碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

千歳市の「柳ばし」で

2011年03月27日 | 日々雑感

札幌から戻ってきました。

JRで新千歳空港に向かう際、例によって千歳駅で途中下車。

「お食事処 柳ばし」に寄る。

柳ばしのことは、このブログにも頻出するのですが・・・

以前私は千歳科学技術大学の教員をしていて、6年間の単身赴任生活を送りました。

その間、ほとんど毎晩、夕食を食べていたのが、この「柳ばし」。

当時、息子さん2人が在学生だったことがご縁でお店にうかがい、以来ずっとお世話になりました。



お父さんこと増子仁さんと、お母さんこと悦子さんのご夫妻。そして元気な地元女子高生アルバイトさんが、元祖オープンキッチン(笑)の中できびきびと仕事をしています。

名物は絶品のメンチカツ。

それから、私が名付け親(笑)の「サルサDEチーズササミ」。これも美味い。

東京の大学に移った後も、北海道に行った時は、よく顔を出します。

あらためてご紹介しておきますね。

場所:北海道千歳市東雲町5丁目46(千歳警察署の近くです)
電話:0123-22-5951

本日、私がいただいたのは、サクラマスのフライ。


季節の魚が、お父さんによって“サクサクほっくり”に。

ごちそうさまです。

ちなみに、写真にも写っている「ご飯茶わん」は、千歳時代に、お母さんがプレゼントしてくださったもの。

側面にドラえもん(内側にはどら焼き)のイラストが入った“MYお茶碗”です。

私が毎晩お店に行っていた頃から、ずっと使わせていただいているお気に入りで、今もボトルキープならぬ、茶わんキープ(笑)。

今日もまた、暖簾をくぐってお店を出る時、お母さんが「いってらっしゃい!」と声をかけてくれました。

今週の「読んで書いた本」 2011.03.27

2011年03月27日 | 書評した本たち

福島原発、まだまだ厳しいですね。

これが何とかならないうちは、世の中全体が「さあ、復興へ向かおう!」という気分にならないわけで。

とはいえ、出来ることをしていくしかないので、個人的には可能な範囲で節電したり、コンビニなどのカウンターでは必ず募金箱に入れたりしています。


さて、今週、「読んで(書評を)書いた」のは、以下の7冊です。

福田和代 
『迎撃せよ』 角川書店

鹿島 茂 
『渋沢栄一』1・2 文藝春秋

筒井康隆 
『漂流~本から本へ』 朝日新聞出版 

高野秀行 
『世にも奇妙なマラソン大会』 本の雑誌社

テリー伊藤 
『テリー伊藤のテレビ馬鹿一代』 毎日新聞社

日経ビジネス:編 
『ソーシャル・ネット経済圏』 日経BP社

玄侑宗久 
『四季の公案』 佼成出版社



・・・・鹿島茂さんの『渋沢栄一』全2巻は、「名前を知ってはいたが、なるほどこういう人だったのか」という、納得の人物評伝。

筒井さんの『漂流~本から本へ』では、あらためて“本のチカラ”“活字のチカラ”を思う。


* 上記7冊の書評は、発売中の『週刊新潮』最新号(3月31日号)に
  掲載されています。