版、60年)だ。

ジャスト50年前の本である。

著者の平井常次郎は、60年代から70年代にかけて朝日放送の社長(後に会長)を務めた人物。

この本は、当時の雑誌『放送朝日』に連載した対談を集めたものだ。

対談相手は、芸能人、財界人、文化人など30人。

その中に、正力松太郎(当時、日本テレビ会長)、吉田秀雄(同、電通社長)、野村秀雄(同、NHK会長)などがいた。

現役時代の彼らの“肉声”に接するようで、かなり面白い。

これは収穫でした。

100円の”お宝”たち

2010年04月18日 | 本・新聞・雑誌・活字

立石書店では、まず、店先の100円コーナーをじっくり眺める。

毎回、必ず何かを見つけられるのだ。

今日は、渡辺一夫・鈴木力衛『増補 フランス文学案内』(岩波文庫別冊、90年)と、現代日本文学大系74『中島健蔵・中野好夫・河盛好蔵・桑原武夫集』(筑摩書房、72年)を入手。

特に後者は、このメンバーが一冊にぎゅっと詰まっていることだけで“買い”だった。

72年当時、4人が60代から70代で健在だったことに何だか感激し、さらに巻末の付録で、中島健蔵についての解説文を中野重治が書いていることに、また感激してしまうのだ。

この本が100円だもんなあ(泣笑)。

早稲田へ

2010年04月18日 | 本・新聞・雑誌・活字

地下鉄で早稲田へ。

放送批評懇談会「ギャラクシー賞」報道活動部門の選考会に向かう。

いつもの会場に行く途中、いつも立ち寄るのが立石書店だ。